ホスロー1世

【元ネタ】史実
【CLASS】ルーラー
【マスター】
【真名】ホスロー1世
【性別】男性
【身長・体重】175cm・60kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力C 耐久A+ 敏捷D 魔力B 幸運A 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:A
 『不滅に至る賢哲の王』により、絶対的な統治者としてルーラーはセイバー級の対魔力を保有する。

真名看破:B+
 ルーラーとして召喚されると、直接遭遇した全てのサーヴァントの真名及びステータス情報が自動的に明かされる。
 『遍く示し記す万象』により、周囲の情報を無造作に記録出来る為、
 隠密能力を持つサーヴァントに対しても、情報が残っていれば看破可能。

神明裁決:A 
 ルーラーとしての最高特権。
 聖杯戦争に参加した全サーヴァントに二回令呪を行使することができる。
 他のサーヴァント用の令呪を転用することは不可。

【固有スキル】
不滅の霊魂:A
 ササン朝全盛期を築き上げたルーラーに贈られた称号がスキルとなった物。
 同時に為政スキルの亜種スキルでもあり、煽動、話術、交渉術と言ったスキルを内包する。
 更にルーラーが『不滅に至る賢哲の王』により、『哲人王』の概念を自らに下ろしている場合、不滅の概念をルーラーに付与する。
 不滅の概念を付与されたルーラーは本来ならば消滅必至のダメージを受けても、耐え、現界し続けるだろう。

信仰の加護:A
 一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。
 加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。
 あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。

諸王の王:B
 国内に不和を齎す邪教を廃し、敵国の軍を退け、文化を繁栄させたルーラーが持つ王権。
 その身から溢れる王の中の王としての威光は敵軍の全ステータスを低下させ、
 低下させた能力値分、自軍の全ステータスを向上させる。

【宝具】
『遍く示し記す万象(アヴェスター)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:無制限 最大捕捉:1人
 起きた出来事の他に、この世に存在するあらゆる知識を自動的に収集していく。
 また、言葉にならない感情や、本人も気付いていない感情をも言葉として記録する事を可能とする。
 収集した情報は『不滅に至る賢哲の王』によって引き出すことが出来る。

『不滅に至る賢哲の王(アヌーシールワーン)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 生前様々な文化を取り入れ独特の文化を築き、多くの知識人たちを自国に招き入れ学問を発展させた功績。
 そしてルーラーが送られた『哲人王』の異名から生まれた宝具。
 『遍く示し記す万象』に収められた数々の情報から魔力を消費する事で任意の情報を取り出し、ルーラーに付与する事が出来る。
 そしてこれらとは別に人々の思い描いた『哲人王』の概念を一時的ながらルーラーに下ろす事が可能である。
 その時ルーラーは全き形の統治者へと変質する。

【解説】
 ササン朝ペルシア帝国の第21代君主(シャーハーン・シャー)。
 彼の尊称としてはアノーシャグ=ルワーン(不滅の霊魂を持つ者)という物があり、「公正なる名君の模範」ともされた。
 その48年にわたる治世は、ササン朝の全盛期と言われた。

 531年に即位した彼は荒廃していたササン朝再建の為、土地台帳作成による徴税の整備・強化、大々的な大運河の建設・修復を行った。
 また交通路や都市を整備し、東西交通の要衝にあったササン朝に交易による繁栄をもたらした。

 宗教面においては社会混乱を抑えるため新興宗教マズダグ教を厳しく弾圧し根絶した。
 当人はササン朝の国教でもあるゾロアスターの教徒であり、彼のもとでそれまで口承により伝えられていたアヴェスターは書籍化された。
 末端にも聖火の拝礼を奨めるなど神殿組織の再編を試みたという。

 対外面においては彼は長らくササン朝を苦しめていたエフタルをトルコ系遊牧民である突厥と同盟を結び、滅ぼした。
 またビザンツ帝国が地中海制圧に勢力を注いでいる間に圧力をかけ、和議を成立させた。

 そして彼は文化面でも功績を残している。
 様々な国から書物、文芸品などを多く取り入れ東西文化を融合させた独特のペルシア文化を築き、
 ビザンツ帝国から流出したギリシア知識人を保護したり、イラン南西部のジュンディーシャープールへの研究所の設置を行った。
 ホスロー1世はギリシアの難民たちから「(プラトンの言う)哲人王」の異名を贈られた。
 更に彼の治世において多くの優れた工芸品が世界各国に輸出され多くの影響を与えた。
 またギリシア、ペルシア、インド、アルメニアの学問がササン朝で統合され、その結果医学が顕著に発展したという。
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最終更新:2023年11月02日 12:37