【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】
アーチャー
【マスター】
【真名】アリスタイオス
【性別】男性
【身長・体重】177cm・72kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力B+ 耐久B 敏捷C 魔力A 幸運B+ 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術に対する抵抗力。
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。
単独行動:A+
マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。
各地を放浪した事からアーチャーは高ランクの単独行動を有する。
【固有スキル】
陣地作成:A
本来ならば魔術師クラスが持つスキル。
アーチャーは神々の祀る大神殿を造る事が可能。
宝具『感佩たる天恵の慈風』発動条件に必要不可欠であるため三騎士でありながら例外的にこのスキルを有している。
蜜神の神核:B+
太陽神アポロンの子であり、疫病を鎮め、養蜂やオリーブの栽培といった技術を授けたアーチャーは
民草から天空神ゼウス・太陽神アポロンと並んで信仰されたため、例外的に神核を有している。
また、ゼウスの異名である「メイリキオス(蜜のような)」はアーチャーに関連しているともされている。
生まれながらの完全な神ではなく、また文化英雄としての霊基で現界しているため、
此度の召喚ではB+ランクまでに留まる。
弓人の血脈:A
父に遠矢の神アポロン、母に狩人キュレネを持ち、自らの子も後に狩人へと成長したアーチャーの血統を示すスキル。
自身もまた弓を携えており、アポロンの祝福と賢者ケイローンによる指導を受けた彼の技量は天下一。
神授の智慧:B+
文化英雄としての様々な智慧。
英雄独自のものを除く、ほぼ全てのスキルにB~Aランクの習熟度を発揮できる。
また、非戦闘用のスキルであれば他者にスキルを授けることも可能。
【宝具】
『甘露なる蜜蜂(ハイモス・ブゴニア)』
ランク:A 種別:対人/対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
アーチャーが作成した養蜂技術の結晶。
巣箱内部は一種の虚数空間で構成されており無数の蜜蜂を格納出来る。
この巣箱から召喚される蜂は通常の蜜蜂は勿論の事、中には幻想種に分類される巨大な蜂すらも召喚可能である。
この召喚された蜜蜂たちは蜜集め、外敵を駆除する戦闘行為、主であるアーチャーに情報を提供するための偵察活動などその活動は多岐に渡る。
またこの蜂達は集めた情報を元に更新し進化するアップデート機能が搭載されており更新される度に蜂達の戦闘力は向上して行く。
アーチャーすらも理由は分からないが何故か情報を更新する度に蜜蜂たちの見た目は機械生命体の様になるんだとか。
『感佩たる天恵の慈風(エテーシアイ・メイリキオス)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:島全体
ケオス島に於いて天狼星シリウスの熱害を取り除いた逸話に由来する宝具。
神々を祀る神殿を築きそこで供物を捧げることで発動する事が出来る。
宝具発動時にはレンジ内にあらゆる疫病を癒し自動回復効果を含む貿易風を最大40ターン吹かせる事が出来る。
秩序を破壊し自然の驚異の具現化である暴風とは違い此方は民の幸福を願い文明を繁栄させる季節風である。
【Weapon】
『蒼穹の矢(ポイボス)』
遠矢の神、父神アポロンから授かった矢。
弓に番え、引き絞れば引き絞るほどにその飛距離を伸ばす。
限界を超えて引き絞れば、その弓の性能では本来届かない遠方までの長距離射撃を可能とする。
【解説】
太陽神アポロンとラピテース族の王の娘であり狩人キュレネの息子。
名のアリスタイオスは「最も優れた、最も有用な」という意味を持つ。
養蜂の技術を初め多くの技術を人々に伝えた文化英雄で神としての崇拝も受ける。
誕生したアリスタイオスは出産後にヘルメスの手によってガイアなどの神々から祝福を受け不死の神になるであろうと予言を受ける。
更にアリスタイオスはニュムペーたちからチーズの製法や蜜蜂の飼育、オリーブの栽培方法を学び、ケイローンの弟子として彼に師事を受け、ムーサイからは医術と預言を会得した。
成長したアリスタイオスはテッサリア地方で羊飼いとして過ごしアウトノエーなる人物と結婚し後に狩人の英雄であるアクタイオンとデュオニュッソスの乳母を務めるマクリスを儲ける事となる。
そんなある時にアリスタイオスは父神アポロンから神託を受け、ケオス島に赴けば現地民から尊敬と栄光を受ける事になると告げられる。
さっそくケオス島に出掛けたアリスタイオスは狼星シリウスが酷暑をもたらしそれが原因で疫病に苦しむ住民を目撃する。
その理由を調査したところ、イーカリオスを暗殺した罪人を島民が匿っているためであった。
アリスタイオスは山中に祭壇を築かせ、天空神ゼウスに生贄を捧げて罪人たちを処刑した。
するとゼウスはこれに応えてエテーシアイの風の神に命じ40日間涼しい風を送ったので疫病もやんだ。
こうした出来事からアリスタイオスは島民から尊敬を得てのだという。
ケオス島を去ったアリスタイオスはテムペーの地に移住した時、彼が飼っていたミツバチ達が病気になり死んでしまった。
途方に暮れたアリスタイオスは母キュレネに相談するとプローテウスが事情を知っているから捕縛して話を聞いてきなさいと助言を受ける。
アリスタイオスはプローテウスを見つけ格闘の末にプローテウスを打ち負かす。
するとプローテウスはミツバチが病気の原因を語る。
それは以前アリスタイオスがエウリュディケーに恋慕していたがエウリュディケーには
オルフェウスなる人物と結婚したばかりであった。
それでも諦めきれないアリスタイオスは彼女を追い回した果てに蛇を踏んでしまい噛まれて死んでしまった。
この一件からエウリュディケーの仲間のドリアス達に恨まれてる事となりそれが原因でミツバチは病気になったのだという。
原因を知ったアリスタイオスはドリュアス達の怒りを鎮めるための生贄を捧げて、9日後にはエウリュディケー達を慰めるために生贄を捧げた。
そうすると生贄に捧げた牛の死骸から蜜蜂が飛び立った。新しい蜜蜂たちを飼育する方法を伝えたことでアリスタイオスはゼウスとして崇拝された。
多くの放浪の果てにアリスタイオスは息子アクタイオンの死を聞いて悲しんでいたがある時にダイダロスと出会いサルディニアの土地の開発に従事し、更には遠方の島々を訪れ、シチリアではオリーブの栽培を伝えた。
彼は最後にトラーキアを訪れデュソニューソスの秘儀に参加した。
ハイモス山の近くにアリスタイオン市を創設したがふとした拍子にハイモス山の上で消えるように姿を眩ませたのだという。
最終更新:2024年12月10日 07:18