【元ネタ】史実
【CLASS】
アサシン
【マスター】
【真名】フレデグンド
【性別】女性
【身長・体重】157cm・44kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷B 魔力C 幸運C+ 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:C+
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。
ただし、刺客を差し向ける場合はこの限りではない。
【固有スキル】
ファム・ファタール(偽):A
狙い定めたターゲットを籠絡し、障害となる者の排除を可能とするスキル。
召使の立場から王妃にまで上り詰めるために用いた手練手管の腕前を示すものであり、
フェロモン、
黄金律(富&体)、諜報、陰謀作成、
拷問技術などの複合スキル。
貪欲なる野心を胸に秘めながら、近付いた権力者を容易く手玉に取る。
彼女の本質を見抜けなければ、たとえマスターであっても思うがままに操られてしまうだろう。
加虐体質:A
戦闘において、自己の攻撃性にプラス補正がかかる。
戦闘が長引くほどに加虐性を増していく。
攻めれば攻めるほど強くなるが、反面、防御力が低下してしまう。
後世の歴史家曰くアサシンは冷酷さと加虐的な残忍さを併せ持つ恐ろしい女傑と称されていたという。
【宝具】
『貪恣誘う黄金の匣(アヴァール・ボワット)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:1人
自らの手で実娘リグンドを殺めかけた宝箱による殺人未遂の具現。
英霊となった事でこの伝承は拡大解釈され、対象者の物欲を煽る一種の結界を展開する宝具として成立した。
結界全域を『宝箱』として内部に有形・無形を問わず対象が最も欲する物、
現時点で必要となる物を『宝物』として投影することで対象を誘引し、
結界内部に差し掛かった瞬間、顕現した結界の『蓋』が落下し、対象を押し潰す。
この攻撃に耐えたとしても結界が本来の『宝箱』の形に収縮する事で『蓋』に挟まれた対象の身動きを困難とする。
この状態から脱するには不自由な体勢でも十分に発揮できる規格外の膂力、
あるいはマスターによる令呪の行使といった第三者の干渉が必要不可欠である。
『無惨に裂け、血讐の轍(クワルー・ハフディエ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:1人
アサシンの死後、彼女の憎悪を引き継いだ息子クロタール2世が宿敵であった年老いた王妃を残酷に処刑した逸話の具現。
4頭の馬を召喚し、対象を鎖によって拘束し、四方に引き摺り回すことでその身体を引き裂く。
対象を拘束する鎖は四肢に向けて繋がれ、それぞれ4回の回避判定を成功させなければ、この鎖から完全に逃れることは出来ない。
アサシンの死後に発生した事象の宝具であるため、消滅する際にも一度だけ発動することが出来る。
【解説】
ネウストリアの王キルペリク1世の妃。
童話『シンデレラ』に登場する悪い継母の数ある典拠のうちのひとつにも推されている。
元々はキルペリクの最初の妻アウドヴェラの召使いだったが、美貌で持って愛を獲得し、
狡知によって策を巡らせ、王と王妃の婚姻状態継続が不可能な状態へと仕向け妃を修道院へ送ることに成功する。
しかしキルペリクは異母兄のシギルベルト1世の結婚を羨み、
フレデグンドを含む妾を遠ざけて、西ゴート族の王女ガルスヴィンドと結婚した。
ガルスヴィントは同年死去したがおそらくフレデグンドに絞殺されたものと考えられ、
実際彼女はガルスヴィントの死後に王妃となったとされる。
ついに王妃の座を手に入れたフレデグンドだったが、
シギルベルトの妃であるガルスヴィントの妹ブルンヒルドの報復として40年以上にわたる抗争を始めた。
王妃となったフレデグンドはシギベルト1世暗殺の他、その息子や義理の兄、
そしてブルンヒルドの暗殺を命じ、また継子が王位を継ぐのを恐れ、
かつて王妃の地位にあったアウドヴェラを暗殺し、彼女と王の間に生まれた王子を死に追いやるなどの姦計を弄した。
彼女は後に歴史家に冷酷で加虐的残忍性を持ち、恐ろしさにおいては並ぶものはいないだろうと評された。
また自分こそ宮廷において女主人として遇されるべきだと主張した実娘のリグンドに嫉妬し疎ましく思い、
財宝によって彼女の気を惹き、宝箱の蓋で首を挟んで殺害を試みたが、
リグンドの召使が駆けつけ失敗に終わったという。
最終更新:2024年11月16日 21:40