【元ネタ】ローマ建国神話
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】ロムス
【性別】男性
【身長・体重】185cm・73kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷A 魔力C 幸運D 宝具A+
【クラス別スキル】
復讐者:A
復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
周囲からの敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情はただちにアヴェンジャーの力へと変わる。
忘却補正:A
人は多くを忘れる生き物だが、
復讐者は決して忘れない。
忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化させる。
自己回復(魔力):C
復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。
魔力を微量ながら毎ターン回復する。
【固有スキル】
神性:B
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
アヴェンジャーは軍神マルスの息子である。
神祖ならざる者:EX
アヴェンジャーは国家レモラの祖、王には成れなかった。
現界した側面によってはあり得たかもしれないレモラの可能性を見せる能力となっていたかもしれないが、
此度の召喚においてローマの対存在、文明を喰らう存在へと成り果てた。
人類文明に由来する存在に対し与えるダメージ値を増大、また受けるダメージ値を削減する。
天性の肉体:C
生まれながらに、生物として完全な肉体を持つ。
一時的に筋力のパラメーターをランクアップさせることが可能となる。
更に、鍛えなくても筋肉ムキムキな上、どれだけカロリーを摂取しても体型が変わらない。
…その姿は兄に瓜二つ。
返撃百頭:A
ギリシャ神話の大英雄
ヘラクレスの壮絶な戦いを全て見守っていた軍神マルス(アレス)によって伝えられた戦闘情報、
或いは、「
ヘラクレスを父とする」というアヴェンジャーにまつわる伝承。
それらを基にアヴェンジャーが兄たる
ロムルスとの戦いを想定し調整、編み出した戦闘方法。
敵対者の攻撃を
見切り、それらを迎撃するカウンターの為のスキル。
【宝具】
『すべては父祖の槍に帰する(マグナ・ウォルイッセ・マグヌム)』
ランク:A+ 種別:対文明宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:900人
ローマの神祖
ロムルスと父を同じくするアヴェンジャーが担う、軍神マルスの神威の槍。
アヴェンジャー自らの神性に起因する神代回帰の一種であり、軍神マルスおよびアレスがかつて有していた
原始命題を励起させ、槍の周囲に存在する文明を吸い上げ、自らの資源として徴収する。
この宝具により文明に由来する建造物や発明を強制的に引か剥がされた空間は、
さながら大樹の洞の如き様相を呈する。虚空兵器レモリア。
『憤怒は神祖へと通ずる(リース・リーテム・パリト)』
ランク:A- 種別:対人宝具(自身) レンジ:1~30 最大捕捉:1人
都市の境界線を跨いだ事で神祖の怒りを買い死に至った逸話が昇華したもの。
古代ローマに於ける都市の境目は一種の聖域であり、それを跨いだアヴェンジャーは世界を隔絶している結界すらも侵入、撤退する事が出来る。
この宝具を持つアヴェンジャーは一種の空間跳躍が可能であるが生前の死因であるため発動する度に霊基が軋んでしまう。
【解説】
ローマ建国神話に登場する王政ローマを建国した初代王
ロムルスの双子の弟。
トロイアの英雄であるアエネアスの子・アスカニウスが建設した都市国家、アルバ・ロンガの王家の出身。
祖父王であるヌミトルが弟のアムリウスに追放され、ヌミトルの息子は殺害される。
そして娘であるシルウィアは婚姻や姦通を禁じられているウェスタの巫女にされる。
しかし軍神マルス(あるいは
ヘラクレス)に見初められ、 双子の子どもを授かる。これが
ロムルスとロムスである。
アムリウスの命により、シルウィアは投獄され、
ロムルスとロムスはティベリス川に流される。
双子が流された日ティベリス川は水量を増しており、岸近くのよどみに双子の入ったかごは置かれた。
かごは流されず、水が引くとイチジクの木のあった岸にあげられた。
双子は雌オオカミの乳を飲み、キツツキの運ぶ食料を食べて生き延びた。
そして通りかかった羊飼いのファウストゥルスに拾われる事になる。
ファウストゥルスの養子として
ロムルスとロムスと名付けられた2人は逞しく成長し、 牧夫達の中心的存在となった。
ある日ヌミトルとアムリウスの諍いに巻き込まれ、自分たちの出生を知ることになる。
兄弟は羊飼い等を纏め上げ挙兵し、激しい戦いの末アムリウスを討伐することに成功する。
アルバ・ロンガの王位にはヌミトルを就かせ、投獄されていた実母のシルウィアを解放した。
そして兄弟は野心を持ち新たな国家の建設を目論んだ。
この計画をヌミトルも支援し、アルバの人々の一部や仲間の牧夫たちを連れて二人は自分たちの育ったパラティヌスへ向かった。
ここでロムスと
ロムルスの間で争いがおこった。ロムスは首都の場所としてアウェンティヌスを望み、
ロムルスはパラティヌスを主張した。
また国の名前をレモラとするかローマとするかの名祖を巡り、更にはどちらが王になるかでも対立が生じた。
争いは鳥占いで決することとなり、ロムスはアウェンティヌスで、
ロムルスはパラティヌスで鳥を待った。
ロムルスはロムスを欺き、自分がすでに鳥を見つけたと伝えこちらへ呼ぶようアウェンティヌスに使いを送った。
しかしこの報告を聞く前にロムスは瑞兆とされていた6羽のハゲタカを見つけた。
その後ロムスがパラティヌスへ赴いたときになって
ロムルスは12羽のハゲタカを見つけ、見つけた時間か数かでやはり争いとなる。
そして鳥占いののち
ロムルスがパラティヌスに城壁を築き始めたところ、これをロムスが嘲り飛び越え挑発を行う。
都市の境界は聖域とされており、これをまたぐことは重大な冒涜と考えられていた。
ロムルスは激怒し決闘にまで発展し、
ロムルスは最愛の弟を手に掛けることとなった。
18歳で死んだロムスはアウェンティヌスに埋葬され、その場所は「レモリア」と呼ばれたという。
最終更新:2023年09月12日 21:12