甲斐姫

【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】甲斐姫
【性別】女性
【身長・体重】174cm・61kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A+ 魔力E 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
武芸百般(姫):B
 多岐にわたり培われた戦闘技術により、あらゆる戦闘状態に対応することが可能。
 泥沼など不安定な地形での戦闘や、未知・未経験の状況にさえ、培われた技術と経験を駆使することで即座に対応してみせる。
 また、「東国無双の美人」と称されたセイバーの場合は『麗しの姫君』の効果も内包しており、
 周囲の人を惹き付けるカリスマ性によって、自らと共に戦う武士たる人物を引き寄せる。

守護の誓約:B
 陣地防衛に対してプラス補正。自陣メンバー全員の防御力を上昇させる。
 セイバーは忍城を持ち前の智慧で守り抜いた事からこのスキルを所持する。

乱戦の心得:B
 敵味方入り乱れての多人数戦闘に対する技術。
 軍団を指揮する能力ではなく、軍勢の中の一騎として奮戦するための戦闘技術。
 多対多、一対多の戦いにセイバーは慣れている。

刹那の見切り:B
 一瞬の攻防の隙を突き、反撃するスキル。
 戦闘の最中に生じた僅かな隙をセイバーは見逃さない。

【宝具】
『忍の浮城(おしのうきしろ)』
ランク:A 種別:城塞宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:300人
 日本三大水攻めの一つ、忍城の水攻めを逆利用し豊臣軍に大打撃を与えた逸話の具現。
 敵の対軍・対城宝具による攻撃のエネルギーをプールし、敵に向かって放出するカウンター宝具。
 この宝具を突破するにはプール限界を上回るエネルギーを一気にぶつけるか、対人宝具のみで城攻めを行う必要がある。

【Weapon】
『浪切』
 成田家が所有したとされるセイバーの太刀。
 セイバーは戦場でこの太刀を振るい次々と敵軍を屠っていった。

【解説】
 戦国大名・成田氏長の長女であり、日輪の子・豊臣秀吉の側室の一人。
 19歳にして「東国無双の美人」、「男子であれば、成田家を中興させて天下に名を成す人物になっていた」と評価された文武両道の女傑。

 豊臣軍が攻め入った忍城の戦いでは城主である氏長が小田原城に籠城していたため、
 甲斐姫は成田家家臣団と共に忍城に籠城し、笄堀と呼ばれる堀と土塁を一夜で築き大谷吉継の軍勢を押し留めた。
 秀吉は石田三成に水攻めを命じるが、忍城の本丸が水没せずまるで浮いているかのような状態となった。
 そして成田家家臣団によって堤防は破壊され、溢れ出した大量の水によって逆に豊臣軍に大打撃を与えた。
 その後豊臣軍の援軍が本丸に迫った際には甲斐姫は自ら鎧兜と名刀・浪切や弓矢を携え200余の手勢を率いて出陣、多くの敵将を討ち取った。
 しかし小田原城が豊臣軍に降伏すると忍城も降伏を余儀なくされ、甲斐姫は妹達と共に城を後にした。

 秀吉の側室となった経緯は諸説あり、一説では忍城の戦いの後、氏長に対して浜田将監と浜田十左衛門の兄弟が謀反を起こし、
 十左衛門は馬に乗って逃走を図るも追い迫る甲斐姫によって討ち取られ、
 同じく逃走した将監は薙刀を携え待ち伏せていた甲斐姫と対峙、
 一瞬の隙を突かれた将監は生け捕りされた後に斬首、晒し首となり、それらの武勇伝を聞いた秀吉に気に入られたとされる。

 秀吉の側室となった後は秀吉が没するまで寄り添っていたとされるが、秀吉の没後どうなったかも諸説あり、
 淀殿(茶々)の信任を得て秀吉の三男・豊臣秀頼の養育係を務めたとも、武勇を生かして隠密活動に従事したとも、
 秀頼との間に娘である天秀尼が生まれたとも、大阪夏の陣を天秀尼と共に逃げ延び東慶寺に入ったともされる。

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最終更新:2025年01月20日 16:59