トリヴィクラマセーナ

【元ネタ】ヴェータラ・パンチャヴィンシャティカ(屍鬼二十五話)
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】トリヴィクラマセーナ
【性別】男性
【身長・体重】181cm・69kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷C 魔力C 幸運A 宝具EX
【クラス別スキル】
対魔力:B+
 「屍鬼二十五話」を語った者は罪障から逃れられるとされ、セイバーはその効果を抗魔の術として扱う。
 セイバーが 「屍鬼二十五話」を語っている間、A以下の魔術は全て相殺される。
 事実上、現代の魔術師ではセイバーに傷をつけられない。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
王者の見識:A
 物事の本質や隠された真実を読み解く洞察力。
 見聞きした情報から瞬時に筋道を立てる高速思考に加え、相手から真実を引き出す会話術に長けている。
 屍鬼ヴェータラとの問答を制し、転輪聖王と謳われたセイバーが持つ、相手の言動を御する能力を示す。

転輪のカリスマ:A
 大軍団を指揮する天性の才能。
 転輪聖王とは武力ではなく法(ダルマ)による統治を行う古代インド思想に於ける理想の王であり、攻勢より守勢に特化している。

神々の寵愛:A
 インドの神々からの寵愛を示すスキル。様々な効果を齎す。
 とりわけ、シヴァ神からの加護は手厚い。
 これにより、セイバーはシヴァ神の宝剣である『吉祥者の恵賜』を十全に扱える。

屍鬼二十五話:A
 ヴェータラ・パンチャヴィンシャティカ。
 生前、屍鬼ヴェータラがセイバーに語り問答を繰り広げた物語。
 転輪聖王としてのセイバーが語るそれは一節一節が魔に属するモノ達を弱らせる聖句となり、鬼神レベルの大化生すら調伏することが可能。

【宝具】
『吉祥者の恵賜(アパラージタ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 セイバーが生前にシヴァ神から賜った宝剣。
 アパラージタの名は無能勝、即ち破壊不能の意味を持ち、その名を冠する剣もまた不壊の性質を有する。
 しかし、この宝具の本質は担い手に無能勝の概念を付与することにあり、
 セイバーはこの剣を帯びている間は物理攻撃、概念攻撃、次元間攻撃のダメージを
 自身のHP数値分だけ削減し、精神干渉すら退ける対粛正防御効果を獲得する。

『帰滅の空隙なりし転輪(アパラージタ・チャクラヴァルティン)』
ランク:EX 種別:対粛正宝具 レンジ:1~70 最大捕捉:800人
 セイバーがシヴァ神から賜った宝剣の力で全地を平らげ、転輪聖王の地位についた逸話に由来する宝具。
 アパラージタの真名解放によって自身に付与された対粛正防御を転用した結界を展開する。
 結界は剣を中心として大輪状に拡がり、効果範囲内ではセイバーに向けられた武装や魔術による攻撃性
 及び陣地や地形の持つ効果等を無効化し、強制的にセイバーによって平定された支配圏を作り上げる。
 対粛正防御の効果は結界そのものにも作用し、外部からの干渉も防ぎ切るが、
 大輪という形状の都合上、結界の中心となる剣を持つセイバーは結界を展開している間は対粛正防御効果の対象外となる。

【解説】
 インドの説話集「ヴェータラ・パンチャヴィンシャティカ(屍鬼二十五話)」に登場する名高い王。
 屍鬼二十五話は死体に取りついたヴェータラがトリヴィクラマセーナ王に聞かせる25の不思議な物語から成り、
 各話の最後にヴェータラが問答を仕掛け、王がそれに見事に答えるという形式を持つ。
 問答が24回も繰り返されたころ、ヴェータラは王の智慧と忍耐に感心し、
 修行僧が王を殺そうとしていることを教え、王はヴェータラの言葉に従って修行僧を返り討ちにした。
 修行僧が死んだことで全地上の帝王の位を王が受け取ることになり、ヴェータラは願いを一つ叶えることを申し立てる。
 それに対して王は「ヴェータラと自分の24話に及ぶやり取りと結末の1話が有名になること」を願い、
 ヴェータラは「一連の物語はヴェータラ・パンチャヴィンシャティカと言う名で有名になり尊ばれる」と告げて去っていった。
 そこにシヴァが神々と共に現れて王を祝福し、ヴィディヤーダラ族の転輪聖王の地位、そしてアパラージタ(無敵)という剣を与えた。
 その後、王は剣の力で全地を平らげて転輪聖王の位につき、ついにはシヴァ神と合一した。
+ タグ編集
  • タグ:
  • 実験産
  • セイバー
  • 伝承
  • インド
最終更新:2024年09月08日 19:57