【元ネタ】史実
【CLASS】ルーラー
【マスター】
【真名】ハンムラビ
【性別】男性
【身長・体重】190cm・100kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷B 魔力C 幸運A+ 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:A
セイバー級の対魔力を保有する。法は不可侵なり。
真名看破:C
ルーラーとして召喚されると、直接遭遇した全てのサーヴァントの真名及びステータス情報が自動的に明かされる。
ただし、隠蔽能力を持つサーヴァントに対しては発揮されない。
神明裁決:-
『天地言祝ぐ裁断の理(ケトゥ・メシャル)』を得た代償によって失われている。
【固有スキル】
目には目を歯には歯を:D
やればやり返されるという余りに高名な原初の報復律。
敵と自分の総ダメージ量に応じて、公平になるよう若干の攻撃値と防御値に変動が生じる。
本来は強力なカウンター宝具となりうるが、ルーラークラスでは自動発動スキル───ある種の呪いとなってしまっている。
戦略:A
外交や兵站など大局的に物事をとらえ、戦う前に勝利を決する力。
ルーラーは元々は大国間に挟まれた弱小国の王であった。
しかしアッシリアへ臣従しながらも徐々にその勢力を拡張していき、自己の勢力基盤を確立したルーラーは見事メソポタミア統一を成し遂げた。
星の開拓者:EX
人類史においてターニングポイントになった英雄に与えられる特殊スキル。その時代では後一歩足りない難行を人間力だけで乗り越える力。
ルーラーは自らに委ねられた神の領分である運命の決定権を、地上における不変にして基本のシステムとして確立させた。
余談だが本スキルを有するにあたり、ルーラーは本来有する「
太陽神の加護」を封じている。
これより後の人の世に神の独裁(さばき)は不要と、託された最後の裁決を彼は忘れない。
【宝具】
『天地言祝ぐ裁断の理(ケトゥ・メシャル)』
ランク:A+ 種別:対界/対民宝具 レンジ:1~200/- 最大捕捉:200人/14騎
ルーラーの敷いた「法律」という概念の具現。コード・ハンムラビ。
支配者の独裁によって運営される治世に「全ての者に適応される不変たる法」を軛として打ち込む。
宝具としての形状は円筒状の碑石。
この法典を前にルーラーが制定を宣言することで、円筒の文様が回転し、空間そのものを碑として法を刻む。
レンジ内における魔力の運用法則を改定し世界へと強要する固有結界に類似する大結界。
しかしルーラーが聖杯によって召喚、もしくは接続した場合、この宝具は聖杯戦争そのものを制定する権限と化す。
聖杯の魔力運営を支配下に置くことでルーラーは聖杯戦争参加者を自らの民と規定、法の制定はレンジを問わずステータス視認を通し即時伝えられ、令呪に等しい拘束力を獲得する。
ルーラーとしての最高特権である神明裁決の究極といえる。
【解説】
弱小の都市国家であったバビロンを拡張し、メソポタミアを統べるバビロニア帝国にした初代の王。
彼の整備したハンムラビ法典は、ウル・ナンム法典に次ぎ人類最古の記録された法律として知られる。
「目には目を、歯には歯を」(タリオの法)で有名なこの法典は、「前書き・本文・後書き」から構成されている。
前書きではハンムラビの業績が、後書きではハンムラビの願いが、本文では慣習法を成文化した282条の法律が書いてある。
ハンムラビ法典の、罪刑法定主義や、公平性、弱者救済の概念は現代に通じている。
他にも、価格を法律をもって規定する等価の概念がある。
ハンムラビ法典の碑頂部には太陽にして正義の神であるシャマシュから王権の象徴、あるいは善悪を測定する縄と棒を神授される像が刻まれている。
最終更新:2023年11月03日 22:46