【元ネタ】史実、ローマ神話
【CLASS】シールダー
【マスター】
【真名】ヌマ・ポンピリウス
【性別】男性
【身長・体重】176cm・65kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久A 敏捷C 魔力B 幸運A 宝具A++
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師ではシールダーに傷をつけられない。
騎乗:C
正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせる。
自陣防御:A
味方、ないし味方の陣営を守護する際に発揮される力。
防御限界値以上のダメージ削減を発揮するが、自分はその対象には含まれない。
また、ランクが高ければ高いほど守護範囲は広がっていく。
【固有スキル】
内助の功:A+
配偶者の手助けにより、不利な状況を改善するチャンスを得る。
このスキルのランクは夫婦の仲に左右され、
A+ランクならばチャンスを確実に得る事が出来る他、
発動時は幸運のステータスに+が付与される。
鎮護の賢王:A
その無欲さゆえに人に愛され、神に選ばれたシールダーを表す特殊スキル。
自己の意思にかかわらず、周囲の人々の意思を惹きつける他、
自陣営への精神干渉や興奮状態の大幅なレジスト、
和平交渉の判定に有利な補正が与えられる。
透化:C+
清廉潔白。瞑想と哲学的思索による、精神面への干渉を無効化する精神防御。
異性や金品、魔術などによる誘惑を退けるのみならず、
敵の標的になりにくいという意味での
気配遮断を行うことができる。
【宝具】
『軍神の盾(アンキレー)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大補足:11人
ローマの繁栄を約束するとされる聖盾の写しである11の盾。
神造兵装である聖盾とは違い信仰によって編まれた人造兵装であり、「盾を守る盾」。
シールダーや任意対象に対する攻撃や不利益な効果を自動的に防御(肩代わり)する。
庇護者を守るため縦横無尽に飛び交う盾にシールダーが指示を与えることで、
その防御力を生かし敵に突進攻撃させることも可能。
複数枚の使用により対軍規模の攻撃をも防ぎうるが、盾の耐久値は著しく損耗する。
『不滅の女王、軍神の盾(ピグノラインペリー・アンキレー)』
ランク:A++ 種別:結界宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
ローマの繁栄を約束するとされる軍神マルスの聖盾。
通常時は写しである11の『軍神の盾』に紛れており、他者からの判別は困難である。
その正体は防御地点を指定するポインターであり、真名解放により聖盾を中心に
衛星軌道上から真の聖盾である一国を覆う規模の巨大な光壁を降臨させる。
聖盾が持つ“国家鎮護”の概念は、“対国家"や“対文明”といった概念を持つ一撃すらも防ぎ切る。
【解説】
ローマ建国神話の伝説に登場する、王政ローマにおける2代目の王。
哲学と瞑想を好み、思索に耽る余り年若くして白髪になったとされる。
戦争によりローマの領土を拡大した初代の王
ロムルスとは対照的に、
43年の治世中一度として戦争を起こすことなくローマを成長させた賢王。
ヌマはロムルスと共にローマを共治したティトゥス・タティウスの娘を娶るも、
彼自身は権力を望まず、妻と子供と共に森の中で質素な生活を送っていた。
しかしロムルスが嵐と雷の中に消え、生きながら神の席に祀られると、
彼はその人柄を評価されて2代目の王としてローマの民より指名された。
幾度となくこの要請を固辞したヌマであったが、軍神マルスと主神ユピテル、
そして先王ロムルスそのものであるクィリヌス神ら3神に望まれ、即位を決意した。
その後王位に就いたヌマであったが、彼は自分の意志でローマを治めることはせず、
後妻であるニンフのエゲリアの宿る泉にて逢瀬の度に政治への助言を乞うたとされる。
1年が10ヶ月の不正確なローマ歴を正す、宣戦布告権を一部の祭祀職に限定する、
職業別組合の発明により部族対立を解消する等といったヌマの業績の数々は、
「盗賊の集団」と揶揄された都市ローマを一代にして文化都市へと変貌させた。
即位前の質素ながら幸せな夫婦生活を支えた先妻は若くして亡くなったが、
即位後を支えたエゲリアとの出会いは、結果的にはヌマに幸運をもたらした。
ヌマが王位に就いてから43年後、彼は天寿を全うしてこの世を去ったが、
彼の子供達はローマの名門一族の創始者となり、その死後も彼の威光は絶えない。
【キーワード】
「ヤヌス神殿」
ヌマが建立したとされる、始まりと終わりの神ヤヌスに捧げた神殿。
神殿の扉は戦争の時には開かれ、平和な時には閉ざされる。
彼の治世の間この扉が開かれることはなかったが、彼の死と同時に扉は開かれた。
以降「ローマの平和(パックス・ロマーナ)」が訪れる迄の約650年の間、
この扉が閉じた期間はポエニ戦争終結後のわずか6年間のみであった。
「マルスの盾」
「この盾がある限り、ローマは世界の女王である」との声と共に現れた、
ローマを至高の国家として不滅であることを永遠に示す七つの象徴
『ピグノラ・インペリー』が一つである天より賜った盾、アンキレー。
エゲリアは夫ヌマに対し、この盾を守る11枚の贋作も用意すべきだと忠告し、
彼はこの盾と見分けがつかないものを11枚作らせたとされている。
最終更新:2023年11月25日 01:41