【元ネタ】史実
【CLASS】
セイバー
【マスター】
【真名】クリクスス
【性別】男性
【身長・体重】191cm・96kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力B 耐久B+ 敏捷C 魔力D 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:C
騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
野獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
反乱のカリスマ:D-
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
第三次奴隷戦争の指導者としてローマの軍団(レギオー)に立ち向かったが激戦の果てに戦死した。
セイバーのカリスマ性は象徴的な旗頭としての在り方、国家運営に関しては十全に機能するが、軍の最高統率者として見た場合、ランクがややダウンする。
不屈の意志:B
あらゆる苦痛、絶望、状況にも絶対に屈しないという極めて強固な意志。
彼の場合、自身を奴隷の身分に貶めたローマに対する復讐心が苦痛を和らげる助けとなる。
肉体的、精神的なダメージに耐性を持つ。
略奪の驍名:B
セイバーが他者から略奪によって魔力を獲得する場合、
それによって得られる魔力の獲得量に追加ボーナスが入る。
また、魔力だけでなく物品を奪い、それを一時的に自身の武器として扱うこともできる。
虚ろなる生者の嘆き:C+
『讐炎の隷獣』によって使い潰されるローマ兵の魂魄が漏らす怨嗟と絶望の叫び。
敵味方を問わず思考力を奪い、抵抗力のない者は恐慌をきたして呼吸不能になる。
一度にリソースとして消費された人数が多いほど効果範囲と影響力が増加する。
なお、セイバー自身は強靭な意志力と復讐心によって犠牲者が上げる慟哭をまるで意に介さず行動できる。
【宝具】
『讐炎の隷獣(ヴェンジェンス・リベレイター)』
ランク:A 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
常時発動型の宝具。
敵にダメージを与えると共に相手の魔力を削り、体内に蓄積できる。
体内に貯められた魔力は、セイバーの能力をブーストするために使用可能である。
またセイバーはかつて彼の霊を弔うために犠牲に捧げられたローマ兵の捕虜たちを魔力リソースとし、
更なる自己強化を行う事が可能であり、肉体そのものの変質すら行う。
【解説】
共和政ローマ時代のガリア人剣闘士であり第三次奴隷戦争(
スパルタクスの反乱)の反乱軍指導者の一人。
彼は何らかの理由でローマの奴隷となり、剣闘士養成所に属した。
ある時剣闘士たちは脱走を計画、およそ70人の剣闘士が養成所を逃げ出すことに成功し、ヴェスヴィウス山に立て籠もった。
剣闘士たちはクリクススとオエノマウス、スパルタクスを指導者に選んだ。
彼らに合流する奴隷も存在し、逃亡奴隷の集団はその数を増やしていく。
討伐隊を撃退し、ローマ軍の武具を奪い装備していった。
紀元前72年に反乱軍は北上を開始したが、クリクススは約3万人の集団を引き連れてスパルタクスとは別行動をとった。
この理由については様々な説があり、
スパルタクスは奴隷の故国帰還を計画するも、クリクススの集団はイタリアに留まり、略奪と復讐を続けることを望んだとする説。
トラキア人のスパルタクスの集団とケルト、ゲルマンのクリクススの集団に分裂したとする説。
奴隷と反乱に参加した貧農の間に立場の相違が生じ、イタリアに留まって土地の再分配の実現を求める貧農がクリクススに従った説が存在する。
またスパルタクスとクリクススに不和による分裂は存在せず、地域分担による別行動に過ぎなかった説も存在する。
その後ローマ元老院はその年の執政官であったレントゥルスとゲッリウスの率いるローマ軍団を派遣する。
ゲッリウスの軍団はガルガヌス山麓(現在のガルガーノ)でクリクススの率いていた反乱軍と戦った。
ゲッリウスの軍団は高地に二列の戦列を組んで敵を待ち構え、クリクススがこれを攻撃。
クリクススは兵を率いて丘に陣取るローマ軍に3度突撃したが突破できず、4度目の突撃で戦死した。
その後、スパルタクスはレントゥルス、ゲッリウスの軍団を連破して北イタリアに到達。
クリクススの霊を弔うためにローマ兵の捕虜300人に死に至るまで剣闘士試合をさせ犠牲に捧げた。
最終更新:2024年09月26日 04:47