ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン

【元ネタ】史実、『鉄の手のゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン』
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン
【性別】男性
【身長・体重】198cm・117kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷C 魔力E 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
フェーデ:A
 場所と日時を指定した果たし状を送り、決闘を行うスキル。
 決闘はどちらかが敗北を認めるか死亡するまで続き、勝者は敗者に罰を与えることが出来る。
 しかしセイバーはそれを悪用し、言いがかりを付けて一方的に決闘を申し込み相手の財産を奪うために使用している。
 また、本来ならば決闘前に送らなければならない果たし状を決闘後に叩きつけたり、決闘と言いながら集団で襲いかかるなど、"盗賊騎士"の異名は伊達ではない。

乱戦の心得:B
 敵味方入り乱れての多人数戦闘に対する技術。
 軍団を指揮する能力ではなく、軍勢の中の一騎として奮戦するための戦闘技術。多対多、一対多の戦いにセイバーは慣れている。

蛮勇:B
 後先を省みない攻撃性。
 同ランクの勇猛効果に加え、格闘ダメージを向上させるが、
 視野が狭まり冷静さ・大局的な判断力がダウンする。

【宝具】
『剣を攫め、貪欲の鋼腕(ゲッツェンブルク・アイゼンハンド)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 戦争で失った片腕を補う鋼鉄の義手。
 剣や手綱を握れるなど、精密動作性に優れていたとされているがこの宝具の実態はそんな所にはない。
 フェーデで奪った相手の財産をこの義手に取り込み、自身のものとして扱うことが出来る。
 この場合の財産とは例えば相手が一般人ならば金品、魔術師ならば魔術資源や魔術刻印、マスターならば令呪、サーヴァントならば宝具やスキルなど。
 ただし奪った宝具の真名解放は行えず、義手を上回る神秘や携行出来ないほどのサイズを持つものは取り込めない。

『剣を鎧え、屑鉄の戯曲(レック・ミッヒ・イム・アルシュ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 ゲーテの戯曲により形作られたセイバーの英雄面。
 盗賊騎士の謗りを免れないセイバーを最優のクラスに押し上げた一因でもある。
 発動と共に「自由と正義のために戦う騎士」のロールを自身に被せることで近接ステータスの向上の他、
 高ランクの守護騎士騎士の武略心眼(真)といった正当な騎士に相応しいスキルを状況に合わせて取得可能となる。
 しかし、あくまでも正義の騎士を強制的に演じさせられているに過ぎないため、
 根っからの荒くれ者であるセイバーは通常時とのギャップにより多大なストレスに晒されるばかりか、
 『剣を攫め、貪欲の鋼腕』による略奪やフェーデ、蛮勇を封じられるため、この宝具の存在そのものを非常に嫌っている。

【解説】
 鉄腕ゲッツの異名を持つ16世紀ドイツの騎士。
 血の気が多く、ランツフート継承戦争、ドイツ農民戦争、トルコ戦争、フランス戦争など数々の戦争の参加し、その結果右腕を失っても鋼鉄の義手を付け戦い続けた。
 戦争中でない時はフェーデという決闘制度を悪用し、無辜の民から財産を強奪していたことから盗賊騎士(強盗騎士)とも呼ばれる。
 後世の詩人ゲーテの戯曲『鉄の手のゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン』では正義の騎士として英雄的に描かれているが、その実態は英雄ではなく反英雄と言えるだろう。
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最終更新:2023年11月01日 23:22