【元ネタ】『出エジプト記』など
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】ヤンネ&ヤンブレ
【性別】男性
【身長・体重】179cm・65kg(ヤンネ) 175cm・63kg(ヤンブレ)
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力A+ 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
復讐者:A
復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
周囲からの敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情はただちにアヴェンジャーらの力へと変わる。
忘却補正:B
人は多くを忘れる生き物だが、
復讐者は決して忘れない。
忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーらの攻撃はクリティカル効果を強化させる。
自己回復(魔力):A
復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。
微量ながらも魔力が毎ターン回復する。
【固有スキル】
異邦の頽廃者:A
絶対的な唯一神、それに追従する
預言者、民を救うべく遣わされた救済者と敵対した者が持つ悪の異邦人を示すスキル。
タルムード、聖書、カバラなどのユダヤ教の文献によってその在り方が歪められたアヴェンジャーらは悪の魔術師として属性は「混沌・悪」に固定される。
また世に救済を齎す者が倒すべき悪としてアヴェンジャーらには破滅因子が内包されており水、特に海水の近場では大きく力を落してしまう。
更に
エジプト魔術、
高速神言、
陣地作成、
道具作成との複合スキルでもある。
コンビネーション(魔術):A
特定の相手と共闘する際に、どれだけ戦闘力が向上するかを表すスキル。
アヴェンジャーらが共闘する場合、魔術の効力が増し宝具『神ならぬ者の業』の成功率を大幅に高める。
魔神の加護:A
「ベリアルに育てられた」「風の悪魔に助けを求めた」などの伝承から得た加護。
神に対する敵対者としての神性特攻効果、本来
エジプト魔術の範囲外の魔神が持つ知識の習得、風を操るなどの多彩な効果を発揮する。
但しこのスキルを持つ者は神性を持つ存在から受けるダメージを増幅するデメリットを背負う。
【宝具】
『神ならぬ者の業(アンスロポス・テクネー)』
ランク:B 種別:対神秘宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
かの預言者が見せた「杖が蛇になる」「ナイル川の水を血に変える」「蛙を放つ」といった印、災い。
それらをアヴェンジャーらが再現してみせた逸話が昇華された宝具。
その効果はランクB以下相当の神秘を魔術により再現するもの。
ランクA以上の神秘についても再現を試みる事は可能だが、全き形での再現には至らない。
アヴェンジャーらが対象の神秘を見る事で解析し、再現の為の術式を組み立て、そして放つ過程を通る。
神秘を見れば見るほどに手札を増やしていく事の出来る宝具だが、
元の神秘よりもこの宝具で再現した神秘に要する魔力コストは大きくなり、強大な物になればなるほど連発は難しくなる。
【解説】
『出エジプト記』にてファラオに仕え、
モーセとアロンに抵抗した二人の魔術師。
伝説ではヤンネ(騒ぐ)とヤンブレ(泡の癒し手)という名前が伝えられている。JannesとJambres。
新約聖書『テモテへの第二の手紙』にもその名は出てきており、
「ヤンネとヤンブレがモーセに逆らったように、彼らも真理に逆らっている」という文言が出ている。
モーセが杖を投げれば蛇に転じたが、二人は魔術により同じことをして見せた。
(ただし
モーセが投げた蛇により、二人の出した蛇は食われた)
そしてエジプトに十の災いが降りかかった時、第一の「ナイル川の水が血に変わる」災いをも再現した。
第二の「蛙を放つ」災いも再現したが、第三の「ぶよを放つ」が再現できなかったという。
また第六の「腫れ物を生じさせる」の時には二人も苦しんだ。
2世紀後半の哲学者ニメニオス曰く、二人はエジプトの聖なる書記官で、魔術において彼らより秀でているものはいなかった。
ダマスカス・ドキュメントに曰く、ヤンネとその兄弟をベリアルは策略を持って育てた。
旧約偽典『
ソロモンの聖約』においては風を操る片翼の悪魔「アベゼティブゥ」に助けを求めたとされ、
アベゼティブゥは
モーセと敵対したという。
最終更新:2023年11月03日 15:50