【元ネタ】史実、「マルティン・モニスの偉業」
【CLASS】
セイバー
【マスター】
【真名】マルティン・モニス
【性別】男性
【身長・体重】210cm・160kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷B 魔力E 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
殿の矜持:C
防衛戦などで有用な効果を発揮する。
敵陣への侵入経路である門をその身を呈して死守したとされる。
殉教者の魂:C
精神面への干渉を無効化する精神防御。
リスボンの攻囲戦でその身を犠牲にして友軍を勝利に導き、殉教者として讃えられたことからこのスキルを有する。
騎士の武略:D+
力において及ばずとも、戦いの流れを把握し、相手のミスを誘発する戦闘法。
自己強化ではなく相手の判定ミスを誘うスキル。一瞬の勝機に賭ける冷静な観察力。
セイバーの場合は建造物、結界などの侵入経路を見出す事が出来る。
献身の覚悟(奮戦):A
大義のためその身を捧げる精神性。
セイバーが勝利への闘志を抱き続ける限り、
戦況が自軍の優勢に傾くまでの耐久値や生存率にプラス補正がかかる。
――戦闘終了後の生還は保証されない。
【宝具】
『血路を開け、我が五体(ポータ・ド・モニス)』
ランク:B- 種別:対陣宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
閉じようとしている敵の城の門に自身の肉体を捩じ込み、味方をその門から攻め込ませた逸話の具現。
この逸話により、
セイバーの肉体は小規模ながらも"境界を超えるもの"としての概念を宿すに至った。
これによって
セイバーはあらゆる陣地への侵入が可能となる他、己が肉体を陣地の内と外の橋渡しに用いて味方を引き入れることも可能。
しかし、本来超えられない境界を人の身で超える負荷は重く、使用する度に
セイバーの霊核は軋んでいく。
『活路を進め、我等が十字(ヘコンキスタ・デ・リジュボア)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:100人
セイバーと共に遠征に参加した信仰に篤き十字軍兵士達の召喚。
宝具『血路を開け、我が五体』を使用し、
セイバーが開いた抜け道を通じて、召喚された兵士達を送り込む。
セイバーは指揮者ではないため、兵士達を完全に使役することは不可能だが、彼らは同じ信仰によって固い結束で結ばれている。
本来であれば越えられない境界を越えて奇襲を仕掛ける軍勢は脅威であるものの、敵陣に兵士を送り込むためには
セイバー自身が負荷に耐え続け通路を維持しなければならず、敵を蹂躙する大軍勢を通過させるとなれば、
それだけ長時間にわたって
セイバーは負荷を受け続け、兵士を送り届けると同時に霊基が耐えきれずに砕け散り、消滅してしまう。
【解説】
1147年のリスボン攻防戦に参加したというポルトガルの伝説的な騎士。
伝説ではモニスはポルトガル王アルフォンソ1世の指揮下のキリスト教軍に参加し、
リスボンの攻囲戦においてはムーア人の城(後のサン・ジョルジェ城)の門が開いていることに
気づいたモニスは単身で門へと攻め込み、ムーア人守備隊の閉門作業を妨害した。
モニスが自らの体で持って閉門を阻止することで、仲間の騎士達はそこから
城内に攻め込むことが出来たが、仲間を入城させるとモニス自身は絶命してしまった。
文字通り身を呈して門を確保したモニスの英雄的行動に敬意を評し、
その城門は「マルティン・モニスの門」として知られるようになったという。
歴史学的な観点では資料の乏しさや信憑性からマルティン・モニスのエピソードは実在性に欠ける伝説と扱われる一方で、
サン・ジョルジェ城のふもとには「マルティン・モニス」の名を冠した大きな広場があり、
地下鉄の駅名にもなっている上に彼の姿を模した大理石の彫刻が飾られ、人々に親しまれている。
最終更新:2024年02月08日 07:15