【元ネタ】史実
【CLASS】
ランサー
【マスター】
【真名】シャカ・ズールー
【性別】男性
【身長・体重】174cm・73kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力C+ 耐久C 敏捷EX(A〜A++) 魔力D 幸運D 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の
対魔力。
【固有スキル】
神速:A
その行軍の速さ、戦場での電光石火ぶりより霊基に刻まれた技能。
戦闘を継続すればするほどに敏捷のステータスが上昇する。
精神汚染(兇):A
外敵のみならず臣民すら理不尽に殺める異常性。
マスターを含めあらゆる対象との正常な意思疎通が困難となり暴走する。
特に『慈母に殉ぜよ、蒙昧の衆愚』発動中の
ランサーは暴君の域を超えた兇気を孕む。
畏怖の規律:A
征圧した部族を自軍に取り込み、ズールー族を巨大化させた
ランサーの手腕。
屈服させたユニットを配下もろとも強制的に自軍に隷属させ、軍勢宝具などを保有している場合、『砕き抉る猛牛進軍』に吸収させる。
隷属したユニットは
ランサーの恐怖による支配により、反抗を志すことすら困難なまでに貶められる。
軍略:B-
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
ランサーは卓越した軍才を誇る一方、配下の流血を厭わない非情な采配が目立つ傾向にある。
【宝具】
『砕き抉る猛牛進軍(インポンドゼンコモ・インピ)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
ランサーの理性と合理性の象徴。巧みかつ先進的な軍事能力が宝具となったもの。
低ランクの
気配遮断スキルを持ち、遠距離攻撃を仕掛けつつ敵を包囲する若き先鋒『猛牛の角』。
シャドウサーヴァント級の戦闘能力を持ち、身動きが取れなくなった敵を粉砕する主力戦力『猛牛の胸』。
冷静さと熟練の技を持って中央を守護し、不測の事態に対応する予備部隊の老兵『猛牛の腰』。
これら三つの部隊によって構成される特殊な対軍宝具。
それぞれの部隊を単独で呼び出す事も可能だが、その真価は同時に召喚する事で発揮される。
組織だった軍隊を召喚し、それぞれがお互いの援護に回ることで巧みな連撃を仕掛け、凄まじい進軍力を発揮する。
『慈母に殉ぜよ、蒙昧の衆愚(ウ・カーングラ・アマンケンガーネ)』
ランク:B+ 種別:対人 レンジ:2 最大捕捉:1
かつて自身を虐げた部族への報復や最愛の母の弔いのために7000人を超える民を殺戮したことなどに見られる
ランサーの残虐性、あるいは狂気の結実。
『砕き抉る猛牛進軍』によって召喚される兵を"殉死"させることで形成される巨大な角にも
串刺しの杭にも似た異形の魔槍。
虐殺した民の魂から生み出される膨大な怨念を燃料とし、対象へ傷口から流し込まれる呪詛によるスリップダメージを与える。
この宝具により殺害された者の魂は槍に吸収され、苦痛のリフレインにより新たな呪詛を生む"殉死者"の一人となる。
【解説】
18世紀に南アフリカにあるズールー王国を作った初代王。
元々ズールー一族を治めていたセンザンガコナの子として生まれたが、母がランゲニ族出身という理由と第一夫人がシャカ親子を警戒した事で、部族を追放されムテトワ帝国で幼少期を過ごした。
この時、シャカは亡命先で軍に入り戦争指導者として成長。後の改革の礎を学ぶ事になる。
父と兄が亡くなり、ズールーに指導者として戻ったシャカが最初に取った行動は、幼少期に自分を虐待した者達の復讐であり、串刺しの刑などで粛清した。
ズールーでは被害を最小限にする為の儀礼的な戦争をやめ、新たに槍と盾を開発。それら装備に代表される規律だった軍事制度と雄牛の角と呼ばれる包囲突破戦術を採用し近隣部族を圧倒した。
そうして敗者には自軍に加わるよう要求し、ズールー族の兵士として訓練、同化し瞬く間に勢力を拡大させた。
母が死んだ際は国民に喪に服させる為、食料の規制や妊婦の殺害を決行。一説によると自国の民を7000人を殺した。これにより反発が高まり北方遠征の途中で異母弟達によって暗殺された。
彼の苛烈な逸話はズールーから逃げ出した部族によって過剰に修飾されているという説も存在し、今だ賛否が分かれる。
最終更新:2023年11月02日 01:34