ニコラウス・コペルニクス

【元ネタ】史実
【CLASS】ルーラー
【マスター】
【真名】ニコラウス・コペルニクス
【性別】男性
【身長・体重】176cm・60kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷C 魔力A 幸運B+ 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

神明裁決(天体):B+
 ルーラーとしての最高特権が太陽系の惑星を示す惑星記号と合わさったスキル。
 七騎の英霊を七つの天体に見立てた惑星記号を以て、聖杯戦争に参加した全サーヴァントに一回令呪を行使することができる。
 宝具『天は巡らず、陽は動かず』発動中はレンジ内の対象へ令呪二画分に相当する強制力を発揮する。
 他のサーヴァント用の令呪を転用することは不可。

真名看破(太陽):B+
 ルーラーとして召喚されると、直接遭遇した全てのサーヴァントの真名及びステータス情報が自動的に明かされる。
 宝具『天は巡らず、陽は動かず』発動中は宇宙の瞳によって隠蔽能力を持つサーヴァントに対しても看破可能。

【固有スキル】
天賦の叡智:A
 並ぶ者なき天性の叡智を示すスキル。
 肉体面での負荷(神性など)や英雄が独自に所有するものを除く多くのスキルを、A~Bランクの習熟度で発揮可能。
 天文学、占星術、医術、戦術、経済学などに精通する。

守護の誓約:A+
 陣地防衛に対してプラス補正。自陣メンバー全員の防御力を上昇させる。
 ルーラーはドイツ騎士団の猛攻から老人と共に都市を守り抜いた事からこのスキルを所持する。

洗礼詠唱:C
 教会流に形式を変化させた魔術。
 霊体や魔性に対して絶大な効果を及ぼす。

【宝具】
『天は巡らず、陽は動かず(デ・レウォルーティオーニブス・オルビウム・コエレスティウム)』
ランク:A 種別:結界宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:400人
 ルーラーが提唱した地動説の著書『天体の回転について』にも見える太陽崇拝と
 彼の事績に由来する比喩の言葉、『コペルニクス的転回』に基づいた宝具。
 宇宙を模した結界を展開し、自らをその中心、他天体を支配する太陽に対応した位置に置く。
 宇宙の瞳と称する太陽の権能として結界内を照らし観測する他、宇宙の支配者として結界内を支配することが出来る。
 物理的に強力な強制力を課すだけでなく、結界内であれば前提を覆し、状況を反転させる事象操作すら可能とする。
 ただし、あまりにも摂理に反した操作はルーラー自身にペナルティを与える事になる。
 また、この宝具を発動している間は不動の太陽に対応するルーラーの身動きは封じられてしまう。

【解説】
 ポーランド出身の天文学者であり、法学者、占星術師、医者でもあり領主司祭を務めた事もあった。
 地動説(太陽中心説)を唱え、これは天文学史上でも大きな事績として扱われる。
 彼の地動説は死後、著書『天体の回転について』が出版された事で広まるも妄説の扱いを受けていた。
 しかし後続研究が進み、地動説は天動説と立場を逆転。
 これにより「コペルニクス的転回」という、物事の見方が反転する事を比喩する言葉が生まれた。

 ただコペルニクスが地動説を唱えた事には一種の信仰が影響しているとも見られ、古代太陽崇拝を復活させたという見方もある。
 『天体の回転について』にも、以下のような文章が記述されている。
 「中心に太陽が静止している。この美しい殿堂の中でこの光輝くものを四方を照らせる場所以外の何処に置く事ができようか。」
 「人々がこれを宇宙の瞳と呼び、宇宙の心と言い、宇宙の支配者と呼ぶのは当然である。」
 「トリスメギトスは見える神と呼び、ソフォクレスのエレクトラは全てを見るものと呼んだ。」
 「太陽は玉座に座り、天体の家来を支配しているようなものである。」

 またコペルニクスには天文学以外の分野での功績もある。
 ドイツ騎士団国がポーランド王国領土ヴァルミアに攻め込むと、コペルニクスはヴァルミア南部のオルシュティンで防衛にあたった。
 そうして休戦協定が結ばれるまでの間守りぬいたのであった。
 経済面でも「悪貨は良貨を駆逐する」法則を突き止め、これは半世紀後に別の人物によって知られ、「グレシャムの法則」として知られるようになった。

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最終更新:2024年10月27日 05:06