藤原隆家

【元ネタ】『枕草子』『大鏡』『古今著聞集』『百錬抄』など
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】藤原隆家
【性別】男性
【身長・体重】183cm・79kg
【属性】秩序・悪(正しくは混沌・善)
【ステータス】筋力C+ 耐久B+ 敏捷B+ 魔力E+ 幸運D+ 宝具C+
【クラス別スキル】
対魔力:-
 対魔力は「疱瘡神の呪い」により失われている。

単独行動(自己中):A
 マスターから離れて行動が可能。
 Aランクなら数日以上、マスターを失っても現界し続けることが出来る。
 ただアーチャーの場合、破天荒な気質から指示通りに別行動をとってくれるかは非常に危うい。

【固有スキル】
天下の荒くれ:A+
 公卿でありながら時の権力者にも噛みつく破天荒な気概。勇猛、反骨の相を含む複合スキル。
 その反骨精神は物理的・精神的なスーパーアーマー能力としても機能し、スリップダメージで行動が阻害されることはない。

無冠の武芸:ー
 大弐殿、弓矢の本末も知り給はねば(和弓の本弭と末弭がどちらかもご存知でない)。
 実戦経験のない公卿であったが故に認められる事のなかった武具の技量。
 剣、槍、弓、騎乗、神性をそれぞれのスキルランクをマイナス1し、属性を真逆のものとして表示する。
 真名が明らかになると、この効果は消滅する。

盗賊打破:C
 指揮官として海賊・刀伊を打ち破った逸話の昇華。
 反英霊、特に海賊や盗賊の経歴があるサーヴァントに対して、有利な戦闘ボーナスを獲得する。

疱瘡神の呪い:C
 海賊・刀伊を撃退した際に憑いてしまった病魔。
 抗魔力にマイナス補正が掛かり、ターン毎にスリップダメージを受けてしまう。

【宝具】
『災禍の嵐・遍満の鏃(ほうそうがみ・といのざんえ)』
ランク:C+ 種別:対都市宝具 レンジ:1〜80 最大捕捉:400人
 花山法皇の袖を射抜いた逸話、そして自身に憑いた疱瘡が都に蔓延したという逸話がミックスした宝具。
 対象に矢を放ち、命中すれば対象の有する耐性を貫通してアーチャーの保有する弱体効果に罹患し、感染拡大させる。
 初期状態ではスキル「疱瘡神の呪い」しか乗らないが、他の弱体効果を受けることでそれらも累積し、より重篤な病魔となる。
 故に、(アーチャーが耐えられれば)宝具の真価を発揮するため敢えて受けた弱体効果の解除を遅らせる運用も視野に入る。

『大和心・天下荒塊(サムライスピリット・フルブレイブ)』
ランク:C 種別:対人宝具(自身) レンジ:0 最大捕捉:1人
 刀伊との戦闘において大和心に優れると評されたアーチャーの精神性、また彼の波瀾の生涯が反映された宝具。
 ギリギリの逆境に置かれた時ほど、そこから立ち上がるべく力が湧き出す。
 窮地においてステータスが上昇し、カリスマにも似た士気向上能力を発揮する。
 反面、自身が優勢に立っている場合にはファンブル率が高まるというデメリットを有する。

【解説】
 平安時代中期の公卿。
 摂政関白内大臣・藤原道隆の四男であり、姉には一条天皇の皇后・藤原定子がいる。

 父・道隆の執政下で武官を務めながら急速に昇進し公卿に列したが、道隆の没後に兄・伊周の
 女性関係に関する誤解から、出家した先帝・花山法皇の袖を射抜く「花山院闘乱事件」を引き起こす。
 このことを叔父である政敵・藤原道長に利用され、隆家は出雲国に左遷された。
 後に叔母である東三条院(藤原詮子)の大赦を受け、官界に復帰。
 兄姉亡き後、隆家は姉・定子の子である敦康親王に期待をかけ、周囲も隆家が即位した親王を
 補佐することを望んだが、有力な後見人がいないことが理由で敦康親王が立太子されることはなかった。

 また大宰府の権官としての在任中に女真族と思われる海賊・刀伊が九州を襲撃する「刀伊の入寇」が発生。
 刀伊が博多に侵攻すると、隆家は指揮官としてこれに応戦し、見事撃退に成功している。

 天下の「さがな者」(荒くれ者)として知られ、姉が生んだ敦康親王の立太子を
 実現できなかった一条天皇を「人非人」と非難したり、権力者である叔父の圧力にも
 屈することのない気骨のある人物であり、その気概には道長も一目置いたとされる。
 一方で、父・道隆や兄・伊周に対しては批判的な態度を取り続けていた藤原実資からは
 可愛がられるなど、人に好かれる一面も持ち合わせていた。

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最終更新:2024年09月12日 05:33