【元ネタ】『捜神記』、『太平広記』
【CLASS】
ライダー
【マスター】
【真名】蚕馬
【性別】女性
【身長・体重】155cm・??kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B+ 魔力C 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
騎乗:EX
あらゆる乗騎を乗りこなす。
しかし、馬の耳と尻尾が生えた文字通りの人馬一体状態(?)であるため、ライダーはこれ以上の騎乗を必要としない。
【固有スキル】
千里疾走:B
妖馬の皮と融合したことによって体得したスキル。長時間・長距離移動を可能とする無尽蔵の体力を有する。
また、敏捷パラメーターの一時的な急上昇、全力疾走時の耐久及び筋力パラメーターの上昇、といった効果を発揮できる。
野獣の論理:C
獣に変化したための戦闘思考。
搦め手は使えないが、迅速に目的を達成するための思考速度が高速化する。
動物会話:C
妖馬の皮と融合したことによって体得したスキル。
言葉を持たない動物との意思疎通が可能。
動物側の頭が良くなる訳ではないので、あまり複雑なニュアンスは伝わらない。
それでもライダーの精神構造が動物に近くなったせいか、不思議と意気投合してしまう。
神性:C
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
一説によれば道教の最高神の一柱である太上老君の仙嬪となって天上で末永く暮らしたとされる他、
日本の東北地方で信仰された蚕の神である「おしらさま」の起源ともされる。
【宝具】
『仙嬪蚕女(せんひんさんじょ)』
ランク:B 種別:対人(自身)宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
殺された妖馬の皮と融合したライダーが蚕に変身し、絹糸を吐き出した伝説が宝具となったもの。
真名解放により、蚕の頭を模した仮面を被り翅の生えた姿へと変身する。
この姿のライダーは口や手足から絹糸を出す能力を備えており、美術的、魔術的価値もさることながら物理的強度も一級品であり、
銃弾をも防ぎ、敵対者の拘束、妖馬としての膂力と合わさることによる自身の数倍の重量物の牽引や逆に自身を牽引させることによる三次元的な高速機動などを可能とする。
【解説】
中国の伝説の1つで、馬の皮と融合した少女が蚕に変身してこの世に絹をもたらしたとされる伝説。蚕女・馬頭娘とも呼ばれる。
日本の「おしらさま」伝説のモデルになったともされる。
昔、ある家の父親が戦争に駆り出され、家には娘と雄馬だけが残された。
娘は父親恋しさの余り、雄馬に冗談半分で「もし、御父様を連れて帰ってきてくれたら、
あなたのお嫁さんになるわ」と言ったところ、雄馬はすぐさま父親を連れて家に戻ってきた。
ところが雄馬の様子がおかしいので父親が娘に事情を問いただすと、娘が一部始終を
打ち明け、これを知った父親は激怒して弩で雄馬を射殺して皮を剥いで晒しものにした。
その後、娘が雄馬の皮の側で戯れていると、馬の皮が不意に飛び上がって娘に巻き付いて
家から飛び出していった。数日後、娘が発見された時には娘は馬の皮と一つになって
大木の枝の間で蚕に変身して糸を吐いていた。
最終更新:2025年02月18日 12:07