【元ネタ】ニーベルンゲンの歌
【CLASS】
ランサー
【マスター】
【真名】
ブリュンヒルド
【性別】女性
【身長・体重】172cm・59kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力B++ 耐久A 敏捷B 魔力C 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。
【固有スキル】
触れずの花:A
男性に対しての攻撃値を上昇させるスキル。
同名の戦乙女は対象への愛が深くなればなるほど絶大な力を現す性質を有するが、
彼女とは逆にランサーは自身の絶大な力に耐えうる・匹敵する者しか愛するに値しないと定めている。
ランサーは生前自らに求婚してきた男たちに力比べを挑み、敗北した者たちを容赦なく屠ってきた。
白鳥礼装(偽):B
戦乙女が纏う、北欧の大神
オーディンの加護を宿す白鳥の衣……の模造品。
女神として振る舞うランサーのために仕立てられた一品であり、大神の加護こそ無いものの、ランサー自身の神気を帯びることで機動性能は本物に並び、高速飛行を可能とする。
ただし、ランサーの神性が低下するに従い機動性能も落ちていく。
投擲:A
持ち上げられる範囲の物体を弾丸として放つ能力。
ランサーは槍投げ、岩投げでの勝負で幾人もの求婚者たちに勝利してきた。
…時には盾を投げつける事もある。
【宝具】
『交わらぬひとりの生(
ブリュンヒルデ・ソリチュード)』
ランク:A 種別:対人宝具(自身) レンジ:0 最大捕捉:1人
ランサーがある大英雄に屈服するまで有していた武勇、その秘密。
この宝具は常時発動しており、ランサーにAランクの神性を付与し、全ステータスを神霊サーヴァント級にまで引き上げている。
但しこの宝具はランサーの精神と密接に繋がっており、ランサーの精神が揺さぶられるほどに神性は低下し、ステータスもダウンしていく。
そしてランサーの精神が敗北を認めた瞬間にこの宝具は失われ、筋力、耐久、敏捷ステータスはEランクにまで低下する。
生前のランサーは人間を北欧の戦乙女に近づけようとした存在であり、女神のように振る舞い続けるという条件付きで絶大な力を得ていた。
しかし姿を偽ったある男に敗北を認めた事でその力を失ってしまった。
『その武勇を示せ、我を求む者よ(イーセンシュタイン・デュエルフェルト)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2~10 最大捕捉:1人
ランサーが自らへの求婚者たちに力比べを課してきた逸話からの宝具。
一対一により行われる三競技を目的とする領域を作り上げるという、固有結界に匹敵する大魔術。
まずランサーが三つの競技の内容を提示する。
それに対し対象がランサーに挑戦する意思を示し、ランサーがそれを認める事を条件として発動する。
ランサーと挑戦者は提示された三つの競技による三番勝負を行う。
ランサーが勝利した場合はその場で挑戦者は死亡し、ランサーが敗北した場合は宝具『交わらぬひとりの生』を失う事になる。
領域外からの干渉はできず、一度発動すれば決着が付くまで出ることは出来ない。
領域内にランサーとランサーが挑戦者と認識した者以外は入る事は許されず、ランサーが領域内にその存在を認識すると強制的に外部へ転移させられる。
ただしランサーが認識出来ない存在であれば領域に入りこむ事が可能となる弱点がある。
…隠された効果として勝負に敗北したランサーがその敗北に納得しなかった場合、第四の競技が行われる。
その競技の内容は暗闇の中での格闘戦であり、それにランサーが敗北すると納得の有無に関わらず『交わらぬひとりの生』を失う。
【Weapon】
『無銘・重槍』
ランサーが愛用する槍。
宝具ではないもののランサーの大力に耐えうる槍であり、家臣が三人がかりでようやく運べたという逸話を持つ。
『無銘・重盾』
ランサーが愛用する盾。
こちらも宝具ではないもののランサーの大力に耐えうる強度と重量を持ち、時にランサーはこれを守りではなく攻めに使いもする。
【解説】
イースラントという国の女王。
美貌と大力を兼ね備えた女傑であり、使う槍や盾は家臣が三人がかりでようやく運べる代物であったという。
自身の定めた三つの力比べ、槍投げ、岩投げ、幅跳びで求婚者が勝たねばその妻にならず、求婚者が負ければ殺してしまう冷酷さを持っていた。
ブルグント王国のグンター王はジークフリートを自身の臣下という名目で連れ求婚に向かってきた。
姿を消し12人力の力を与える効果を持つ隠れ蓑を使用したジークフリートの助力を借り、グンター王は競技に挑戦した。
途中ブリュンヒルドの投げる槍がグンター王の持つ盾を貫き、グンター王を支えていたジークフリートごと吹き飛ばす出来事もあったが最終的に勝利し、
ブリュンヒルドを妻に迎え入れる事になった。
しかし初夜にてグンター王を縛り上げブリュンヒルドは性交を拒否。
理由はグンター王の臣下だと思っているジークフリートがグンター王の妹
クリームヒルトと婚約した事にあるという。
王女であるクリームヒルトが家臣の妻となる事は王女としての資格を失う事に見え、それを疑問に感じていたのだ。
ジークフリートは再び隠れ蓑を使用し、暗闇の中でグンター王の振りをし、ブリュンヒルドと格闘、彼女を屈服させた。
その後ブリュンヒルドはクリームヒルトとの口論の中、以前寝室にてブリュンヒルドを屈服させたのはジークフリートである事を知る。
屈辱の涙を流すブリュンヒルトにブルグント族の戦士
ハーゲンは同意を取り、ジークフリート殺害を果たす。
ジークフリートの死後はニーベルンゲンの歌ではほとんど出番はないが、グンター王がフン族の国に向かう際は穏やかに見送っている。
最終更新:2023年09月13日 20:59