セバスティアン・ル・プレストル・ド・ヴォーバン

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】セバスティアン・ル・プレストル・ド・ヴォーバン
【性別】男性
【身長・体重】172cm・63kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷E 魔力C 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:-
 『建築家の嗜み』スキルにより、陣地作成は失われている。

道具作成:B
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 キャスターの場合は建築物の作成に必要な製作図や建築用コンパスなどを製作できる。

【固有スキル】
建築家の嗜み:A
 特定の目的に基づき、最適な建築コンセプトを考案する能力。
 軍事要塞から民間施設まで何でもござれの汎用性。
 十分な観察と分析を経れば、自軍の特性を活かし、敵軍の優位を大幅に削ぐ優れた陣地構造の設計が可能。

城塞を滅する将:A
 攻囲、攻城戦に特化した特殊軍略。
 通常の軍略スキルの効果に加え、建造物に対して大幅な攻撃補正が加えられる。
 キャスターは「落ちない城はない」と称される程の、卓越した要塞攻城の名手でもあった。

数学的思考:A
 冴え渡る計算によって、彼は常に最適最善の戦闘行動を取ることができる。
 キャスターの場合は要塞建築に応用することも可能である。

【宝具】
『栄光の築城師(フォルティフィカシオン・ド・ヴォーバン)』
ランク:B 種別:城塞宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 軍事・民間の両分野で実績を残した、キャスターの建築家としての技量を象徴する宝具。
 脳内にてイメージした構造物を即座に具現化し、
 周囲の環境をキャスターの陣地として思うがままに作り変える。
 その性質は実際の物質を用いた陣地作成とは異なり、
 英霊である要塞技師ヴォーバンへの信仰が具現化した固有結界や概念武装に近い。
 これを突破するには物理的な破壊力ではなく、攻撃に宿った神秘自体の強度が必要となる。

【解説】
 ルイ14世に仕えたフランス軍人。
 要塞の築城や攻略を専門とする技術将校であり、また建築家や都市計画家としても功績を遺している。

 出生はブルゴーニュ地方の貧乏貴族であり、10歳にして孤児となって困窮の日々を過ごす中で
 カルメル会に保護され、修道院での教育から数学や幾何学についての知見を得る。

 成長した彼は軍人貴族であるコンデ公ルイ2世の部隊に配属され、
 貴族たちの反乱であるフロンドの乱に要塞の築城家として参戦。
 国王軍に捕縛された後はルイ14世の傘下に鞍替えし、スペインやオランダを敵に回した数々の戦役に携わる。

 彼の要塞設計は低く厚みがある形状の防壁によって砲弾の衝撃を減らす稜堡式城郭が主であり、
 独創性よりも既存の設計理論を洗練させた堅牢さが特長。
 城郭都市ヌフ=ブリザックに代表される12箇所が現在では世界遺産に認定されている。

 碁盤割の構造を取り入れた最初期の都市設計、教会や官邸、
 造兵廠といった数々の建物の設計及び城の修復など、
 軍事以外の分野においても建築家としての辣腕を振るった。

 著述家としても幾つかの作品を書いており、軍事理論や農林業、金融や植民地経営に関する著作のほか、
 王室の税制を批判した評論を著してルイ14世の怒りを買ったこともあったという。

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最終更新:2025年10月15日 15:50