ジャコモ・カサノヴァ

【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】ジャコモ・カサノヴァ
【性別】不定
【身長・体重】不定
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力C 耐久B+ 敏捷C 魔力B 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:B
 サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
 完全に気配を断てば、発見は極めて困難。
 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。
 驥足百般スキルによってランクが引き上げられており、宝具『愛が為の物語』により様々な姿に変化するアサシンとは相性の良いスキルとなっている。

【固有スキル】
騎乗:B
 騎乗の才能。
 大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
 アサシンがセイバーライダーといった騎士系サーヴァントのスキルを持つ理由は、
 宝具『愛が為の物語』による「加筆・改稿」によるものか。
 …あるいはここに記載するには不適切な理由によるものか。

人間観察(快楽):A
 人々を観察し、理解する技術。
 アサシンの場合は人々の欲する物、求める快楽を理解する事に特化している。
 アサシンは恋人たちに敬意を持ち、恋人たちの快楽に注意を払い続けた。

フェロモン:B+
 フェロモンとは動物の体内から分泌・放出され、同種の他個体の行動や生理状態に影響を与える物質の総称。
 宝具『愛が為の物語』と合わさることで男女の区別なく警戒心を溶かし、脱獄不能とされた監獄をも陥落させる傾城っぷりを発揮する。

驥足百般:A
 武芸、芸術、色事など様々な分野に才を見せた逸話から。
 生前に嗜んだ物はBクラス以上、新しく始めた事柄は通常より早い速度で習熟する。

黄金律(富&体):B-
 不安定な二種の黄金律が複合した特殊スキル。
 富豪としてやっていけるレベルの財産を築く事もあれば、賭博で全財産を失う事もある。
 基本的には美神の如き完璧な肉体を示すが、宝具『愛が為の物語』の使い方によっては若干損なう場合もある。

【宝具】
『愛が為の物語(イストワール・ドゥ・マヴィ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 千の女性と寝所を共にした放蕩の奇士たるアサシンの霊基と密接にリンクした「回想録」そのもの。
 召喚されたアサシンを熱情の化身と定義し、その性情に則す限りの霊基への「加筆・改稿」を可能とする宝具。
 このサーヴァントは本宝具によって武闘派サーヴァントに互する近接能力、本職のキャスターに匹敵する魔術の力量、
 そして状況如何によっては人ならざるモノへの変性すら実現可能なポテンシャルを秘める魔人と化した。
 なお、生粋の享楽家であるアサシンは己が年齢、容姿、果ては性別さえその時々の気分によって著しく変化させている。

『鉛の泥黎よ、放埒に盪け(スィアーテ・ラ・フィアンマ)』
ランク:B 種別:対人・対軍宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:1~200人
 地獄の如きピオンビで育んだ灼熱の如き情動、その爆発。
 『愛が為の物語』より溢れ出る熱情を閾値を超えて暴騰させることで発生した熱エネルギーを叩き付ける攻撃宝具。
 巻き起こされた爆轟は物理法則、時間、空間という無形の牢獄さえをも突破し、置かれた環境が劣悪であるほどその威力は上昇する。
 また、発動時にアサシンが取る姿によって、斬閃、魔弾、魔術、魔物の超抜能力などその形態を変化させる無形の宝具でもある。

【解説】
 ヴェネツィア出身の作家にして術策家(アヴァンチュリエ)。
 長身で浅黒い肌だったらしく、自伝に曰く、生涯に千人の女性とベッドを共にしたという。
 但し彼の自伝には真偽の怪しい物もある。

 ヴェネツィアに生まれた彼はパドヴァの寄宿学校に入学、教育を受け優れた才能を発揮した。
 倫理哲学、化学、数学、法学を学び、法学博士号を16歳で得る。
 薬学にも深い関心を示し、アマチュアの薬剤師としては優秀だった。
 その後、聖職者、下級士官職、ヴァイオリニストと変遷していった。

 1755年には魔術への関心故に(実際は娘との交際に怒った貴族が、フリーメーソンとの関係を告発したため)
 宗教裁判所で有罪を宣告され、「鉛の監獄(ピオンビ)」に収監される。
 しかし5年後、脱獄を成功させパリへと逃亡した(それ以後「鉛の監獄」から脱獄した者はいない)。

 多くのヨーロッパの大都市を訪れ、そのほとんどからスキャンダルで追放される人生を送っており、
 ワルシャワではピストルでの決闘を行い、国外退去となる。
 その時左手に重傷を負い医師たちから切断を勧められるも自然治癒させた。

 カサノヴァは幾人もの女性と関係を持っていたが、数人の男性ともベッドを共にしていた。
 異性装にも生涯を通じて関心を持っていたという。
 またその才能はベッドの上だけでなく多方面に発揮され、「この世界に彼が有能さを発揮できない事柄はない」と言われた。
 脱獄後もヴェネツィア共和国政府に遍歴先の政府の機密情報を流していたらしく、スパイ活動による祖国への貢献で帰国を認められたという。
 ビジネスマン、外交官、スパイ、政治家、哲学者、魔術師、作家としての面を持っていたが、
 単一の職ではなく当意即妙のウィット、幸運、社交上の魅力、そしてその対価として人々が提供する金銭でもって生活していた。

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最終更新:2024年04月04日 09:31