メムノーン

【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】メムノーン
【性別】男性
【身長・体重】186cm・99kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力B 耐久A+ 敏捷A 魔力C 幸運E 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:C
 二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

【固有スキル】
神性:D(C)
 暁の女神エーオースと人間ティートーノスとの間の子であるが、本人が神を嫌っているのでランクダウンしている。

勇猛:A+
 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。

女神の狂騒:A+
 その戦いぶりは不和の女神や死の女神を熱狂させ戦場に混沌を齎す。
 ランサーが自身と同格かそれ以上の強敵と戦う時、敵味方のバッドステータス耐性を大幅にダウンさせる。

魔力放出(血):C+
 宝具『暁は闇黒に没す(パープラゴネイオス・ハイマ)』によって付与されたスキル。
 血流に魔力を乗せ活性化させることで身体能力を強化する。
 魔力放出としては珍しい内向的な効果であるが、傷口から血をジェット噴射させることで(激痛と引き換えに)通常の魔力放出と遜色ない出力を得ることも可能。

【宝具】
『暁は闇黒に没す(パープラゴネイオス・ハイマ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 ランサーが死に、流れ出た夥しい血から瘴気を撒き散らす山河が作られた逸話に由来する宝具。
 かの大英雄との決闘に水を差した神々への強い怒りによりその身に流れる血は全てドス黒く染まり、神をも侵す呪毒を宿すに至った。
 通常戦闘では主にその血を結晶化させた血槍を用いるが、魔力さえ許せば血の河で戦場を覆い呪毒を充満させるなど応用次第で様々な芸当が可能。
 本来ならば血を消費すれば当たり前にHPを消耗するが、大神から与えられた一種の魔力炉心により一撃で霊核が破壊されない限りは幾ら血を失おうとも瞬く間に再生される。

【解説】
 暁の女神エーオースの子にしてエティオピアの王。

 トロイア戦争にて、自国の兵を連れトロイア側に加勢しに来たメムノーンは、槍の名手アンティロコスと戦い、槍で心臓を貫いて殺した。
 更にアンティロコスの武具を奪ったメムノーンはアカイア勢へと迫り、多くの雑兵を殺した。
 アンティロコスや他のアカイア勢の死に憤激したアキレウスはメムノーンへと迫り、戦い始めた。

 二人の戦いは、不和女神、死神を楽しませるのみならず、天上の神々の注目をも集めた。
 二人の母、テティスとエーオースの恐れは並大抵のものではなく、二神はオリュンポスに上り、ゼウスに我が子のため命乞いをした。
 ゼウスがアキレウスとメムノーンとの二人の運命を天秤にかけた所、メムノーンの皿が沈み、二人の生死は決定された。

 アキレウスはメムノーンに黒い剣を突き刺し、心臓をえぐり、メムノーンは黒い血の海に倒れた。
 エーオースは雲に隠れて嘆き、天が闇に覆われた。
 神々はメムノーンの血を集め、イーデー山の尾根にパープラゴネイオス川を作った。
 この川は毎年メムノーンが死した日が来るたびに血の色に染まり、耐え難い匂いを発するという。
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最終更新:2023年11月03日 22:48