【元ネタ】史実
【CLASS】
ランサー
【マスター】
【真名】アレグザンダー三世
【性別】男性
【身長・体重】177cm・67kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷B 魔力C 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B(C)
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
スコットランドの国花であり、外敵からの守護の象徴であるアザミの加護により、通常よりもランクが向上している。
【固有スキル】
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
騎士叙勲:B
アザミ勲章(オーダー・オブ・ザ・シッスル)。
カリスマの影響下にある対象を相応しいクラスに叙勲し、対応したスキルを与える。
対象の忠誠がより深まることでスキルのランクは上昇する。
この効果は本人が望めば拒否でき、王及び国家の貢献にそぐわない行為には適用されない。
本来、この勲章はランサーより後の時代に制定されたものとされるが、
アザミがスコットランドの国花となった逸話の由来であることから、彼はこのスキルを有する。
遅滞戦略:A
戦略の派生スキルであり、防勢・足止め・戦況の膠着化に重きを置く。
反面、当然の事ながら攻勢ではランクの低下は免れない。
ノルウェー軍の侵攻を海が荒れる時期まで引き延ばし、狙い通り嵐の被害を受けた敵軍を撃退した逸話から。
【宝具】
『独立の荊冠(シッスル・オブ・スコットランド)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:500人
ヘブリディーズ諸島をノルウェーから奪還した武勲がアザミの棘と結び付けられた伝説が宝具となったもの。
あらかじめ地脈を確保しておくことにより、特定の範囲にアザミを発生させる。
ランサーはこのアザミを通じて範囲内を把握しており、棘に触れた場合には
気配遮断のような正体を隠匿する能力すら無効化し、相手の存在を感知する。
また「アザミの棘を踏んだノルウェー兵が痛みに叫んだ」という逸話から
棘が刺さった対象に、痛みによる行動不能(スタン)効果や宝具の真名解放のような発声による事象を一時的に封じる効果をもたらす。
棘自体の殺傷力は高くないものの、奇襲を無効化し、初動を封じる防戦に優れた宝具。
【Weapon】
『アザミの棘』
宝具『独立の荊冠』により、アザミ類を自在に発生、成長させる。
望む通りに成長させることでその棘を槍の如く扱い、戦闘への流用さえ可能とする。
【解説】
スコットランドで最も偉大な王の一人といわれる王。
アレグザンダー2世と2度目の王妃マリー・ド・クーシーの一人息子として生まれ、
父が没したため、7歳で王位を継承した。
宮廷では、摂政のジョン・ベイリャルと王妃護衛職のロバート・ド・ロスが専横を極めたため、
15歳になったアレグザンダーは摂政を追放して親政に乗り出した。
1261年、アレグザンダー率いるスコットランド軍がヘブリディーズ諸島を占領、
翌々年にはノルウェー王・ホーコン4世を討ち破り、父が果たせなかった
ヘブリディーズ諸島のノルウェーからの奪還に成功した。
この戦で「アザミ(薊)の棘を踏んだノルウェー兵が叫んだ事で夜襲が知れ、大勝に繋がった」
との伝説が広がり、以後アザミはスコットランドの象徴として伝わり、現在に至っている。
こうして内外にその武名を轟かしたアレグザンダーであったが、家庭は不幸の連続が襲い、
王妃や息子・娘が次々に亡くなり、アレグザンダー一家の男子直系が途絶えてしまった。
焦ったアレグザンダーはフランス貴族ドルー家の娘ヨランド・ド・ドルーと再婚。
しかし結婚から半年後、エディンバラから王妃のいるキングホーンの離宮へ向かう途中、嵐の中で落馬して死亡した。
最終更新:2025年07月03日 22:21