【元ネタ】史実、旧約聖書
【CLASS】
バーサーカー
【マスター】
【真名】センナケリブ
【性別】男性
【身長・体重】190cm・100kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力B++ 耐久C+ 敏捷B++ 魔力B 幸運E 宝具EX
【クラス別スキル】
獣化:B
全パラメーターを2ランクアップさせる。
狂化Aランクに匹敵する強さだが、理性を奪われることはなく、冷静な思考を保ち続ける。
ただし獣としての論理を構成し、そこからはみ出ることもなくなる。
聖書に於いて無慈悲な肉食獣が如き者とされたことで付与された一種の呪い。
【固有スキル】
自己神化:A-
自らを神と同等に扱わせる理論構築、或いはプロパガンダ。
同ランクの神性(に等しい補正)を得る。
バーサーカーはバビロンの神マルドゥクの神性をアッシリアの神アッシュルに吸収し、
バビロンを女神
ティアマト、自身をマルドゥクになぞらえバビロンの破壊を正当化した。
しかし、スキル『獣化』によって獲得した神性に歪みが生じている。
神殺し(偽):B-
バビロンを女神ティアマトになぞらえて破壊した事で得たスキル。
神霊特攻。神霊、神殿、神性スキルを有するサーヴァントへの攻撃にプラス補正。
だが息子のアルダ・ムリッシによるバーサーカーの暗殺がバビロンやエルサレムの神罰とされたことや、
バーサーカーとその軍隊が聖書に於ける神敵ゴグとマゴグとされた逸話から、
神に由来する加護や神性スキルを有するサーヴァントからの防御にマイナス補正を受けてしまう。
野獣の論理:B
獣に変化したための戦闘思考。
搦め手は使えないが、迅速に敵地を破壊するための思考速度が高速化する。
神殺し(偽)スキルと連携させることで神域に侵攻する速度がさらに増す。
【宝具】
『原罪汪溢す神判の地(エヌマ・エリシュ)』
ランク:A 種別:対神宝具 レンジ:1~70 最大捕捉:700人
バーサーカーがバビロンを破壊した逸話。
そしてその後行った神話を作るなどの宗教的プロパガンダからの宝具。
発動と共にマルドゥク神の如き広範囲に及ぶ斬撃を繰り出す。
これを受けた者、物質が神に由来する能力を持っていた場合それを剥奪する。
また破壊された物質は第二宝具『無比なる天命宮殿』の改造の為の材料にする事ができる。
『無比なる天命宮殿(アンライバルド・オブ・ニネヴェ)』
ランク:EX 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
バーサーカーが建設させた宮殿。
周囲の物体を破壊しそれらを材料に自らを改築していく機能を持ち、時間経過により更に強固な物へとなっていく。
宮殿内では巨大な雄牛と獅子が敵対者を狙い、これらの獣は幻獣ランクに位置する。
更にバーサーカーへの加護として常時回復効果、耐久上昇の効果を持つ。
奥の手として宮殿を変形させて空中移動が可能な空中庭園を構築する事が可能である。
【解説】
古代メソポタミア地方の新アッシリア帝国の王。
軍事遠征を積極的に行いエルサレム包囲戦で有名であり、また度重なる反乱を受けてバビロンを破壊した。
バビロンの破壊の最中、神殿と神々の像を破壊しマルドゥク神像をアッシリアに持ち帰った。
アッシリアではバビロンとその神々は大きな尊敬を得ていたため、センナケリブは宗教的プロパガンダを行った。
アッシリアの神アッシュルの前でマルドゥクが審判にかけられるという神話を作らせ、
またバビロンをティアマトに、自らをマルドゥクになぞらえ、
バビロンの反乱を打ち破った事を「エヌマ・エリシュ」の言葉で描写した。
軍事遠征以外には首都をニネヴェに遷し、その改良を行った。
ニネヴェに「無比の宮殿」と呼ばれる宮殿を建築し、王と王妃が共にこの新宮殿で健康に長生きすることを願う碑文も存在する。
また宮殿内に美しい庭園を建設し、
バビロンの空中庭園は実際にはニネヴェにあるこれらの庭園であったと考える者もいる。
後継者を年下の息子エサルハドンに指名したことを恨んだその兄に暗殺されて、その生涯を終えた。
センナケリブは聖書ではエルサレムを奪おうとした邪悪な征服者として描かれ、
また古代においてもっとも著名な都市の一つたるバビロンを破壊した事で、否定的なイメージが根付いてしまった。
センナケリブは無慈悲な肉食動物のようなものとして描写され、聖書においてアッシリアの侵攻は異教徒センナケリブに対する神の戦いと同種と描かれた。
最終更新:2025年05月19日 16:00