ガイセリック

【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】ガイセリック
【性別】男性
【身長・体重】171cm・71kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷E 魔力C 幸運A+ 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:C
 正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせる。
 ライダーのクラスにあるまじき低さであるが、落馬の末に跛行したライダーの操縦スキルは高いとは言えない。

【固有スキル】
異端の鉄心:A
 異端とみなされた者が持つ、復讐心にも似た反骨精神。特定の勢力に対するカウンタースキル。
 ライダーの場合、聖杯の魔力に由来する絶対命令を一度だけ拒否することができる。
 このスキルは異端としての証明であるがゆえに、ライダーの属性は「混沌・悪」に固定される。

嵐の航海者:A++
 船と認識されるものを駆る才能。
 集団のリーダーとしての能力も必要となるため、軍略、カリスマの効果も兼ね備えた特殊スキル。
 一国の王でもあるライダーは後世の海賊達を凌ぐ大船団を指揮しローマ帝国を蹂躪した。

文化汚濁:EX
 ヴァンダリズムの語義と自身の伝承が融合して生じた、ライダーにも制御しえないパッシブスキル。
 攻撃したもの、あるいはライダーが一度でも不要と判断したものに汚染のバッドステータスを付与する。
 機能不全をもたらすこの汚染ステータスは一定量の魔力で除染することが可能だが、
 文化破壊の体現者とされたライダー本人が除染することはかなわない。

【宝具】
『紺碧の憧憬艦隊(アスール・フロータ・デル・アンダルシア)』
ランク:A+ 種別:対軍/対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1都市
 故郷を追われ異端とされたライダー一族の怨念による、蒼炎の津波。
 ライダーが生前・現界時に鹵獲・略奪した艦隊が出現し、青白い炎を纏った火船として艦船や目標地点に突撃する。
 接舷・上陸した火船からは火達磨となった亡者の船員が現れ、辺り一帯を自らの船同様に焦土へと変えていく。
 文化汚濁スキルと合わさり、一度発動すれば紺碧の大火が地上に残り続ける事となる。

『文明の捕食者(テロル・ヴァンダリズム)』
ランク:C 種別:対衆宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 王になる以前、そして王となった後も不倶戴天の敵に絶えず行った略奪行為の再現。
 ライダーが文化的価値を有する物体を攻撃した際、判定に成功すればその物体の所有権を獲得する。
 判定の難易度は対象の価値やライダー自身の優先度に依存するが、彼の敵意が高いほどその成功率は上昇する。
 また、鹵獲された対象は『紺碧の憧憬艦隊』に取り込まれ、造船・改修リソースとして扱われる。
 彼が掠奪を重ねるほどにその艦隊は歪となり、文明を侵すに相応しい威容を有していく。

【解説】
 ゲルマン諸部族の一派ヴァンダル族とアラン族の王。
 彼は背丈は低く若いころの落馬のせいで足を引きずっていたという。
 しかし、次第に頭角を現し、当時の地中海世界で最高の軍略家となっていった。

 彼は8万人を率いてヨーロッパからアフリカに渡り、数々の戦いに勝利し、北アフリカの主要都市カルタゴを包囲して占領した。
 ガイセリックは北アフリカにヴァンダル王国を築き、西ローマ帝国の新たな脅威となった。
 442年、ローマ帝国はアフリカ属州が征服されたことを公に認め、ヴァンダル王国を承認した。
 その後、約30年の間、ヴァンダル族は奪取した船団を派遣して地中海各地を略奪する海賊として活動した。

 ガイセリックの最も有名な業績はローマ占領と略奪である。
 455年西ローマ皇帝ウァレンティニアヌス3世が殺害され、これによって我が身に危機感を抱いたウァレンティニアヌスの妃は、ガイセリックに救援を求めた。
 これを大義名分とし、ガイセリックはウァレンティニアヌスと結んでいた平和条約を破棄し、イタリアへ上陸した。
 ローマ教皇レオ1世は使者を送って、ガイセリックに住民の虐殺や建築物の破壊をしないように求めた。
 ガイセリックがこの申し出に合意したため、ローマの城門は、ヴァンダル族の軍隊を迎えるために開かれた。
 しかし、ガイセリックに率いられたヴァンダル族は約束を反故にしてローマを略奪した。
 これによりヴァンダルの名はヨーロッパ諸国では現在も「略奪者」、「文化の破壊者」の意味で用いられることとなった。

 その後もヴァンダル王国はローマとの主要な戦争に勝利している。
 ガイセリックは88歳という高齢まで生き、477年カルタゴにて世を去る。
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最終更新:2023年11月03日 22:40