【元ネタ】『ヒストリアイ』
【CLASS】
キャスター
【マスター】
【真名】アッシリアの
ニトクリス
【性別】女性
【身長・体重】167cm・50kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力E 耐久C 敏捷D 魔力B 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:A+
魔術師として自らに有利な陣地を作り上げる。
為政者として地形を利用した"要塞"を形成する事が可能。
道具作成(偽):B
魔力を帯びた器具を作成できる。
本来魔術師ではないキャスターは道具作成スキルを持ち得ないが「バビロンの蔵」によって同等の効果を得ている。
キャスターは宝物庫から魔術に由来する財宝を取り出す事が出来る。
【固有スキル】
バビロンの蔵:B
キャスターは自分の近くの空間をバビロンの宝物庫と繋げる事が出来る。
ただし、かの英雄王のように宝具の原典を取り出す事は難しい。
それでも貴重な財宝や宝石で彩られた武装を取り出す事は出来る。
バビロンの空中庭園:C
キャスターは、かの空中庭園を建設したネブカドネザル2世の妻あるいは娘とも言われる。
その縁からネブカドネザルが所有する空中庭園の一部分を呼び出す事が出来る。
具体的な用途としては防壁部分を召喚し身の守りとする。
万能たるや人智の星:A
肉体的に神代の力を宿すのではなく、精神・知性的に英雄王に近づこうという試みの賜物。
相手の真名や宝具を見破り、判定を行う事で隠された真実すら暴く。
英雄王の蔵の一部を取り出す事が出来るのもこのスキルあってこそ。
その精神性は繁栄のバビロニア人でありながら、神に近きウルク人の如し。
すなわち、スーパーバビロニアンウルク人。
【宝具】
『脈動する大運河(ユーフラテス・オブ・バビロン)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1000人
侵攻軍の魔の手から祖国を護るべくユーフラテス河にいくつも運河を設け首都周辺を天然の要塞にした逸話の具現。
固有結界に限りなく近い大魔術であり、相対する軍隊の規模に比例して世界に展開される運河はより複雑な水路の大迷宮と化す。
この運河では時間が経過する度に通過する軍隊の士気と能力を低下させる。
また運河はキャスターの思考と連動しており意思一つで水路を変更させ容易に軍隊を分断させ孤立させる事が可能となった。
【解説】
バビロンを支配した女王。
ヘロドトスの『歴史(ヒストリアイ)』に曰く、バビロンを支配した女王は
セミラミスとニトクリスの二人であり、
ニトクリスはセミラミスの五世代後にあたるという。
聡明な女王であり、
メディアの攻勢によるニネヴェ陥落を受け出来うる限りの防御策を講じた。
バビロンの中央を流れていたユーフラテス河の上方に運河を多数設けて河を複雑に迂回させ、
さらに河に沿って池を掘りその土を河の両岸の堤防とした。
これによりメディアからの直通路をなくし、河川や池を自国の防壁とした。
またそれらの工事の最中に街を両断する河川に橋を設置し、昼間だけ通れるようにした。
またバビロンで最も人通りの多い門の上に自身の墓を作らせ
「われより後バビロンに王たる者にして、金子に窮する者あらば、この墓を開き欲するままに金子をとれ。
然れども窮することなくしてみだりに開くべからず。凶事あるべし。」
という文を彫り込ませた。
この墓はダレイオス1世の時代まで開かれることはなかった。
彼女は新バビロニア王国の皇太子ベルシャザルの母であるとも、
新バビロニア王国の2代目の王ネブカドネザル2世の妻あるいは娘とも言われる。
またニトクリスの伝説はネブカドネザルのペルシア語形ナブクドラチャラをギリシア人が女性名と誤解したことから生じた伝説という説もあるという。
最終更新:2024年09月05日 17:01