【元ネタ】アステカ神話
【CLASS】
バーサーカー
【マスター】
【真名】テスカトリポカ
【性別】男性
【身長・体重】298cm・330kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力A+ 耐久A+ 敏捷C+ 魔力A+ 幸運B 宝具EX
【クラス別スキル】
狂化:E
通常時は狂化の恩恵を受けない。
その代わり、正常な思考力を保つ。
宝具『黒陽、遍くを贄せ』によりジャガーの神獣へと変じると魔力と幸運を除くステータスが上昇し、暴走する。
【固有スキル】
煙る鏡:A
バーサーカーの失われた片足を補う黒曜石の鏡。
世界で起こる未来の出来事とその結果を写すとされる。
サーヴァントとして召喚されたことで視界に収まる範囲までに劣化しているものの、
それでも敵対者が未来に取り得る行動パターンを全て写し出す程度は造作もない。
山の心臓:A+
バーサーカーの加護、士気操作能力に加え、
動物会話、直感、怪力などのジャガーの戦士に必要なスキルが与えられる。
本来なら権能だが、サーヴァントとして召喚された事でスキルとなった。
また、『千貌の悪魔』によってジャガーの化身の姿を取る事でバーサーカー本人も加護として与えられたもの以上のランクで該当スキル群を発揮可能。
贄の獣:B
神に捧げられる際にテスカトリポカに似た若い男性を生贄に捧げた儀式に由来するスキル。
バーサーカーは対象の心臓を喰う事で記憶と知識を習得する。
サーヴァントを食せばBランク以下のスキルを一つだけランダムに習得する事が出来る。
バーサーカーは何の躊躇いもなく生贄を貪り尽くすだろう。
悪神の神核:A-
生まれながらにして悪神とある事を示すスキル。
神性を含む複合スキルであり、悪の化身と称された、バーサーカーはあらゆる悪意を吸収し自分の力の糧とする。
サーヴァントとして召喚された事でクラスダウンしているが、『黒陽、遍くを贄せ』発動中のみは本来のランクまで引き上げられる。
【宝具】
『黒陽、遍くを贄せ(ナウィ・オセロトル)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:??? 最大捕捉:1人
アステカ神話体系に存在する原初の黒き太陽にして、バーサーカーが第一の太陽として君臨したことの証左。
真名解放と共にバーサーカー自身を漆黒の擬似恒星として顕現させる。
漆黒の太陽が照り続ける限り、バーサーカーが世界の支配者だった頃の力の一端を引き出し自身の神核を最大限まで引き上げる。
その暴虐なまでの熱量と神秘は生半可な存在であればサーヴァントであろうとも相対しただけで即時消滅に追い遣る程。
しかし、真の脅威は黒陽の輝きが消失してからにある。
この宝具が外的要因によって無効化、あるいは打破された場合、突如として膨大な濁流が逆巻きバーサーカーを呑み、第一世界の民である巨人種を絶滅させたジャガーの神獣として変性させる。
その超常的なまでの個体性能もさることながら、巨人を喰い殺し尽くしたとされる牙は神秘が濃い存在ほど致命的であり、獣の躯体から放たれてる黒い瘴気に触れれば魂と肉体が強制的に分離されバーサーカーの躰へと吸収される。
その姿、暴威はまさしく一つの神話体系を終わらせた獣に相応しい。
『千貌の悪魔(ネコク・ヤオトル)』
ランク:A 種別:対人宝具(自身) レンジ:0 最大捕捉:1人
バーサーカーが持つとされる千の化身への変身能力。
悪魔ヨナルデパズトーリ、夜の王の一柱テペヨロトル、
ケツァル・コアトルを陥れた蜘蛛といった数多の化身に自在に成り代わる。
変身後の個体能力は化身によって神獣級から小動物以下までと差異はあるものの、共通して発生させた音を媒介にする死の概念によるデバフ、精神攻撃能力を持つ。
また、霊基を分割することで化身を擬似分霊として独立行動させることも可能。
『颶、神をも衰滅せん(ヨワル・エヘカトル)』
ランク:A 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:200人
ケツァル・コアトルが第二の太陽として支配していた世界を崩壊させた暴風の再臨。
彼の民を築いた文明ごと消し去り、僅かな生き残りも余さず猿へと退行させた伝承により、あらゆる文明の恩恵を風化させる対文明宝具の側面を持つ。
また、ジャガーの姿でケツァル・コアトルを追放したとされる説から『黒陽、遍くを贄せ』による獣化状態にあっても、例外的にこの宝具との併用が可能。
その場合、狂風を以て死の瘴気をより広域に撒き散らすという恐るべき対生物兵器へと変貌するだろう。
【解説】
アステカ神話における最高神の一柱。
その名は煙る鏡を意味し、夜空、夜風、北、大地、黒耀石、敵意、不和、支配、予言、誘惑、魔術、美、戦争など数多くの概念を司る。
同じく最高神の一柱であるケツアル・コアトルとはライバル関係であり、数ある創世神話の一つによると初めテスカトリポカが太陽を司り世界を支配していたが、
ケツアル・コアトルによってその座を追われた彼はジャガーに変身し住人の巨人達を皆殺しにした後にケツアル・コアトルを太陽の座から蹴り落としたという。
一方で別の創世神話ではシパクトリというワニの女神を捕らえるためケツアル・コアトルと共闘し、女神の身体から大地を創造した。テスカトリポカはその戦いで片足を無くしたとされる。
最終更新:2023年11月03日 22:44