コンホヴァル・マック・ネサ

【元ネタ】ケルト神話
【CLASS】シールダー
【マスター】
【真名】コンホヴァル・マック・ネサ
【性別】男性
【身長・体重】178cm・97kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力C 耐久A+ 敏捷C 魔力C 幸運A 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:A
 A以下の魔術は全てキャンセル。
 事実上、現代の魔術師ではシールダーに傷をつけられない。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

自陣防御:A
 味方、ないし味方の陣営を守護する際に発揮される力。
 防御限界値以上のダメージ削減を発揮するが、自分はその対象には含まれない。
 また、ランクが高ければ高いほど守護範囲は広がっていく。

【固有スキル】
千里眼:A
 視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
 父カスバド譲りのドルイドの瞳を持ち、限定的な未来視も可能。
 持ち前の頭脳も併さり、傍若無人の限りを尽くそうと統治に影響は無いほどの内政手腕を発揮する。

聖誕の加護(偽):A
 度重なる非道、不品行の数々さえ翳りと成り得ぬ王聖。
 一説にはかの救世主と生誕を同じくし、生まれながらに王である事を約束された存在であるとされる。

九日の衰弱:EX
 『クーリーの牛争い』でアルスター軍が被った病。
 命運を分ける決戦の場に於いて、自軍全体に衰弱のバッドステータスに加えて攻撃力及び防御力の大ダウンなどを受けてしまう。
 子供や女性には効かず、対象となるのは大人の男性のみだがその分効果は絶大であり、病はその名の通り九日間に渡るため発動すれば十二分に致命的となり得る。
 Aランクの対魔力を以てしても戦闘行動に支障を来すレベルであり、解呪したければ浄化に特化した宝具などが必要となるだろう。
 コナル・ケルナッハの髑髏盃によって一応の解呪はなされたものの、元凶であるシールダーは女性への狼藉を引き金に高確率で再発させる可能性がある。

【宝具】
『絶海の叫喚(オハン)』
ランク:B+ 種別:対軍(自陣)宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:100人
 4本の黄金の角と覆いを持つ豪奢な盾。アルスター18盾の第一席。
 伝説によれば英雄フェルグスの魔剣カラドボルグを三度受け止め、アルスター軍の持つ他の盾と共鳴し味方に王の危機を報せたという。
 宝具としての効果は自軍の他の盾を始めとする防具や防御型の結界に受けたダメージを分散させるものであり、
 分散の割合はある程度変更可能だが、『絶海の叫喚』の割合をゼロには出来ない。
 また、シールダーは『絢爛たる綺羅星』に収蔵された残りの18盾を並列し、単騎にして金城鉄壁の備えを敷く事が可能。
 事実上、全軍の護りを統御する正しく王に相応しい盾と言える。

『絶海の狂哭(オハン・エリン)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:300人
 『絶海の叫喚』が持つ真の力。
 またの名を『大海(ザ・オーシャン)』。『絶海の叫喚』に一定以上のダメージが蓄積している時のみ真名解放が可能。
 真名解放により受けたダメージ量に比例した規模の津波が堰を切ったように押し寄せ、敵陣を飲み込む。
 …その実、響応し荒れ狂うエリンの三大灘を完全に御する事はシールダーをもってしても不可能であり、
 その頭脳と千里眼の機能を総動員し、どうにか被害を敵陣のみに向けているのが現状である。
 『絶海の叫喚』が破壊された場合は強制的に真名解放が為され、その規模・流勢は最早シールダーの手に負えるものではない。

『絢爛たる綺羅星(テイテ・ブレック)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500人
 王都エヴァン・マハに存在する三つの館の一つ。
 シールダークラスの現界の為、三つの館の内、召喚出来るのは『絢爛たる綺羅星』のみである。
 館の内部にはアルスターに存在するありとあらゆる武具と魔力を生成する杯が収められている。
 シールダークラスの場合は宝盾と杯を引き出すことが可能。
 宝盾は自軍に分け与える事が可能であるが、本来の担い手では無い為に真名開放をする事は出来ない。
 杯は所持するだけで毎ターン魔力を回復するというもの。
 また、シールダークラスの為、剣と槍は直接攻撃に使用する事は出来ないがレンジ内に存在する自軍のダメージ補正が上昇する。

【解説】
 ケルト神話・アルスター時代(サイクル)に登場するアルスター国の王。
 異邦の国の救世主と生誕を同じくしたコンホヴァルは生まれながらに王であることを運命づけられた予言の子とされ、
 先代のアルスター王フェルグスが一年限りの期限付きで彼に王位を譲ったが、その治世があまりに完璧だったため家臣達は期限が来てもフェルグスを復位させなかった。
 一方でフェルグスほどではないが彼もまた多くの女性と関係を持ち、
 王都の名前の由来にもなった女神マハの夫から妻は王の馬より速く走れると自慢されたため、妊娠しているにも関わらず競走しなければ夫を処刑すると脅迫し競走させた。
 その結果、彼女からここ一番で国中のほぼ全ての男性が衰弱してしまう呪いを受けてしまう。
 その呪いはコノート国との戦争である『クーリーの牛争い』で発動し、呪いを免れたアルスターの勇士は17歳のクー・フーリンのみであった。
 クー・フーリンは奮闘し、やがて呪いも解けるとコンホヴァルも軍を率いて参戦しコノート側に付いたフェルグスと対峙する。
 魔剣カラドボルグを三度も防がれ挑発されたフェルグスは全霊の一撃を叩き込もうとするも、コンホヴァルの息子コルマクに止められる。
 しかしその後、コノートの戦士によるスリングの弾を頭蓋に受け、即死は免れたものの弾は残り続け、もし弾が動けば死ぬと医者に忠告される。
 そして数年後、異邦の国の救世主が磔刑に処されたとの報せを聞いた彼は武装決起したが、その拍子に弾が動き死に至り、
 救世主と同じ時代を生きた彼はまるでその後を追うかのように生涯を終えたという。
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最終更新:2023年10月31日 21:26