【元ネタ】史実
【CLASS】
セイバー
【マスター】
【真名】山田朝右衛門吉利
【性別】男性
【身長・体重】178cm・71kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力B 耐久D 敏捷B 魔力E 幸運B 宝具C+
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
【固有スキル】
刀剣審美:A
芸術審美に似て非なるスキル。
武装に対する理解。宝具ではなく通常武器を一目見ただけで、どのように戦うべきかを把握する。
Aランク以上の場合、刀剣以外の武装についても把握可能。
味方に対しては的確な助言として働き、敵に対しては弱点を見抜く事になる。
様物:A
ためしもの。試斬り、試剣術とも。
刀剣の利鈍、性能を測るための技法。
セイバーは手にした武器に具わった威力を自由自在に引き出してみせる。
山田丸:B
人間の脳髄、肝臓、胆嚢などといった臓器から精製される秘薬。
服用することでサーヴァントであれば高純度の魔力リソースとなり、マスターであれば魔術回路を賦活化させる。
倫理的な問題から明治政府によって禁止されたものであり、セイバーは処刑した罪人からこの秘薬を精製する。
処刑人:A
悪を以て悪を断つ、究極の裁断行為。
属性、悪に対するダメージが向上する。
また、そのサーヴァントの行為が悪と見なされた場合も対象となる。
【宝具】
『戊午大獄・涅槃斬(ぼごたいごく・ねはんぎり)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
斬首刑に処す罪人の数だけ蝋燭を灯し、刑を執行する毎に火が消えていった逸話に由来する宝具。
宝具『小竜景光』が赫灼と燃え上がり、一撃で罪人の首を断つ。
処刑人スキルにより相手が裁かれるべき悪と見なされれば防御力や
戦闘続行、擬似的な不死や蘇生を齎すスキル効果を無視しその命の灯火を消し去る。
更に宝具に由来する不死や蘇生であってもCランク以下であれば無視出来る。
【Weapon】
『小竜景光』
鎌倉時代の刀工、備前長船景光により作られた名刀。
名の由来はハバキ元に小振りの倶利伽羅龍の彫り物があることから。
かの
楠木正成の佩刀であったとも。
【解説】
江戸時代に公儀御様御用(こうぎおためしごよう)という刀剣の試し斬り役兼処刑人を務めていた山田家の7代目当主。
旧名は後藤五三郎で山田家に養子入りして改名した。
吉利は据物斬り以外にも刀剣鑑定に優れ、公儀御用のほかに御三家御用、公儀腰物拝見役を拝命した。
歴代の山田浅右衛門は刀の試し斬りを行った事から刀剣鑑定も行っていたのだが、
これは異例の抜擢で吉利は家譜に「先祖に先例なき特典なり」と割り注を入れ、
吉利はこれに伴う扶持米を「先祖より浪人の分にて」として辞退している。
吉利は山田家伝来の名刀「備前長船景光」通称は小竜景光を宮内省に献上し、これは国宝とされ明治天皇の佩刀となる。
1869年、吉利は家を長男の浅雄に譲り、隠居して麹町平河町八丁目清水谷上の隠宅へ移った。
その後政府は山田家家伝の製薬の「山田丸」など、人間の肝臓や脳味噌などを材料とした薬の販売を禁止した。
吉利は隠居のままに一家を新たに興し、販売禁止の製薬「山田丸」のみを吉利の家へと分け、山田家本家から「山田丸」を分離させた。
山田浅右衛門の家では、首を斬る者が何人か聞くと人数分だけ蝋燭を上げて出役し、
一つ首を落とすとその蝋燭の火がひとつ消え、全ての蝋燭が消えると御役目が済んだと言ったという。
最終更新:2023年09月12日 18:53