【元ネタ】中国神話
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】共工
【性別】男性
【身長・体重】186cm・77kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力B+ 耐久B 敏捷B 魔力A 幸運D 宝具EX
【クラス別スキル】
復讐者:B+
復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
周囲からの敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情は直ちにアヴェンジャーの力へと変化する。
洪水を引き起こす悪神の側面を包括したアヴェンジャーは自然秩序を乱す度に周囲から負の感情を集めやすくなる。
忘却補正:B
人は多くを忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。
忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化させる。
自己回復(魔力):B(A+)
復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。
魔力を微量ながら毎ターン回復する。
『共工怒触不周山』発動中は龍神の外殻を纏う事からその回復量を大幅に上昇する。
【固有スキル】
朱色の滂沱:B
後世に悪神として昇華されたアヴェンジャーのスキル。
『共工怒触不周山』によって荒廃した土地に凶獣達が地上へと湧き出てくる。
湧き出す魑魅魍魎の類は幻想種に属し、本能の赴くまま無辜の人々を貪ってゆく。
無辜の怪物:EX
本人の意思や姿とは関係なく、風評によって真相をねじ曲げられたものの深度を指す。
共工とは治水を得意とする氏族の名称であり、またその首領を指す名称でもあったが、後世も含めた風評により悪神として統合された。
結果、サーヴァントとして呼び出される共工は竜種の力を振るう魔人と化している。
水天の徒(罪):A+
水正部落の首領であるアヴェンジャーは本来大洪水を鎮める治水の英雄であり、その功績は神にも等しい三皇の一人とする説もある程。
自陣営全体を水の脅威から守り、同時に水を慰撫する。
しかし、生前から流布されていた風説により洪水の凶神として捻じ曲げられたアヴェンジャーは攻撃的なスキルとして使用する。
『共工怒触不周山(わがみ、てんちをくらう)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:900人
アヴェンジャーが怒りにまかせて暴れ回り、不周山を破壊した結果天を支える柱が折れ、地を繋ぎ止める綱が千切れたという逸話が宝具となったもの。
仙術サイバネティクス技術により構成された自身の龍神体の限定復元。
自然環境に干渉しある種の空想具現化に近しいプロセスにより神為的に大災害を引き起こし、一つの世界ないし文明を呑み込むほどの莫大な量の水を貯蓄し、複数の治水ユニットにより制御、兵器転用する"仙略環境改変兵器"にして"仙略超質量兵器"。
規格外の魔力放出(厄災)と流体制御を機能として内蔵する。
魔力消費の点から現実的ではないが、理論上は地上を洗い流す超質量の洪水、轟雷を伴う超大型積乱雲(スーパーセル)による焼却、龍脈に強制接続しプレートを歪曲させ破滅的な巨大震災を発生させる...などといった超規模の自然干渉も可能。
本来であれば、世界を繋ぎ止める"聖槍"を破壊し、星に張り付いた"織物"をも引き裂く事をも可能とする、天地の理を紊す対界宝具であるが、抑止力の影響下ではそうした機能は発揮できない。
【解説】
古代中国における人面蛇身の水神。悪神でもあり、四罪のひとりにあげられている。
祝融の子ともされる神であるが、反乱によって天下を乱すのみならず、
天柱である不周山を破壊して世界を崩壊させかけたと言う。
しかし、反乱を起こした時期は女媧の時代とも顓頊の時代とも、はたまた堯・舜の時代だともされ、判然としない。
争った相手も資料によって異なり、母である火神・祝融と争ったとするものもある。
一方で、共工は古代中国の氏族名であり、水正部落の首領の称号でもあったともいう。
彼らは治水技術に長け、それが転じて農業にも力を発揮。
幾度かの失敗はありつつも、後世水神として崇められる程の技術力を身につける。
しかし顓頊と盟主の座を争った折に、共工が天を怒らせたという噂を流された事で声望を失ったという。
最終的に共工は自らが天を怒らせていない事を示すために撞山で自殺。
この逸話が後世、悪神・共工の反乱という伝説に昇華されたという。
最終更新:2023年09月13日 21:37