レディ・ラビット

【元ネタ】『カチカチ山』
【CLASS】ルーラー
【マスター】
【真名】レディ・ラビット
【性別】女性
【身長・体重】53cm・2.4kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷B 魔力C 幸運C 宝具B+
【クラス別スキル】
物品鋳造(偽):A
 仇討達成のため、ルーラーは必要な物品を自ら仕立て上げる。
 道具作成スキルが変質したモノであり、特に、危険物を認知させないよう見せかける事に長ける。

単独行動:A+
 マスター不在でも行動できる能力。
 仇討代行スキルが継続されている限り、ルーラーはどこまでも対象を処罰しに向かう。

【固有スキル】
仇討代行:A
 仇(あだ)を代わりに討つ。自己の為ではなく他者の為に動く。
 他者から依頼を受けるという形で対象を定めるとその対象に与えるダメージ値を増幅させる。

盟神探湯:B
 古代日本の神明裁判(オーディール)の一種。
 是非・正邪を問う呪術的裁判法。
 このスキルを発動するとルーラーの攻撃には悪性に対する特攻効果が付与されるが、
 善性の存在に対してはダメージを与えない状態になる。

詐術:B+
 話術、扇動の派生スキルであり、言動を以て他者を欺き思うがままに従わせる技術。
 自らを信じさせ、取り入るためのスキルでもあり、ルーラーの場合は悪属性に対してはより効率よく機能する。

【宝具】
『盟神探湯・兎大手柄(くかたち・うさぎのおおてがら)』
ランク:B+ 種別:対罪宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 ルーラーが邪悪な狸を成敗した『カチカチ山』のエピソードを再現する宝具。
 対象の懐に入り込み、陸地であれば火打石で火傷を負わせた後に刺激物で延焼させ、
 水辺であれば泥船に誘導した後に水没させ更に追い打ちをかける。
 詐術スキルにより、特に悪属性の対象はそれがルーラーからの攻撃であることに気付くことが難しい。

 対象の罪の重さに応じてダメージが増大するが、逆に潔白な者にはダメージを与えない。
 これはただの復讐で責苦を与えているのではなく、神判により罪を審らかにしているためである。

【解説】
 日本の民話『カチカチ山』に登場する兎。

 ある時狸が老婆を殴り殺し、老婆の肉を鍋で煮込み「婆汁」を作る。
 そして狸は老婆に化けその夫の老爺に婆汁を食べさせた後に正体を現し山へと帰っていった。
 老爺は近所の山に住まう仲良しの兎に相談する。
 事の顛末を聞いた兎は狸を成敗しに向かい、見事に仇を討つという物語。

 民話として成立した時点から和装の獣人のような姿で描写されることが多かったが、
 明治~昭和の文豪・太宰治は兎を潔癖で純真故に冷酷な美少女、
 狸をそんな彼女に恋する愚鈍な中年男として翻案した。
 ルーラーとして現界したこのサーヴァントの姿は原典の民話に近いが、
 その精神性は無垢であるが故に冷酷な裁判官の如きものとなっている。

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最終更新:2025年08月25日 19:52