【元ネタ】三国志演義
【CLASS】
キャスター
【マスター】
【真名】華佗元化
【性別】男性
【身長・体重】163cm・55kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力D 耐久B 敏捷C 魔力A 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
霊媒医師としての"施術院"の形成が可能。
道具作成:A
魔力を帯びた器具を作成できる。
漢方薬や鍼灸といった東洋医術特有の医療道具を作成出来る。
服用するだけで全身麻酔と同等の効果を発揮する麻沸散も調合出来る他、宝具と組み合わさることで擬似的・限定的ながらも死者の蘇生すら可能とする。
【固有スキル】
五禽戯:A
キャスターは虎・鹿・熊・猿・鳥の五種の獣の動きを取り入れた導引術の発明者とされる。
呼吸法と体操法により体内の気(エネルギー)を自在にコントロールすることで心身へのバッドステータスを無効化する。
これを極めた
キャスターは不老長寿を体現しており、老獪さと若々しさを併せ持つ。
本来は戦闘向きのスキルではないが、
人体理解スキルと組み合わさることで戦闘にも応用可能。
人体理解:A+++
精密機械としての人体を正確に把握していることを示す。
治癒系のスキルや魔術の行使にプラス補正。
相手の急所をきわめて正確に狙うことが可能となり、攻撃時のダメージにプラス補正が加えられ、被攻撃時には被ダメージを減少させる。
キャスターにとっては知識であると同時に肉体が覚え込んだ勘の集大成でもある。
コレクター:C
より品質の良いアイテムを取得する才能。
キャスターの場合は人体の一部、臓器を手に入れる幸運を持つ。
このスキルは基本的に所持者にしか効果がないため、マスターに恩恵はない。
【宝具】
『血肉相連・魂魄操刀(ちにく、わがてがあやどる)』
ランク:A 種別:対人/対霊宝具 レンジ:1 最大捕捉:被術者による
───血肉、我が手が操る。
「神医」と称されし伝説的な医師である
キャスターの医療技術の集大成。
なお、宝具名にある「魂魄」とは所謂第二要素ではなく、タオニズムに於ける精神を支える『魂』と肉体を支える『魄』...人間に備わる霊体的な要素を指す。
民間伝承に於いて、元々は不美人の小心者であったという貂蟬の頭を傾国の美女・西施のものと挿げ替え、その肝を死をも恐れぬ侠客・荊軻のものと入れ替えたという伝説から。
人体構造の完璧な理解と魔術的な観点...即ち魔術回路や小源(オド)などの深い知識、そして神域の手術の腕を持つ
キャスターは東洋医学と霊媒医学の合わせ技により、人体という小宇宙(ミクロコスモス)に思うがままに手を加えられる。
より根源的な生体・霊体構造に手を加える事で、あらゆる拒絶反応を無視して人体と霊体を自由自在に切り、繋ぎ、治す。
素体となる生命体に他の優れた人体、霊体などを継ぎ目なく継ぎ接ぎ、臓器移植による七情の強化...つまりは臓器と感情は対応しているとされる東洋医学思想に基づく精神改造、魔術回路や魔術属性も後天的に増設、変化させ、一部の血族にしか適応しない神秘すら容易く他者に移植する。
唯一、第二要素...魂への干渉のみは不可能であるが、それと被術者の限界を除けば
キャスターに出来ぬ手術は存在しない。
無論、これらの絶大な効果は魔術的な解析を含む入念な術前診断と術前計画、霊薬投与などの術前管理と術前処置あってのものであり、効果が大きい術式ほど、
キャスターに掛かる負担と時間も比例して大きくなる。
【解説】
中国後漢末期の薬学・鍼灸に非凡な才能を持つ伝説的な医師。当時としては非常に珍しく
外科手術にも秀でていた。
麻酔や屠蘇の他に、
五禽戯と呼ばれる体操健康法を発明したとされ、民衆から「神医」と呼ばれた。
その評判を聴いた曹操の典医となり、持病であった頭痛や目眩の治療に当たっていた。
しかし、華佗は自分が士大夫として待遇されず、医者としてしか見られないことを残念に思っていた。
そこで、医書を取りに行くといって故郷に帰りそのまま二度と曹操の下に戻って来ようとはしなかった。
これに怒った曹操は華佗を投獄し、拷問の末に殺してしまった。
最終更新:2023年09月12日 19:01