【元ネタ】ローランの歌
【CLASS】
ランサー
【マスター】
【真名】バリガン
【性別】男性
【身長・体重】208cm・145kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力B+ 耐久A 敏捷C 魔力C 幸運C 宝具C~A
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
【固有スキル】
幻想の信仰:B
マホメット・アポリン・テルヴァガン、ランサー達の信仰における三主神への信心。
ランサー達の信仰は実在する宗教のそれとは異なり、中世ヨーロッパにおいて
「異教徒が崇拝している」と考えられていた架空の神格に対しての信仰である。
同ランクの
信仰の加護に加え、キリスト教徒によって信仰対象が魔神として扱われたことから
魔神の加護といったスキルを疑似的に獲得する。
覇道踏破:C
覇王たらんとする態度を貫くことにより効果を発揮する自戒系スキル。
一部ステータスの向上に寄与するが、覇道を破るような真似をすると弱体化してしまう。
ランサーの場合は「覇者らしからぬ振る舞いをすると弱体化する」などである。
覇者の竜旗:B
ランサーが掲げたとされる竜の旗がスキルとなったもの。
スキルを発動することで自軍に士気を向上させ、逆に敵軍に対しては重圧を掛けることが出来る。
【宝具】
『勝鬨を上げよ、御旗に集いし十の剛槍(プレシューズ・マルテ)』
ランク:C~A 種別:対人宝具 レンジ:1~6 最大捕捉:1人
プレシューズとは『貴重』を意味するランサーの御佩刀の銘にして、彼が率いる異教徒の軍勢が戦場にて叫ぶ鬨の声。
頑丈な棍棒のように太く、穂先のみで駿馬を押し潰すという巨大な槍。
法外な重量のみで魔槍の域に到達した武器であり、乗騎を押し潰すという性質から
騎乗戦において大きなアドバンテージを有する。
さらに、ランサーが自らの武勇、宿敵である
聖騎士帝シャルルマーニュすらも
「キリスト教徒であったのならば優れた騎士になったであろう」と認めた
戦士としての力量を示す度に、同様の槍一本分の質量が付加される。
最大で本来の十倍、生前ランサーに仕えた神の旗印を持つ戦士達と同数分まで増大する。
物理法則の下では不可能な規模で質量を圧縮し、一本に押し込んだその槍こそが
ランサーがかの聖騎士帝と同様に幻想の存在であることを物語る。
至高の十三連撃とは趣を異にする渾身の超重撃。
【解説】
バリガンは、中世叙事詩『ローランの歌』に登場するサラセン人の王である。
バビロンの首長とされるがここでのバビロンとはメソポタミアのバビロンではなくエジプトにある現在のカイロのこと。
叙事詩ではサラゴサを治めるマルシル王の援軍として駆けつけ、シャルルマーニュの軍勢と激突することになる。
バリガンは老齢ながらも剛力かつ剣の腕が立ち賢明な王として描かれる。
戦場では竜を描いた旗を掲げ、異教の神の旗印を持つ十人の戦士によって守られる。
シャルルマーニュとの決戦では両者とも馬を降り、剣での一騎打ちを行う。
決闘はバリガンが優勢となり彼の剣の一撃はシャルルマーニュの兜を叩き割って頭蓋骨を露出させるほどの重傷を負わせる。
だがシャルルマーニュは天使の声によって励まされ力を取り戻したシャルルマーニュはついにバリガンを討ち取ることに成功した。
ちなみにバリガンはプレシューズと呼ばれる剣とマルテという穂先のみでも駿馬を押しつぶす巨大な槍を愛用していた。
最終更新:2025年10月22日 21:55