【元ネタ】史実
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】魔王フリードリヒ2世
【性別】男性
【身長・体重】177cm・66kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷A 魔力A 幸運C 宝具B+
【クラス別スキル】
復讐者:B
復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
周囲からの敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情はただちにアヴェンジャーの力へと変わる。
忘却補正:B
人は多くを忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。
忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化させる。
自己回復(魔力):C
復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。
魔力を微量ながら毎ターン回復する。
【固有スキル】
先駆の見識:A+
ルネサンスを先駆けた皇帝、玉座上の最初の近代人と称された逸話がスキルとなったもの。
様々な知識系の判定にボーナスを得る他、新たに学んだ知識(流行)を元に英霊としての在り方を変化させる。
反救世主として顕現した現在は"魔王"スキルとの相乗効果により、魔王としての存在強度にさらなる増幅が見込める。
魔王:A
生前のイメージによって、後に過去の在り方を捻じ曲げられた怪物。能力・姿が変貌してしまう。
アヴェンジャーの場合、反救世主の烙印を受けた皇帝として神聖なる存在の敵対者と化し暴威を振るう。
…しかしアヴェンジャーの根底にあるのは聖性を盾に欺瞞と奸悪を弄する、偽りの信仰への義憤。魔に堕ちて尚、アヴェンジャーの神の忠実なる使徒としての矜恃は揺らぐことはない。
世界の驚異:A
あらゆる技芸・学問に卓越し、称賛と畏怖を恣にしたアヴェンジャーの才覚の発露。
皇帝特権と驥足百般の複合スキルであり、自身の存在を認識した対象への威圧感を強化する。
交渉ではこの威圧感は一転し、異教の君主さえも魅了し友誼を築くほどのカリスマ性を放つ。
【宝具】
『聖界を征く、魔皇の旅路に光あれ(ロゲリウス・フリデリクス・アナテマ)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:999人
アヴェンジャーが従える廷臣、異教徒の兵士、従者、楽団、踊り子達、私設動物園の珍獣からなる移動宮廷……という名の魔王軍。休息時は天幕に似た仮設宮殿が展開される。
本来は闘争には全くの不向きな供回りの集いだったが、反救世主の烙印を受けた要因の一つであることと魔王としての自己を確立させたことにより変貌。
廷臣らを模った悪魔の軍勢が傅き、魔獣の位階にまで引き上げられた禽獣が蠢く魔界の如き様相を呈し、アヴェンジャーの下知の元に華やか且つ凄惨なる進軍を開始。悪しき聖性を断罪すべくこの世に地獄を創造する。
また、魔性に属するユニットを麾下に加え軍勢の拡張を図ることも可能とし、軍勢の規模が拡大するに伴れ仮設宮殿も巨大化。豪奢な天幕程度から最終的には魔王が君臨するに相応しい威容を誇る機動魔都と化す。
『太陽を嗤い、摩天に至れ再誕の月(コントラリウスクリスト・ストゥポール)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
アヴェンジャーの没後、その死を信じぬ者たちに囁かれた不死伝説の数々が超深度の魔王化によって宝具へと変性した。
彼の信奉者、または強固な信頼関係にある者の肉体に憑依し、スキル・宝具の全てを継承させ復活する。
宿主の自我そのものは残り、アヴェンジャーと真に心を通わせたならば分割思考に等しい連携が可能であり、宿主が致死に陥ったならばアヴェンジャーの霊魂を身代わりに蘇生さえも行える。
真実無限に再誕する魔王を確実に消滅させるためには肉体の破壊後に脱出せんとする不可視の霊体を見極め、討滅する技能が求められる。
【解説】
神聖ローマ帝国ホーエンシュタウフェン朝第3代皇帝。
キリスト教徒とイスラム教徒が共存していたシチリア王国で育ち、宗教上の偏見と無縁であった彼は「王座上の最初の近代人」と評されるほど先進的な君主となるが、
それを異端視した教会は彼を二度に渡り破門し、反救世主(アンチ・キリスト)と呼んだ。
第6回十字軍を率いた際にはキリスト教国の君主でありながら異教徒であるイスラム王アル=カーミルと平和裡に交渉し無血で聖地エルサレムを取り戻すが、
異教徒を攻撃しなかったことを問題視した教皇グレゴリウス9世はその業績を認めず、フリードリヒに対する十字軍を組織し帝国に進撃、
フリードリヒはそれと徹底抗戦し次の次の教皇インノケンティウス4世の代まで持ち越され教皇派を追い詰めるが、趣味の鷹狩りの最中に突如病に倒れ永眠。
教皇派は「天地が喜ぶ」と安堵するが、彼の死を信じない者も多くエトナ火山或いはハルツ山中に身を隠しているなどと噂され、更にはケルンに彼の名を騙る者が現れ一時期独自の宮廷を開いていたという。
最終更新:2023年11月02日 23:20