概要
N-trainは、長岡車両製作所・ER総研と共同開発した鉄道車両の製造技術で、アルミニウム合金押し出し型材を構造材料に用いる。
特徴
初期のアルミ構体では、アルミ押し出し型材(以下、型材)製の骨組にアルミ薄板製の外板を溶接した骨組み構造を採用していた。これは鋼製の構体と同様な構造でもあった。その後外板の裏側に一体化した補強部材を持つ型材を用いたシングルスキン構造が開発され、溶接コストが削減されるとともに、車体の軽量化にも貢献した。
さらにアルミ押し出し型材を中空箱型断面にしたものがダブルスキン構体である。側面や天井面が二重構造になることから車内の騒音を軽減する効果があるとともに、箱型内部に設けられたトラス構造(斜め方向の強度部材)により車体強度や軽量化に優れる。また、車体全長サイズの型材を使うため部材の点数が減り、接合に伴うコストを削減する効果も期待できる。
工法改良により,チタニウム合金を使用されており,さらに高い強度を達つ。
型材の接合に摩擦攪拌溶接 (FSW)とレーザー溶接工法を採用した。このため従来の溶接工法に比較して接合部の歪軽減や強度改善、構体の見栄えの向上がはかられた。
製造許可会社
- ER長岡
- ER静川
- ER総研
- 荻沢電鉄鉄道事業部(旧荻沢車輌製造)
- ※荻鉄や荻鉄関連会社向けが主だが、他社向けも製造可能。
製造中
- 豊槻急行電鉄
- 快速急行専用車両
- 8両12本:[Tc][M][T][Tw(2階建て指定席)][M(平屋指定席)][T][T][Mc]
- 2連4本:[Tc][Mc](増結対応車)
- 普通専用車両
- 4両編成7本:[Tc][M][T][Mc]
- 8両編成4本:[Tc][M][T][T][M][T][T][Mc]
- ER静川
- 313系7000番台
- 8両編成4本,Tc-M-M'-M-M'-M-M'-Tc
- 4両編成4本,Tc-M-M'-Tc
- 荻沢電鉄
- 新100系(100N系)
- 交流区間専用車。4連10本。ただし前面など、荻鉄独自の技術が多用される。製造は荻鉄工場で行われる。前面は『く』の字を描く。
図
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N-Train採用例
更新ノート
- 『製造許可会社』欄の『荻沢電鉄』を『荻沢車輛製造』に修正。 -- 亀山茂則 (2010-01-24 15:24:05)
最終更新:2012年08月05日 23:33