【元ネタ】『古事記』『日本書紀』『丹後風土記残缺』等
【CLASS】
バーサーカー
【マスター】
【真名】日子坐王
【性別】男性
【身長・体重】182cm・70kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷B 魔力B 幸運C 宝具B++
【クラス別スキル】
狂化:EX
理性と引き換えに身体能力を強化するスキル。
バーサーカーの場合、理性は失われておらず正常な会話も可能だが、此度の召喚では征服者の側面が強調されており、
秩序の維持を優先事項とし、秩序を乱すもの全てを化外と看做し斬り捨てる無慈悲な戦闘装置として稼働する。
そのため、実質的に敵対者との会話は不可能と言える。
【固有スキル】
血原鏖殺:A
対神秘への特攻効果、敵を攻撃すればするほど攻撃力が向上する効果を併せ持つ。
但し引き換えに防御力が下がっていく。
卜占(石):C
神道に由来する占術スキル。
路傍の石を使って占うことで、一度発見したことのある敵対者の潜伏先を看破する。
川守の楯:B
敵対者の侵入を防ぐ楯を召喚するスキル。
水辺であればその強度は更に上昇する。
騎乗:B+
騎乗の才能。
大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種は乗りこなすことができない。
ただし、船舶に乗ることで倍加のボーナスを得る。
【宝具】
『苦悶・土蜘蛛変異(くもん・つちぐもへんい)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1000人
対象を一時的に鬼種へと変える宝具。
バーサーカーが討伐してきた土蜘蛛…人ならざる者へと変異したまつろわぬ民達に由来する。
現在のバーサーカーは敵対者=土蜘蛛という認識をし積極的にこの宝具を使用する。
『禍祓・衝立船戸神(まがつはらい・つきたつふなどのかみ)』
ランク:B++ 種別:結界/対魔宝具 レンジ:1〜5 最大捕捉:1人
大土蜘蛛・玖賀耳之御笠を追討する途上で川から流れてきた神の舟。
船戸神とは神産み神話で黄泉津大神と化したイザナミから逃げるイザナギが、
足止めするために投げつけた杖から化生した岐の神であり、魔性、厄災の侵入を阻む斥力場を発生させる力を持つ。
しかし、バーサーカーとして召喚された彼はこの守護の力を攻撃に転じ、
魔性に向かって突撃し斥力場で押し潰す攻性防壁として運用する。
水辺であれば更に防御力・攻撃力は増すが、空中であっても問題なく航行する事が可能。
【解説】
『古事記』『日本書紀』等に伝わる古代日本の皇族。崇神天皇の弟。ひこいますのおう。
『古事記』崇神天皇段に曰く、天皇の命によって旦波国に遣わされ、玖賀耳之御笠(くがみみのみかさ)という土蜘蛛を討ったという。
『丹後風土記残缺(たんごふどきざんけつ)』に収められた伝説では、
崇神天皇の時、青葉山中にて玖賀耳之御笠、匹女(ひきめ)を首領とする土蜘蛛が人民を苦しめた為、日子坐王が勅命を受け討ったという。
青葉山から土蜘蛛らを追いやった日子坐王は、蟻道郷の千原に来てここで匹女を殺した。
戦いであたり一面が血の原となったのでここを血原と呼ぶようになったいう。
玖賀耳之御笠は川を越えて逃げた所、日子坐王の軍勢は楯を並べ川を守った。
これが楯原(蓼原)川守(河守)の地名の起こりだという。
玖賀耳之御笠は由良川を下流へ敗走し、このとき一艘の舟が川を下ってきたので、日子坐王は舟に乗り由良港へ来たがここで見失った。
そこで石を拾って占ったところ、与謝の大山(大江山)へ逃げ込んだことがわかった。
そこを石占(石浦)といい、舟は楯原に祀った。これが船戸神であるという。
最終更新:2024年01月25日 05:41