【元ネタ】史実
【CLASS】ムーンキャンサー
【マスター】
【真名】ナボニドゥス
【性別】男性
【身長・体重】178cm・66kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力A 幸運D 宝具EX
【クラス別スキル】
陣地作成:A+
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
”神殿”を上回る”大神殿”を形成する事が可能。
また『王の稜威』を改修することも出来る。
道具作成:C
魔術的な道具を作成する技能。
ムーンキャンサーは主に発掘器具や宗教用の道具などを作成出来る。
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
【固有スキル】
月神の加護:B
古代メソポタミアの月の神シンより携わる月光の加護。
シンは大気、大地、運命、暦など、様々なものを司る神であるが、ムーンキャンサーには主に運命操作の力を授ける。
このスキルによって宝具『王の稜威』の内部において発動出来る呪いや加護を付与する事が出来る。
新教改革:A
古き信仰を否定し、新しき信仰を広めた英雄に与えられる特殊スキル。
相手が月神以外の神に由来する加護などを持つほど相手に不利な補正が与えられる。
逆に相手が最高神に由来する加護などを持つ相手の場合、自身の各パラメータが低下する。
信理解明:A
信仰基盤と呼ばれるおよそ全ての体系を解明し、これを修復する技術。
荒廃した神代の大神殿や信仰を由来とする魔術基盤の修復・管理さえ可能。
歴史解明:A
古代メソポタミアの考古学者としてのスキル。
ムーンキャンサーよりも古い時代の英霊の真名や宝具などを看破し、彼より新しい時代の英霊についてもある程度の年代、地域の推測を立てる事もできる。
特にメソポタミア由来の神秘ならばそれを解明し、術式に干渉することも可能。
【宝具】
『王の稜威(エ・ルガル・ガルガ・シサ)』
ランク:A+ 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:700人
ムーンキャンサーが建造した多数の月神シンの神殿、そして彼が発掘した数々の神殿が混ざり合い、
月神シンの威光の下で纏まった巨大複合神殿体。
神殿内部では月神の加護あるいは呪いを任意で対象に与える事が可能であり、幸運値をAまたはEランクに変更する。
また異なる神性の力を月神の物として取り込む能力を持ち、神性由来の物品か神性を宿す存在を吸収し神殿へ組み込む。
最大の切り札としては月に因む光線兵器であり、ピンポイントな狙撃から広範囲の拡散攻撃まで自在に行う。
『編纂せよ、我が読む月の柩(レコードコンピレーション・ムーンライト)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:10~50 最大捕捉:1人
ムーンキャンサーが造ったとされる誰も見たことの無かった神の偶像。
その正体は"遊星"が"月の聖杯"に衝突した際に地球に落ちてきた巨大なフォトニック結晶の破片、
それを古代の地層から発掘したムーンキャンサーが月神由来の遺物と誤認し修繕した結果生まれた事象改変兵器。
月神を介してムーンセル・オートマトンと違法接続、対象に向けて月光を思わせる光線を放ち疑似記録固定を行う。
あくまで強引に接続しているのみであり、対象を記録宇宙から抹消する性能は持たないが対象の因果律の固定や編纂すら可能。
『王の稜威』内部で修繕、改良を加える事で完成する未完の宝具であり、召喚後に改良を重ねる事で真名解放が解禁される。
生前はついぞ完成しなかった宝具を使えるようになれば、かの大王すら恐るるに足らずとムーンキャンサーは語る。
【解説】
新バビロニア最後の王。
その経歴は明らかではないが、相次いで王位が変わる混乱状態を収めて王座についた。
勢力を増す神官達に対抗するために神殿の人事に介入した。
また月神シンを祭る神殿を多数建造するなど、シンへの崇拝に傾倒しバビロニアの主神マルドゥクを軽んじた。
史上初の考古学者としても知られ、史上初の発掘を指揮しただけでなく、それらのかつての状態への修復すら行った。
バビロンの過去に興味を持ち、古代の建築物を発掘し、彼の考古学上の発見を博物館に展示した。
メソポタミア南部の最も重要な神像をバビロンにかき集めたという逸話を持つ。
この行為によりペルシアのキュロス大王に批判され、彼はそれらを各地に戻す事でナボニドゥスのイメージを下げようとした。
そしてキュロスによりバビロニアは陥落し、ナボニドゥスは捕えられた。
ナボニドゥスの最後については明らかになっていない。
キュロスの治世に書かれた文書とされる「ナボニドゥスの詩」では、
誰も見たことの無い神の偶像を造り、神殿に持ち込み、その像を月の名で呼んだという。
文章の欠落部分には、「王は狂っている」などのような単語が識別できる。
最終更新:2025年01月06日 08:00