【元ネタ】史実、
玉藻の前伝説
【CLASS】アルターエゴ
【マスター】
【真名】褒姒
【性別】女性
【身長・体重】165cm・52kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷C 魔力A 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師ではアルターエゴに傷をつけられない。
陣地作成:C
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
が、性格的にあまり細やかな作業は得意ではなく、工房を作るのも一苦労。
【固有スキル】
常若の肉体(龍):A
生物として完全な肉体を持つ。
いつまでも若々しさを保つ完全な肉体。
このスキルの所有者は、常に耐久がランクアップしているものとして扱われる。
さらに、ダメージを受けた際にも自ら脱皮し、健全な状態へと変貌させる事も可能……だが、
普段は「はしたない」とあまり使いたがらない。
ドラゴンハート:B
竜の炉心、あるいは竜の宝玉と呼ばれる、アルターエゴの魔術回路を指す。
夏王朝時代に宮廷に出現した神龍に起源を持つアルターエゴは
現界に際して同じ属性(権力者の寵姫)を持つ“玉藻の前”を参照元に妖狐としての霊基を再構築した。
竜種ではないものの竜と同じ生体機能を有している。
即ち、タマモドラコ・ホウジである。
呪術(龍):A-
ダキニ天法。
アルターエゴ霊基を象るにあたって参照元となった“玉藻の前”から転写されたスキル。
地位や財産を得る法(男性用)、権力者の寵愛を得る法(女性用)といった、
権力を得る秘術や死期を悟る法がある……が、アルターエゴの場合は生まれながらに龍の因子を持つが故に、
術よりも未来視のような龍としての生体機能(スペック)に頼りがちな傾向がある。
傾国の寵姫:A
アルターエゴに定められた宿命。国家を腐敗させ荒廃させる災厄の絶美。
【宝具】
『晴天日光実亡国破顔一笑(せいてんにっこうじつぼうこくはがんいっしょう)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1〜10 最大捕捉:1人
王を喜ばせ、もう一度、もう一度と求められたアルターエゴの笑顔。
精神を魅了すると共に対象の活力を引き出し、ステータスを向上させる強化宝具の側面を持つ。
ただしこの笑顔には中毒性があり、一度アルターエゴの笑顔による魅了を受けると、もう一度見たいと強い渇望が芽生える。
そうして笑顔を見る為にアルターエゴの奴隷へとなっていくのだ。
【解説】
古代中国の西周の幽王の2番目の后。亡国の美女とされる。
史記に曰く、夏の時代、宮中の庭に神龍が出現し、帝は龍に口の泡を貰い、箱に納めた。
この箱は殷を経て、箱は周の王家に伝わり、周の厲王の世で箱を開くと、中から泡が発して庭じゅうに溢れだした。
泡は一尾の蜥蜴と為り、後宮に入り童女に遭った。
そして童女が十五歳になったとき、男も無くひとりの女児を産み、人は恐れて女児を捨てた。
その後、女児は拾われ褒国から宮中へと差し出される事になり、褒姒と呼ばれるようになった。
幽王は後宮で褒姒を見て愛し、やがて子の伯服が生まれた。
周の記録官伯陽は「禍成れり。周は滅びん」と言ったという。
しかし褒姒は笑った事がなく、幽王は何とか笑わせようとした。
ある時、幽王は緊急事態の知らせの烽火を上げさせ、太鼓を打ち鳴らした。
諸将はさっそく駆けつけたが、来てみると何ごとも無く、右往左往する者らを見た褒姒は、はじめて晴れやかに笑った。
喜んだ幽王は、無意味に烽火を上げさせるようになり、次第に諸将は烽火の合図を信用しなくなった。
そして反乱が起き、王は烽火を上げさせたが、応じて集まる兵はなかった。
反乱軍は幽王を殺し、褒姒を捕え、周の財宝をことごとく略奪して去り、西周は滅びたのである。
褒姒は野干という魔獣の化身だとも玉藻の前の前歴の一つともされた。
また年代を計算すると50歳を過ぎてから王の寵愛を得たことになる。
最終更新:2025年01月15日 05:34