トナティウ

【元ネタ】アステカ神話
【CLASS】ルーラー
【マスター】
【真名】トナティウ
【性別】男性
【身長・体重】189cm・95kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷B 魔力A 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:A
 魔術への耐性。Aランク以下の魔術を完全に無効化する。
 事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。
 ルーラークラスであることと、霊基に宿る神性によって高ランクの対魔力を有する。

陣地作成:A
 本来はキャスターのクラススキル。
 アステカの太陽神であるルーラーを祀る"祭壇"を形成する。

【固有スキル】
霊基侵食:A++
 英雄が無辜の人々により別の英雄もしくは神の化身として認知された事で獲得する霊基を蝕んでゆく霊基侵食スキル。
 元々この霊基はスペインの征服者ペドロ・デ・アルバラードの物であったが、彼がアステカ人に対して行った苛烈な征服行為により、
 彼等が崇拝する太陽神"トナティウ"の化身として認知された事でその霊基は大きく変異してしまった。
 このランクであれば元の人格など喪失してしまい、性別、容姿こそアルバラード本人のものであるが、
 ステータス、スキル、宝具などは完全にトナティウのものに塗り替えられてしまった。

神性:C
 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
 ペドロ・デ・アルバラードの霊基を侵食しての召喚の為、通常時はこのランクに収まる。

生贄のカリスマ:A
 ルーラーの持つ生命体を扇動するカリスマ。
 『闘争』を沸騰させると同時に『流血』への忌避感を凍結させる攻撃的なカリスマ。
 戦士たちを寿ぎ、贄を受け入れる、ルーラーの民への愛の在り方でもある。

鮮血の太陽:A-
 神々が流した血液がルーラーの原動力となり太陽として活動し続けた事に由来するスキル。
 ルーラーの周囲で流れた血液は全てルーラーの肉体に吸収される。
 血液を原動力とするルーラーが啜った血液は全て魔力に自動変換され身体能力の向上を起こす。
 また吸収した血液を解析する事で元々の血液の保持者が持つ技能を一時的に習得する。
 だが元々の霊基はペドロ・デ・アルバラードの物であるために、
 彼が持つ異教に対する恐怖心によって時折ファンブルなどが発生してしまうデメリットが存在する。

太陽への転身:EX
 ルーラーは炎の中に飛び込み、太陽となった。
 その逸話がスキルとなった物であり、効果としては一回だけ発動可能な蘇生権限。
 そして蘇生後一定時間の間ルーラーの霊基はサーヴァントの枠組みの中でだが、太陽神の物へと近づく。
 低下していた神性は向上し、鮮血の太陽でのファンブルの発生を抑え、ステータスの向上などが起きる。
 なお一度蘇生した後この権限は多大な魔力と時間をかければ再生可能ではある。

【宝具】
『第五の太陽(フィフスサン・テオティワカン)』
ランク:B 種別:対界宝具 レンジ:0~999 最大捕捉:999人
 本来の読みは『ナウイ・オリン』。
 現在の世界である『第五の太陽の時代ナウイ・オリン』の主宰神としての力。
 万物を自身の定めた摂理に従わせるという力だが、ルーラーの場合は主に贄を捧げなくてはならないというルール。
 それに従わせるという効果として顕現している。
 魔力か血かそれとも別の価値ある物か、とにかく何かしらをルーラーに捧げなくてはならず、
 それを怠ればダメージのようなペナルティが発生する。
 そのような摂理が世を支配する。

【解説】
 アステカ神話の世界観における現在の五番目の世界たる第五の太陽「ナウイ・オリン」を主宰する太陽神。
 みすぼらしい神だったナナワツィンが自ら炎に飛び込み太陽たるトナティウとなった経緯を持つ。

 トナティウは体は赤く塗られ、髪は金色であれば鷲の羽根飾りで彩られもし、太陽を象徴する輝く円盤を備えた姿で示される。
 また好戦的戦神の側面もあり、かつてアステカの民は捕虜を生け贄として捧げていた。
 それゆえにアステカの民を虐殺したコンキスタドール・アルバラードを、アステカの民は戦争を好むトナティウの名で呼んだという。

 五番目の世界で世界がまだ闇のなかにあった時、テオティワカンに神々は集まり太陽創造のためにふたりの神を生贄にする事にした。
 ひとりは裕福で高慢なテクシステカトル、もうひとりがみすぼらしいナナワツィンだった。
 四日間の儀式においてテクシステカトルは鳥の羽根、宝石、黄金を使い、ナナワツィンは草や彼自身の血を使った。
 そして炎の中に身を投じる段において、テクシステカトルは四度ためらった。
 ナナワツィンは炎に飛びこみ、太陽に変身して東の空に出現した。
 臆病さを恥じテクシステカトルもその後に飛びこみ第二の太陽に変身し、神々はウサギを投げつけ月にした。
 太陽と月は空にあって動こうとせず、神々は自らを生贄として捧げ風神エエカトルが風を吹くことで太陽は動きだし、月も続き動きだした。
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最終更新:2023年09月12日 21:12