フランシス・ゴルトン

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】フランシス・ゴルトン
【性別】男性
【身長・体重】178cm・70kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷C 魔力E++ 幸運B 宝具E++
【クラス別スキル】
陣地作成:C+
 魔術師として自らに有利な陣地「工房」を作る能力。
 キャスターの場合は人類学・統計学の学者として、実験室を設立。
 限られた空間で多岐に渡る測定が可能であり、キャスターは主に人体のデータ収集を行う。

道具作成:D
 天気図やクインカンクス、犬笛といった近現代に通じる重要な「道具」の発明に名を残している。
 彼が探究した優生学は後の世に数多くの倫理的問題を引き起こすこととなるが、それでもやはり彼の優れた功績を全て無かったこととするのは難しい。

【固有スキル】
優生学の祖:EX
 後世において、自身が晩年に傾倒し啓蒙をした優生学が海を渡って断種法から絶滅政策まで多くの命を奪ってしまったことへの「呪い」。
 「遺伝的天才」という概念が、社会に人為的淘汰を引き起こし、劣等種を抹消していく。その代償として社会は多様性を失っていく。
 無暗に乱用すれば皮肉にもキャスターが辿り着いた「平均への回帰」という名の袋小路に陥り最終的に全員の能力値が平均に収束してしまう。

適性看破:A
 優生学の提唱者として保有するスキル。
 相手が保有する才能を直感的に理解する洞察力を持つ。
 味方の配置や敵への対策考案など、戦略的な観点において極めて高い汎用性を発揮する。

博覧強記:A
 多岐に渡る学術分野で業績を残した知識と智慧。
 知識判定、情報収集、真名看破、推理などにおいて有利なボーナスを得る。

祈りの検証:B
 キャスターが生前に行った「祈り」が持つ科学的効果に対する研究。
 結果として祈りには力がないと結論づけたため、信仰に由来する加護や恩寵の能力を低減するスキルとなった。

【宝具】
『人為にて生す寧馨児(ユージェニクス・セレクション)』
ランク:E++ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 キャスターが生涯を懸けて探究した優生学、その思想が宝具の域に達したもの。
 他のサーヴァントが有する霊基情報を採取し・解析することで、その英霊が有する能力を受け継いだ「優れた人間」を作り出す事が出来る。
 聖剣などの武装のような外部媒体由来の能力は継承されないが、
 身体能力や知能、精神性に由来するスキル・宝具は継承可能であり、
 獲得する情報が多ければ多いほど解析の精度は上がり、能力が受け継がれやすくなる。
 また異なる英霊同士の情報を掛け合わせることで、両者の能力を受け継いだ「優れた人間」を作り出せる。

【解説】
 優生学の主唱者として知られるイギリスの学者。

 アフリカ大陸の探検による英仏地理学会からの表彰、実証的な気象学や指紋研究の確立、犬や猫の調教に用いられる犬笛や
 物事が凡庸な在り方に回帰する事を具象化した装置であるクインカンクスの発明など、現代にも通じる学問的な功績が極めて大きい人物。

 従弟であるチャールズ・ダーウィンの影響を受けて遺伝子についての研究を始めた彼は、
 人類の中から天才と呼ぶべき優れた資質を盛った人間が偶発的に誕生する一方で、彼らの希少な才能の源となった遺伝的形質が世代を経ることによって、やがて消滅してしまうという事実を知る。

 ゴルトンはそれに対する解決策として、天才同士の交配を人為的に繰り返して優秀な個体の増殖と劣った個体の削減を行い、
 人類社会に終わりなき発展と改良をもたらすべきだというユートピア主義としての優生思想を提唱した。

 しかし彼が生涯を懸けて探究した優生学は、後世において数多くの倫理的問題を引き起こすこととなる。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2024年10月01日 06:59