マクシミリアン・ロベスピエール

【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】マクシミリアン・ロベスピエール
【性別】男性
【身長・体重】161cm・52kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷D 魔力D 幸運E 宝具A
【クラス別スキル】
狂化:C+ 
 魔力と幸運を除いたパラメーターをランクアップするが、 言語能力を失い、複雑な思考が出来なくなる。
 バーサーカーの場合は、『神に代わる者よ、来たれ(レ・フェットゥ・ド・レットル・シュープレム)』の効果によって
 狂化スキルの影響を受けながら正常な思考を保つ事が出来る。

【固有スキル】
混金旅団:B
 バーサーカーが施行したアマルガム法に由来する徴兵権限。
 彼の敷いた恐怖政治を要約する三つの言葉「勝利(ヴィクトワール)」「恐怖(テルール)」「美徳(ヴェルチュ)」の内「勝利」に分類される事績。
 正規兵と義勇兵の混合編成により強固な愛国心を持つ革命軍を組織した事から、バーサーカーの思想に共鳴した存在を一種の使い魔として運用出来るが、本人はあくまでも同志と認識している。
 本来は『明日を闢け、混金の愛国者達よ(アマルガム・パトリオット)』という歴とした宝具であったが、狂戦士の霊基との不一致からスキルへとスケールダウン。

革命の流血:A
 ルソーの血塗られた手。
 恐怖政治を敷き、反対派を躊躇なく粛清したバーサーカーが獲得したスキル。
 敵対者と見做した対象へのターゲティング能力・殺傷能力を高め、その破壊行為による恐怖によって魔力回復を行う。

王殺し:A
 ルイ16世を始めとした王族を処刑した事で獲得したスキル。
 王属性に対して特攻効果を付与し、敵対者のカリスマによる影響を受けない。

魔力節制:B
 自身のステータスを一時的に低下させる事で、魔力消費を抑えるスキル。
 生前の私生活は至って質素であったという。

【宝具】
『神に代わる者よ、来たれ(レ・フェットゥ・ド・レットル・シュープレム)』
ランク:B 種別:対人宝具(自身) レンジ:0 最大捕捉:1人
 バーサーカーが執行した「最高存在の祭典」に由来する宝具。
 神に代わる最高存在として「理性」を掲げた事から狂化による悪影響を遮断し、バーサーカーでありながら正常な思考を保つ。
 これにより、バーサーカーは霊基に渦巻く革命の狂熱に惑うことなく行動することが可能。
 本来は神とキリスト教社会の否定を目的とする儀式宝具であり、対象にドグマたる「理性崇拝」を啓蒙する事で限定的にだがキリスト教世界のテクスチャを剥離することすら望めたが、
 狂戦士のクラスで召喚された現在は、キリスト教的価値観に由来する干渉への耐性を発揮するに止まる。

『死よ、万民の黎明よ(グランドゥ・テルール)』
ランク:A 種別:対人・対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:50人
 恐怖政治の権化たる処刑器具、ギロチンの刃。
 夥しい人間を葬り、果てはバーサーカーの首すら断ってなお終わりなき血の雨を降らし続けた逸話の具現。
 狂戦士として召喚された事により、バーサーカーの霊基に内包される革命の狂気を媒介に五体から刃を生成し白兵戦闘を行う異形の宝具と化した。
 処刑器具である都合上、対象の罪悪の重さによって威力は増加される。
 真名解放により革命に湧く民の熱狂を霊基から限界まで引き摺り出す事で、レンジ内のあらゆる対象に断頭の豪雨が降り注ぐ。
 ターゲティングはほぼ無差別であり、身分の高い者、強力な力を誇る者が特にその対象となり易い。
 当然その中には独裁者として君臨し、驚異的な暴力を身に宿す狂戦士と化したバーサーカーも含まれる。

【解説】
 フランス革命の中心人物。
 政治党派・ジャコバン派に所属し、オーストリアやプロイセン(後のドイツ)を巻き込んだフランス革命戦争の最中、
 革命政府による新議会「国民公会」の名称を提案(この国民公会において議長席から見て右側と左側が、
 後の政治における『右翼』『左翼』の語源となった)。
 ここでジャコバン派が勝利したことによって王制が廃止され、フランスは共和国となった。
 ロベスピエールは普通選挙や人権といった近代民主主義の先駆者として政治を主導。
 しかし、ルイ16世の処刑後に対立するジロンド派の議員たちを逮捕し、
 実質的にフランスの実権を握って以降は、国内外の問題を解決すべく、
 自分の思想に反し政敵と見做した貴族や市民を次々に処刑した「恐怖政治」を敷き、約4000人もが処刑された。
 この時の恐怖政治は「Terreur(テルール)」と呼ばれ、現在の「テロ」の語源となり、彼が歴史上最初の「テロリスト」とされている。
 もっとも、政権に対する反動である近代テロリズムとは別物で、体制による反対勢力への弾圧、白色テロであると言える。
 その後、対外戦争とそれに伴う内乱を一旦は終結させたものの、上述した恐怖政治により、
 いつ自分が殺されてしまうか解らなかった議員たちによるクーデターが起こり(テルミドールの反動)、
 ロベスピエールと彼の腹心たちは逮捕され、死刑判決を受けて処刑された。
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最終更新:2023年11月01日 23:21