【元ネタ】史実
【CLASS】ルーラー
【マスター】
【真名】サルゴン
【性別】男性
【身長・体重】203cm・108kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B+ 耐久C 敏捷B 魔力B 幸運A 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師ではルーラーに傷をつけられない。
【固有スキル】
カリスマ:A
大軍団を指揮する天性の才能。Aランクはおおよそ人間として獲得しうる最高峰の人望といえる。
ルーラーは軍隊を率いてシュメールを征服し統一王朝を建てた事から高ランクのカリスマを有する。
皇帝特権:EX
本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。
ランクがA以上の場合、肉体面での負荷(神性など)すら獲得する。
人類史において初めて帝国を打ち立てたルーラーは、このスキルを振るう者として破格の適性を有する。
女帝神の寵愛:A
女神イナンナからの寵愛を受けている。
自陣への魅了と鼓舞、戦場における幸運や判断力の上昇補正、魔力の自動回復など、様々なバフ効果が齎される。
イナンナは王権・美・戦・豊穣・金星と多くの象徴を持つ強大な神格であり、従ってルーラーに与えられる恩寵もまた多岐に渡る。
【宝具】
『天地拓く覇者の斧(ギヌル・ウルガル)』
ランク:A+ 種別:対国宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:500人
数多の国々を戦によって平定したルーラーの王権が、ウルクの城壁を破った斧と結び付けられた宝具。
ルーラーが存在する土地や時代に存在する魔術基盤や龍脈を斧に結合させ、内包する神秘や破壊力を向上させ続ける。
真名解放によって斧を巨大化させ、蓄えた神秘を破壊力に変換した強大な一撃を放つ。
『原初の兵団(ディク・シャルルム)』
ランク:A 種別:対軍・対陣宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:5400人
ルーラーが人類史において最初の帝国を設立し、常備軍を編成した逸話が昇華された宝具。
『天地拓く覇者の斧』によって破壊された陣地や討伐された敵対者を、ルーラー自身の陣地や兵士として再生させる。
この宝具をサーヴァントに対して行使した場合、保有するスキルや宝具を再現させることも可能。
ただしランクがこの宝具を上回っていた場合は、Bランク以下に低下させた状態で再現される。
【解説】
紀元前24世紀にアッカド帝国を建国した、古代メソポタミアの王。
古代オリエント政治史上最も重要な王の一人
人類史上初の帝国建設者であり、サルゴンは「正しき王」「世界の王」という意味を持つ。正しい表記はシャル・キーンという。
ちなみに
ギルガメッシュは紀元前26世紀ごろの人物。
主神エンリルと、女神イアンナ(イシュタル)に仕える女神官(神殿娼婦?)の間に生まれたといわれる。
子を産むのを禁じられていた女神官はサルゴンは籠に入れられユーフラテス川に流されたところを庭師に拾われ育つ。
これは英雄の出生によくある「捨て子伝説」の原典であるという。
王が溺死するという夢を見たことで暗殺の危機にさらされるがイアンナにより全て失敗に終わり、権力闘争の混乱に乗じて王位を簒奪。
その後は古く有力なシュメールの諸都市を次次に平定し、メソポタミアの覇権を掌握した。
更に西方に大遠征を行い、その範囲は「上の海」(地中海)と「銀の山」(タウルス山脈)にまで達した。
一説によれば彼の勢力はキプロスやクレタ島にも及んだという。これは当時の常識を超えた長征であり、
これらの地域は多くのメソポタミア人にとって異世界に等しいものであったと思われる。
遠征から帰還すると、帝国の新たな首都としてアッカドを建設し、東はエラム(ザグロス山脈方面)、南はオマーンやバハレーンまで勢力を拡大。
海上交易を奨励し、彼の時代にメソポタミアの諸都市は大いに繁栄した。
実に34もの戦を勝ち抜き、17以上の国々を平定したという。
その強さの秘密は5400もの常備軍を編成していたためらしい。
策謀に富み圧政も敷かず国を繁栄させ、戦争で大敗することもなく必ず戦果を持ち帰るなど大往生を遂げている。
最終更新:2025年04月05日 15:35