エッツェリーノ三世・ダ・ロマーノ

【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】エッツェリーノ三世・ダ・ロマーノ
【性別】男性
【身長・体重】196cm・150kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷B 魔力B 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
狂化:EX
 理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。
 バーサーカーとして召喚されながら理性を保持し、意思疎通も問題なく可能。
 ただしその人格は民衆が畏怖した『悪魔』としてのイメージで上書きされており、生前をも超える暴虐の所業に躊躇なく手を染める。

【固有スキル】
無辜の怪物:A
 悪魔の子。
 生前の行いから生まれたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられた怪物。
 能力・姿が変貌してしまう。
 悪魔よりも恐ろしいと称された彼は魔性に由来するスキルの習得、同様に魔と化したフリードリヒ2世からの加護などメリットとして享受している。
 悪魔上等である。

血塗れの悪魔:B++
 バーサーカーを残酷と恐怖の体現者たらしめる武勇。
 悪魔としての己を受容したためかその暴力・殺傷性は人類の範疇を逸脱している。
 近接戦闘力に大きなボーナス。

暴君の哄笑:A+
 無辜の怪物からの派生スキル。悪魔の子と化したバーサーカーは、種族としての人間に強烈な重圧を掛けることができる。
 攻撃を受ける可能性を高め、苦痛を強める。

魔王の叡智:A
 主君フリードリヒ2世からの魔なる祝福。
 魔を振りまき聖性たる存在をいかにして魔に染め上げるのか、対聖性用の叡智や魔術などのスキルが自動的に習得可能である。

【宝具】
『哭け、残虐なる監獄塔(プレゲトーン・トッレ・ディ・マルタ)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:300人
 牢獄塔「マルタの塔」を造り、捕虜を幽閉し残虐な扱いをしたという逸話と『神曲』に於いて数々の暴君と共に灼熱の血河プレゲトーンで罰を受けていたという伝説が混合されたもの。
 「悪魔よりも恐ろしい」と称された男は、己を燃やす地獄の概念すらも掌握したのか...詳細は定かではないが、宝具としては塔を小型化したような、巨大な槍の形を取る。
 小窓から覗くことができる槍の内部では、煮え滾る血と燃え盛る焔で満ちた「地獄」が展開されている。
 小型化しても「監獄」としての機能は健在であり、周囲の霊体やこの宝具で殺傷した者の魂を「幽閉」し、リソースとして扱うことができる。
 収監された霊体や犠牲者の魂が増えれば増えるほど、宝具ランクは強化され、リソースを消費して灼熱の血河の放出による対軍攻撃や犠牲者の慟哭で心を砕く精神攻撃を行使できるようになる。
 暴虐と殺戮の限りを尽くし、リソースが一定以上貯まった時、それを全て費やす事で第二宝具『鳴け、酷虐なる地獄竜』の使用が可能となる。

『鳴け、酷虐なる地獄竜(インフェルノ・タランタシオ)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500人
 第一宝具『哭け、残虐なる監獄塔』の魔力リソースを消費して召喚出来るバーサーカーの躯から生じた竜種。
 大きな角と尻尾、水かきのある足、毒息を噴出する鼻孔、などの特徴を持つ。
 口から放たれる竜の息吹は広範囲を燃やし尽くし、存在するだけで人類に有害な疫病を撒き散らす。
 また水場を棲息地とする事から水辺に近い場所ほどステータスが増強する。
 強力な宝具だが第一宝具『哭け、残虐なる監獄塔』の制御下でなければバーサーカーでも支配下に置く事は困難である。

【解説】
 中世イタリアの人物であり、神聖ローマ皇帝フリードリヒ二世派の代表的武人。
 人の姿をした悪魔とも言われ、戯曲『エケリニス』では悪魔の子とされている。

 皇帝派の先鋒として進軍し、自身の支配都市だったヴェローナを奪還したり、
 皇帝を助けてマントヴァを降伏させ、皇帝の娘と結婚し、名実ともに皇帝派の中心人物となっていった。

 エッツェリーノは牢獄塔「マルタの塔」を造り、捕虜を幽閉し残虐な扱いをしたという。
 また自分の領土で恐怖政治を行い、暴君として語り継がれていった。

 またその死体からタランタシオという竜が生まれたという。
 大きな角と尾、水かきのある足を持ち、口から火を吐き、鼻から煙を出すとされ、
 住民を恐怖に陥れたため、ヴィスコンティ家の先祖によって退治されたという。

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最終更新:2025年01月25日 06:20