【元ネタ】史実
【CLASS】
キャスター
【マスター】
【真名】ヨハネス・グーテンベルク
【性別】男性
【身長・体重】182cm・70kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷D 魔力B 幸運C 宝具?
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として自らに有利な陣地を作り上げる。
書物を製造する"印刷所"を作成可能。
道具作成:B
魔力を帯びた器具を作成できる。
印刷機や金属を加工する道具などが製作可能。
【固有スキル】
商才:D
巧みな話術で商談を有利に進める。
しかし生前には共同事業者から訴訟を起こされ、発明品の印刷機と活字、印刷済みの『聖書』などを押収されその技術を奪われることとなった。
キャスターは印刷物に自身の名と印刷した日付を入れていなかったのもあり、印刷技術の発明者は誰なのか長年混乱があったという。
文化の開拓者:EX
人類史において文化的なターニングポイントとなった人物に与えられるスキル。
キャスターは印刷技術を確立した事で『聖書』などの書物の
大量生産に成功した。
この事は後にルネサンス、宗教改革、啓蒙時代、科学革命に繋がり、人類文明に多大な影響を与えたことで当スキルを獲得した。
大量生産(書):A+
キャスターの発明が導いた今日に至るまでの世界の姿。
元となる原本が存在する書物・文書であれば印刷という形で数限りなく量産できる。
原本に記された文章・情報はもちろん、魔導書における呪文などの効果も内包した神秘こそ分散してしまうものの、再現することが可能。
帳尻を合わせる為に素材こそ消費されているものの、印刷によってもたらされる恩恵に比すれば微々たるものである。
魔本の支配者:EX
多様な印刷物を取り扱う
キャスターの在り方を示すスキル。
キャスターは正規の魔術師ではなく魔術の素養も無いが、聖書に由来する秘跡や魔導書に記された呪文など、
印刷された書物自体が有する神秘によって魔術を行使することが出来る。
【宝具】
『啓蒙の揺籃(グーテンベルク・インキュナブラ)』
ランク:E~A++ 種別:対民宝具 レンジ:不明 最大捕捉:不明
それまで限られた人々の間でしか読まれていなかった『聖書』を
キャスターの印刷技術によって量産し、その信仰を世界的なものへと押し上げた功績が昇華された宝具。
真名解放により無数の紙片が飛び交う大結界を形成し、対象の英霊または魔術基盤の一部情報を紙片にコピーすることで対象の知名度補正を最大まで上昇させる。
これにより、その土地では無名に等しい英霊や魔術でも本来備えるポテンシャルを十全に発揮することが可能となり、
ポテンシャルにもよるがトップサーヴァントとも渡り合うほどの性能を発揮し得る。
なおコピーされる情報は表面的かつ最低限のものであるため神秘の秘匿にも配慮されている。
民衆達を啓蒙し、神秘への信仰を普遍のものとする、「世界信仰拡大」───対民宝具。
【Weapon】
『黒鍵』
聖堂教会の
代行者達が使用する、霊的干渉力に重きを置いた悪魔祓いの護符の一種。
聖書の頁を展開し、魔力を通すことで刀身が精製される。
キャスター自身は聖職者ではないものの、活版印刷技術による聖書の普及によって
聖堂教会の魔術基盤である『神の教え』を遍く広めた功績により、この礼装を精製することが赦されている。
ただし、『黒鍵』は
代行者にとっても扱いが難しく愛用者の少ない武装であるため、
戦闘の逸話を持たない
キャスター自身が精製した武装を使用することは困難を極める。
【解説】
マインツの金属加工職人。 活版印刷技術の発明者として、広く知られている。
彼の生い立ちは謎に満ちているが、上流階級の商人の子であるという説が最も有力である。
1450年ごろ、鋳造活字を使った印刷機を考案してマインツで印刷所を開業。
初めて旧約・新約聖書を活版印刷術を利用して印刷し、
その聖書は「グーテンベルクの聖書」として知られ、 この聖書は美麗で技術的にも高品質だと賞賛されている。
金属活字を使った印刷術を発明したことで印刷革命が始まり、
それが一般に中世で最も重要な出来事の1つとされ、活版印刷はルネサンス、宗教改革、啓蒙時代、科学革命の発展に寄与した。
印刷技術は羅針盤、火薬とともに「ルネサンス三大発明」の一つにあげられる。
マインツが司教同士の対立に巻き込まれ、アドルフ2世大司教に従う軍勢の略奪によってグーテンベルクは自宅と印刷所を失った。
一度は全てを失ったと思われたが、印刷術考案の功績を讃えてアドルフ2世大司教の宮廷に従者として召し抱えられる栄誉を得た。
その三年後、グーテンベルクはひっそりとこの世を去った。
最終更新:2023年09月12日 21:11