フランシス・ドレイク

【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【マスター】間桐 慎二
【真名】フランシス・ドレイク
【性別】女性
【身長・体重】162cm・55kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷B 魔力E 幸運EX 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

【固有スキル】
嵐の航海者:A+
 船と認識されるものを駆る才能。
 集団のリーダーとしての能力も必要となるため、軍略、カリスマの効果も兼ね備えた特殊スキル。

星の開拓者:EX
 人類史においてターニングポイントになった英雄に与えられる特殊スキル。
 あらゆる難航、難行が“不可能なまま”“実現可能な出来事”になる。

【宝具】
『黄金鹿と嵐の夜(ゴールデン ワイルドハント)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:20~40 最大捕捉:前方展開20船
 ライダーの奥の手にして日常とも言える宝具。
 主船・黄金の鹿(ゴールデンハインド)号を中心に、無数の小船を展開、
 圧倒的火力をもって敵を殲滅する。
 スペインの無敵艦隊を破った「火船」の逸話と、ヨーロッパ全域で伝承される
 「嵐の夜(ワイルドハント)」の逸話がミックスされた宝具。

 ワイルドハントとは暴風雨や吹雪などの嵐の化身で、猟犬や山羊、馬や
 武装した兵士、怪物などの姿で現れるとされる。
 これを率いる者は、伝説では悪魔化したアーサー王や古代の神オーディン
 最初の咎人カインなどであるとされ、そうした者たちの中でもイギリスで広く
 信じられているのがフランシス・ドレイクである。
 原則的にはその土地の荒ぶる英雄や有名人、古代の神などがワイルドハントの首領となる。
 余談ではあるが、スコットランドでは嵐の夜の長はアーサー王とされている。

【キーワード】
【無敵艦隊】
 大航海時代におけるスペイン海軍の異名。
 千トン級以上の大型艦100隻以上を主軸とし、合計6万5千人からなる英国征服艦隊。
 スペインを「太陽の沈まぬ王国」と謳わしめた無敵の艦隊である。

【航海日誌】
 世界一周を成し遂げた、ある偉大な航海者の航海日誌。
 内容はところどころかすれて読めないが、著者である船長は冒険家にして私掠船艦長、
 そして艦隊司令官であるようだ。


【人物背景】
 世界一周を成し遂げ、その収益でイギリスが大航海時代の覇者となる道を開いた人物
 また、強壮であったスペインの無敵艦隊を葬り去り、太陽の沈まぬ帝国と呼ばれたスペインを事実上瓦解させた

 享楽主義者で、善人も悪人も区別なくあつかう性格。
 とにかく派手好きで、私生活も、戦争も、嵐のように吹きすさんだあと、何も残らないような刹那的快感を良しとした。
 金銀財宝を愛しているが、彼女が愛しているのは“永遠に続く財”ではなく、“花火のように消えていく財”。

 「アタシが金貨を集めるのは嵐のように使い切るためさね!」とは本人の談。
 そういった理由で、いかに黄金好きでも“使い切れぬ財宝”を象徴する英雄王とは相容れない。
 同じ理由で永遠を定義する狐耳のキャスターとも相容れない。

 刹那的な快楽主義者であるため、果てにあるものは華やかな没落である。
 この英霊は生(人生。人間としての意義、誇り)に執着するのではなく、死(万人共通に訪れる没落)を良しとした。
 53歳の折、疫病に倒れる。死の直前、錯乱して病床で鎧を着ようとするなどの奇行が目立ったという。


【悪魔(エルドラゴ)】
 フランシス・ドレイクは世界一周を生きたままなし得た人類最初の偉人である。(一人目のマゼランは途中で死去)
 史実では男性だが、EXTRAでのドレイクは女性として現れている。

 当時、技術的にはそれなりでも国力に乏しく、まともな海外植民地も持たない二等国だったイギリス。
 彼らが世界に冠たる大英帝国として生まれ変わったきっかけは、ドレイクが成した航海からだ。
 彼女が帰還時に積載していた香料だけでも6トンはあったとされており、
 これは当時のイギリスの国家予算を遥かに超えていた。
 この財貨と世界周航で得られた詳細な地図が、世界の覇者スペインと戦いうるだけの艦隊をそろえる資金となり、
 東インド会社を設立させる基盤になった。

 ……もし世界を変える存在を定義するなら、この船は間違いなくその定義に該当する存在だろう。
 ドレイクの船、黄金の鹿号は単なる一隻の船ではなく、そういった奇跡を成しえた希望の船なのだ。
 この事もあって、エルドラゴ(フランシス・ドレイク)はイギリスの未来の王・アーサー王と同一視される事もあった。
 冥界(アヴァロン、海の彼方)から帰還し、英国に勝利を約束する存在となった為である。

 スペインの無敵艦隊との決戦時、フランシス・ドレイクは英国艦隊の副司令官として参戦。
 火船と呼ばれる特殊な戦法を用い、スペインの英国征服艦隊を上陸させることなく大敗させた。
 この事から、ドレイクはスペイン人からこう呼ばれた。悪魔(エルドラゴ)。
 「太陽の沈まぬ王国」を歴史の盟主から引きずり落とした、太陽を落とした女、と。

 ……また、あくまで創作にすぎないが、ドレイクはエリザベス女王とは何度か交友があり、
 世界一周航海の直前、顔に傷を負った為に人前に出られなくなった女王と入れ替わった―――
 などという、浪漫あふれる話もある。

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最終更新:2014年11月15日 22:40