【元ネタ】史実、『パーパクの息子アルダシールの行伝』
【CLASS】
アーチャー
【マスター】
【真名】アルダシール1世
【性別】男性
【身長・体重】180cm・70kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力A 幸運A 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師ではアーチャーに傷をつけられない。
善神アフラ・マズダより王権の証たる光輪を授かった事によりランクが大きく向上している。
単独行動:B
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。
【固有スキル】
魔力放出(水):B
武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。
アーチャーの場合、迸る水が魔力となって使用武器に宿る。
単純に攻撃に使う以外にも水の膜による防御や、マンスラ・スプンタスキルとの組み合わせによる浄化の水流など、
他の魔力放出と比べ火力こそ譲るもののその分応用力、持続力に長けている。
なお、宝具『白光熔輪』との組み合わせによる水蒸気爆発を引き起こすことも可能であり、これによって火力の低さを補うことも出来る。
アーチャーが水の女神アナーヒターの神殿で高位神官を務めていた事によるスキル。
諸王の王:B
アーチャーはペルシャ地域の王の称号を意味するシャーハーン・シャーである事からこのスキルを有する。
その身から溢れる王の中の王としての威光は敵軍の全ステータスを低下させ、
低下させた能力値分、自軍の全ステータスを向上させる。
マンスラ・スプンタ:B
神聖なる聖言。
ゾロアスターの神官が操るとされる白魔術の一種。
唱える事で強化、回復、解呪などが使用可能。
アーチャーはアナーヒターの神官を務めた事でこのスキルを有する。
竜殺し(諜報):B
竜殺しスキルの亜種。
竜種に対する攻撃力、防御力の大幅向上に加え、同ランクの諜報スキルの効果を発揮する。
竜を殺した逸話そのもののスキル化であり、アーチャーは変装により竜に近づいた。
【宝具】
『白光熔輪(アータル・クワルナフ)』
ランク:A+ 種別:対人宝具/対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:300人
アーチャーが伝説において同伴させていた光輪、そして竜を殺した熔銅が合わさり宝具となった物。
超高温を宿した液体金属の光輪であり、形状は変幻自在。
攻撃範囲も凝縮した対人規模から拡散した対軍規模への調節可能。
また自動で敵対者の攻撃からアーチャーの身を守る機能すら持つ万能宝具。
真名解放によりただでさえ超高温の光輪は瞬間的に摂氏数万度にまで達し、竜種をも屠ったというそれは万物を熔断するだろう。
【解説】
ササン朝ペルシアの創始者。
パルティアの属国ペルシスの王の子として生まれ、かつてのイラン文化の復興を目指し、
アレキサンダー大王によってアケメネス朝ペルシアが滅ぼされた後のペルシア人による国家を求めた王。
アナーヒター神殿の高位神官であったアルダシールは君主となり、父同様に勢力を拡大させた。
そしてホルミズダガンの戦いでパルティア王を下し王国の首都クテシフォンを陥落させた。
その後パルティアの属国も次々制圧していき、ペルシアを中心した唯一にして最高位のオリエントの支配者として
諸王の王(シャーハーン・シャー)を名乗り、ササン朝ペルシア帝国を創建した。
西方の領土拡大ではローマ帝国と対立し、それ以上は領土を広げられなかったが、
東方・北方では成功を収め、多くの州をササン朝の支配下に置いた。
ササン朝は国家システムにおいて宗教的な側面および祭祀階級が強いとされる。
アルダシールは王にして神官でもあり、アフラ・マズダより王権象徴の光輪を渡される姿を描いたレリーフも残されている。
光輪はゾロアスター教において神の神秘的な力の概念であり、投影された人は力を得るとされる。
パハラヴィー語書『パーパクの息子アルダシールの行伝』では、光輪を同伴した英雄と描写される。
また商人に変装して竜に近づき、食事のときに熔銅を呑ませて竜退治をしたという。
最終更新:2023年09月12日 18:59