ハドリアヌス

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ハドリアヌス
【性別】男性
【身長・体重】165cm・62kg 宝具『聖都凌轢す楽欲皇圏(ヴィラ・アドリアーナ)』により最大178cm・81kgまで成長可能
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷C 魔力B 幸運A+ 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:A
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 “工房”を上回る“別荘”を形成する事が可能。

【固有スキル】
皇帝特権:EX
 本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。
 該当するスキルは多岐に渡り、ランクがA以上のため肉体面での負荷(神性など)すら獲得する。

皇帝の寵愛:A
 キャスターから特に寵愛を受けた個人に対し、自身が持つ皇帝特権を加護として分け与える。
 ただし、濫用すればその分自身の権限が弱まっていくため注意が必要。

頑健:B
 晩年は心身共に衰弱したと言われているが若い頃は頑健であり、全盛期の姿で召喚されたキャスターは本スキルを有する。
 耐久のパラメータをランクアップさせる他、対毒の効果も含まれる複合スキル。

【宝具】
『聖都凌轢す楽欲皇圏(ヴィラ・アドリアーナ)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:??? 最大捕捉:???
 宮殿、図書館、浴場、神殿、プール等様々な施設が複合した100ヘクタール(東京ドーム約20個分)にも及ぶ規模の大豪邸。
 生前、皇帝としての責務や社会の喧騒から一時逃れるため僻地に建てた別荘であるが異教の地エルサレムをローマ様式の都市アエリア・カピトリナとして復興させた逸話と合わさったことで、
 周囲の地形を掘削、整地しながらローマ領として取り込み、建造物は一旦破壊された後にローマ風に改築され更に拡大変容する宝具となった。
 本来は別の場所に建てられた、ウェヌスとローマ神殿、ハドリアヌスの長城、サンタンジェロ城等も十分な建材となる建造物と魔力さえ有れば再現可能である。

『ウェヌスとローマ神殿』
 ネロ帝の黄金劇場跡の上に建てられた、永遠なる愛の神殿。
 女神ウェヌスの権能の一端である精神操作により自軍に対しては一時的にローマ兵として限界以上の力を発揮させ、敵軍に対しては耐性の無い者達は同士討ちさせ耐性の有る者達も各ステータスをダウンさせる。

『ハドリアヌスの長城』
 ローマ帝国の国境防御壁リメスの一部として建てられた長城。
 この長城が建てられた場所は国境線として固定され、魔力の流れや物体、霊体の移動を制限する絶対防衛ラインとして機能する。

『サンタンジェロ城』
 生前に自身の霊廟として建設し死後に完成した城塞。
 太陽を象徴する戦車(チャリオット)が設置されておりキャスターかキャスターが許可した者のみ騎乗可能。
 後世、黒死病(ペスト)流行の終焉の兆しとされた逸話をも取り込んだことで悪疫や呪詛の類いを浄化する炎の戦車となった。

【解説】
 ネルウァ=アントニヌス朝の第3代目ローマ皇帝。全名をプブリウス・アエリウス・トラヤヌス・ハドリアヌス。
 もとは五賢帝トラヤヌスの側近的立ち位置の武官であったが、その能力を買われて後継者に指名される。
 皇帝となったハドリアヌスはこれまでの外征路線を取り止め、国の防衛を固めることに重点をおく政策を取った。
 ハドリアヌスの長城構築、バル・コクバの乱鎮圧など内外に功績を示し、
 彼もまた五賢帝の一人に数えられる英傑だが、巡幸を讃える碑が全くなかったり、愛人の美少年の死に悲嘆して
 彼を神格化した末に主神とする宗教を創るなどしてローマ市民の不興を買うなどする負の側面もある。
 晩年は精神的にも衰弱し、自殺未遂を繰り返すなどしたと言う。
 後継者の夭折後はすでに初老であったアントニヌスを養子に迎えて新たな後継者とし、138年に62歳で永眠。
 死後は彼と不仲であった元老院の動きによって神格化を見送り記録抹消刑に処される寸前までになったが、
 そこは後継者アントニヌスがどうにかしてくれたようであり、神格化は行われたようである。
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最終更新:2023年11月03日 22:31