ペリアンドロス

【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】ペリアンドロス
【性別】男性
【身長・体重】208cm・128kg
【属性】秩序/混沌・悪
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷C 魔力C 幸運B 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

【固有スキル】
矛盾精神:A
 都市の繁栄を成し遂げた一方で猟奇的な行為を行ってきた。
 完全に賢人と狂人が同化したような精神は、ランダムに属性を二種類に変化させる。
 即ち秩序か混沌か、である。

支援魔曲:B+
 支援魔術の亜種スキル。
 ランサーの場合、生前に重宝した音楽家アリオンの演奏する音楽が流れ出す。
 ランサーやその周囲に作用する精神干渉に類する能力であり、時に獣の心すら動かす。
 イルカたちに救われたアリオンの逸話から水辺においては効果が増幅する。
 ただし、このスキルを発動する際はランサーに加えて座のアリオンの分の魔力を消費する必要がある。

国略(独裁):B
 軍略やカリスマ、為政など人々を纏め上げて指揮する才能を表した複合スキル。
 都市国家を担う者としての指揮から長期的な政略、個人間での交渉、民衆からの支持率などを含む対人・対集団スキルの完成形とも呼べるスキル。
 矛盾精神スキルを有するランサーの場合、秩序属性の時は低ランクの脅迫、政治工作と高ランクの為政、カリスマ、軍略、
 混沌属性の時は低ランクの為政、カリスマと高ランクの軍略、脅迫、政治工作などの複合スキルとなる。

略奪の薪:C+
 力による略奪簒奪に執着する僭主としての在り方を示す。
 妻の誹謗中傷を吐いた側室たちを焼き殺した、妻の亡霊が寒がったため都市中の女性たちの衣装を剥ぎ取り燃やしたランサーの場合は、
 対象から魔力を徴収し燃焼させる魔力放出(炎)の亜種スキルとも言える形で表れている。
 また、対象が女性であるなら効果は倍となる。

【宝具】
『賢狂人の統治法(ティラノス・アルケー)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:2〜5 最大捕捉:1人
 ランサーがとある独裁者より教わった統治法が具現化した大鎌。
 すなわち有力者を殺せという思想の下、対象の霊格が高いほど威力が上昇する宝具。
 更に攻撃に耐えたとしても対象の宝具の真名解放を封じる効果が発動する。
 ジャイアントキリングを可能とし得るが、その反面霊格の低い対象には効果が薄い。

【Weapon】
『槍持ち(ドリフォロイ)』
 ランサーの権勢を盤石とするために組織され、彼の手足として時に粛清・処刑を執り行った三百人に及ぶ親衛隊。
 宝具『賢狂人の統治法』に似た大鎌で武装しているが、一度に呼び出せる人員は限られる上、戦力としては低級霊程度でありランサーも多少は使える手駒としか認識していない。
 再召喚・補充は不可能でランサーによる扱いも消耗品同然ではあるが、多くの有力者の排除に携わってきた嗅覚は健在。
 主に聖杯戦争における有力者───即ちマスター及びサーヴァントの所在や戦力を割り出す捨て駒として投入される。

【解説】
 古代ギリシャの都市コリントスの僭主にしてギリシャ七賢人の一人。
 交易の要地を掌握、産業、商業を奨励しコリントスを繁栄させた。

 しかし残虐な逸話を持ち、プラトンは七賢人からペリアンドロスを外している。
 側室たちが流した妻がペリアンドロスを愚弄しているという噂を信じ、妻を蹴り殺した。
 その後側室たちの誹謗中傷である事を知ると側室たちも焼き殺した。
 更に母親の死を嘆く息子を国外追放した。

 他にも妻の霊が裸で寒いと告げた時には女たちの衣装を剥ぎ取り燃やした、
 黄金の像を献納する為に足らぬ黄金を補うように女たちの装身具を奪い奉納したという逸話も持つ。
 母親との近親相姦、妻の死体を犯したなどという逸話すら存在する。

 またこのような逸話がある。
 ペリアンドロスは独裁者トラシュブロスに使者を送り、国をよく治める方法を尋ねた。
 トラシュブロスは使者を連れて畑に向かい、他の穂よりもよく伸びた穂を見る度にちぎって捨てて行った。
 帰ってきた使者からの話を聞くとペリアンドロスはトラシュブロスの意図を理解した。
 すなわち町の有力者を殺せという忠告であった。

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最終更新:2024年04月15日 18:29