【元ネタ】史実、サトニ・ハームスの物語
【CLASS】
キャスター
【マスター】
【真名】カエムワセト
【性別】男性
【身長・体重】174cm・60kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷B 魔力A 幸運A 宝具A+
【クラス別スキル】
陣地作成:A+
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
”神殿”を上回る”大神殿”を形成する事が可能。
また宝具『宵闇微睡む幽玄神殿(セラペウム・テンティリス)』を改修する事も可能である。
道具作成:-
道具作成スキルは、宝具『宵闇微睡む幽玄神殿(セラペウム・テンティリス)』によって失われている。
【固有スキル】
エジプト魔術:A
古代エジプトの魔術刻印を所有している。
このスキルの所有者は、
死霊魔術の判定に対してプラス補正が加えられる。
高速神言:B
呪文・魔術回路との接続をせずとも魔術を発動させられる。
大魔術であろうとも一工程(シングルアクション)で起動させられる。
現代人には発音できない神代の言葉を、トートの叡智を垣間見たキャスターは習得している。
歴史解明:A
最古のエジプト考古学者としてのスキル。
キャスターより古い時代の英霊の真名や宝具などを看破し、彼より新しい時代の英霊についてもある程度の年代、地域の推測を立てる事もできる。
特にエジプト由来の神秘ならばそれを解明し、術式に干渉することも可能。
【宝具】
『智慧湛えし光輝の天書(ジェフティ・タブレット)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
知恵の神トートが記した魔導書にして本来人の手が届かぬ神の叡智。
本と接続する事により、キャスターは超遠距離にまで効果を発揮する神霊レベルの大魔術を行使できる。
無論連発は魔力不足をもたらす危険性はあるのだが、この本自体が魔力炉としての機能を持ち、術者の魔術行使の負担を軽減させる。
『宵闇微睡む幽玄神殿(セラペウム・テンティリス)』
ランク:A+ 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:600人
生前にプタハ神殿を始め、様々な神殿の大規模改修を何度も行った事でキャスターの宝具となった物。
鍛冶神プタハが祭られている神殿を始めとしたキャスターが改修した建築物の複合神殿であり、内部には神代のマナが生成されている。
神殿内では鍛冶を司るプタハの権能を行使でき、神代のマナを豊富に使った魔術道具や武具の類などを生成できる。
また神殿内の神代の魔力を一点に集める事で特大の魔力砲を解き放つことが可能ではあるが周囲に被害が甚大であるためにキャスターは魔力砲を使用する事は滅多にないだろう。
【解説】
エジプト新王国第19王朝のファラオ、ラムセス2世の第4王子。
父の治世下でプタハ神の最高司祭を務め、
プタハ神殿の増築工事の指揮、聖牛アピスの新しい埋葬形式の作成、計5回のセド祭の布告宣誓、シャブティ(古代エジプトの副葬用の人形)の供養文の創出をしたという。
また世界最古のエジプト考古学者とも言われ、歴史的建造物、墓、寺院の調査・修復活動にて業績を残している。
カエムワセトの葬祭殿は修復活動を繰り広げたであろう古王国時代の記念物が一望できる場所から発掘され、外壁装飾等至る所に古王国時代の影響が認められた。
古王国時代の建造物を観察・調査していただけではなく独自の解釈を加え新王国時代の様式と融合させて、自分の建造物に取り入れていたのだ。
数々の功績を残したカエムワセトは、賢者、あるいは魔術師として語り継がれており、プトレマイオス朝時代以降二つの物語で主人公として登場する。
これらの物語では彼はサトニ・ハームス、あるいはセトナ・カエムワセトという名前である。
一つはトートの書を巡る物語であり、その本には二つの呪文を収録されているという。
一つは天と地、海と山、地獄にまで魔法を用いることができ、もう一つは死して地下に収められても地上での姿を保ち続けることが可能になるものだという。
サトニ・ハームスはかつてこの本を手に入れた王子ネフェルカプタハの墓から本を盗むも、報復を受け本を戻した。
もう一つはカエムワセトとその息子シ・オシリスの物語である。
不思議な力を持った子供シ・オシリスはカエムワセトを冥界に連れて行ったり、未開封の密書の内容を言い当て父を助ける。
そして最後は自分の正体を明かし両親の前から姿を消すという。
最終更新:2023年10月31日 06:11