発表について、私なりに取り組んでいることをいくつか書きます。
★全員に発表させて大丈夫な機会をたくさん作る。
教科書の詩を暗唱する、ノートに書いた自分の考えを読む、「僕はAの考えに賛成です」と自分でAかBかを決めて、全員が一人ずつ(順番でなく、自分で手を挙げて)立って言う、など、自信のない子達でも楽に出来ることをたくさんやります。 このことで、良く発表する子にも「まだ発表してない人が発表できるのが良いことなんだ」という意識が育ちます。もちろん、どうしても無理な子には、一人で言えなかったら友達と言わせるとかの方法をとります。
★指名なし音読&発表
- 手を挙げたときや立ったとき、自分だけだったら発表して良い(私が「ちょっと待って」と止めることはありますが)
- 他の人も立ったら、お互い目で相談するか、譲る
- 譲った人が次に立ったら、その人を優先する
- まだ発表していない人が立ったら、その人を優先する
ルールは、私が「もし大人だったらどうするだろう」と考えて、子どもに「こうしようね」と声をかけています。(子どもは意地っ張りなので…。)
★時々「ハンドサイン」を利用
普通、ハンドサインは学級内のルールなので、学年があがったり、子ども達が転校したりしてとまどわないように、ふだんは使っていませんが、時々「自分の考えはあるけど当てられると恥ずかしい人はグーで挙げてね」といって、子ども達の考えの把握をしたり、子ども達が手を挙げることに慣れるようにと考えています。これで「私も次は手を挙げよう」と思ってくれる子もいるようです。
この時、うっかりグーの子を当てないように気をつけます。「先生あんなこと言って、手を挙げたら当てるんだ」と子どもに思われてしまうと逆効果なので。
隣の学級では、1回発表したら1本、2回発表したら2本指を立てる(つまり、初めて発表する人はグーを挙げ、3回目を言いたい子はチョキを挙げるわけです)というのをしていました。これも「まだ発表していない人を優先する」という意識が育つので、いい方法だなと思います。
★一日一回は発表をがんばれる時間帯を設定する
全員に一回ずつ発表させようとすれば、30分はかかります。でも、うっかり時間割を「図工」「グループでの実験」「音楽」「計算練習」などと、ほとんど発表のしようがない内容で組んでしまうことがあります。そんなときに限って、子ども達は「発表をがんばろう」なんてめあてを決めてたりするので…(^o^;) 冷や汗もんです。反省。
★型を決めて言わせる
低学年だからというのもありますが、「私は○○だと思います。わけは○○だからです。」のように型が決まっていると言いやすいようです。また、長々と喋る子の防止にもなります。それで、例えば「『○○や○○は○○の仲間です』のように仲間の言葉を見つけて言いましょう」と投げかけてから言わせます。感想文を書いたりする時にもひな型を使うことがあります。
先日、研究発表会がありました。子ども達は「緊張した」と言っていましたが、いつもの感じに素直に発言できたと思います。座ったまま喋って「立って発表して」と私に注意を受けたり、「先生、まだ言いたい!」なんて手を挙げていましたから。内容はまだまだですが、校内研修の時の静けさに比べると、成長したなぁと感じました。
まだ全員の自発的発表にはほど遠いですが、発表がんばりカードも作って、やってみようと思っています。
(初稿2000年11月11日)
最終更新:2010年01月16日 17:43