関係メディア等の対応・反応

関係メディア、業界人の対応・反応


だいぶ時間が経ちましたが、めぼしいものをまとめておきます。
(作成中)

「星ナビ」(アストロアーツ)


「天文ガイド」


「CAPA」


奄美の情報誌「ホライゾン」



上坂浩光氏


2009年10月1日付ブログより。


名前も書きたくないくらい腹が立つな~
星ナビ表紙事件のことです。

アストロアーツのサイトで謝罪文を公表していた...
それで終わりか?って感じ。なぜ逮捕されないんだろう。

今回の事件は、偽造とかそういうこと以前に、『人の物を盗んだ』ってことに一番の問題点がある。なぜ、人の
物を盗んだのに、罰せられないのだろう。

盗用しても「ごめんなさい」と謝れば済む社会なのか?
著作物への意識がとても低いと言わざるを得ない。コンテンツ文化が育たないのもあたりまえだ。

「これだからデジタル処理は...」的な意見も気になる。

今回の事件で、「ほらみろ、デジタル画像処理をしている奴らって信用ならないだろっ?」って風潮になるのが
恐い。大変迷惑な話で、これは本末転倒もいいところだ。デジタル処理という技術には何も悪いところはないん
だから。

...こういうことをした人がいたってことに非常にガッカリしている。
なんだか、気持ちが暗くなる事件だ。

古庄歩氏


2009年10月14日付ブログより。


画像盗用事件に関して

 今回の事件は、自分も星ナビのライターのひとりであり、デジタル天体写真の普及に努めている身なので
非常に残念でなりません。また、デジタル天体写真の信用が大きく失墜することになってしまったことに憤
りを感じるものでもあります。
 私自身は彼とは天文ガイド編集部で数度会ったのみですので、彼(の人格)について言及することは避けて
おきますが、ここまできてしまった以上、今後彼がどのような態度を取ろうとも、天文誌上で彼の作品を見
ることはないでしょう。
 また、私の知る限りでは両天文誌にプロ登録なるシステムはありません。

 デジタル天体写真が盗作や捏造されているのかを特定するのは実際問題難しいです。巧妙にやられたら注
意深く見ても判断できないでしょう。たとえば、L画像だけは自分で撮って、RGB画像は他人の画像から拝借
すればまずわかりません。
 このような盗作は明らかに論外ですが、では自身の撮影画像による処理はどこまでがOKなのか。別の日、
別の場所で撮った画像を合成するのはいいのかってことになります。
 その作品を見た人が思うこと、たとえば“あの観測地でこんなに写るの?”、“あの光学系ってこんなに星
がシャープ?”、“あのカメラってここまでS/Nいいのか?”、などといっ た懐疑的な感想に対し、必要十分な
説明がされているかどうかだと思います。記述をしているのであれば二カ所の別々の撮影地で撮影した同対
象をコンポジットしても私はかまわないと思っています。もちろん、だめだという人もいるでしょう。恒星
マスクもNG、人工衛星の軌跡をスタンプツールで消すのすらNG、という人もいるかもしれません。

 編集部とのやりとりでは、今回の事件をきっかけとして「デジタル天体写真の在り方」について誌面で考
える企画が出ています。今後、ある程度のガイドラインを決める必要が出てきました。遅くないうちにその
ようなガイドラインを星ナビ誌上で作っていくことをお約束します。

 ただ、全員が納得できるガイドラインなどないのも事実で、最後は「応募者の良心」に委ねることにな
ります。今までも99.99%の応募者が良心を持っていたと思っていますが、今後は、処理の手法や原版など
の提出を求められることもあるという事態になってしまったことはとても残念なことです。
 もっとも普通に撮影して普通に画像処理している分には全く問題ありません(あたりまえですが)ので、今
後も天体写真を今までどおり楽しんでいきたいと思っています。

大沼崇氏


2009年10月26日付ブログより。


宮城氏自身の反省は十分とは言えない状況にあります。

相変わらずアストロアーツさんとの約束は履行されていません。完全とは言い難い状況。キャパやデジタル
カメラマガジンの問題は、彼には上京時(一週間以上前)に指摘したにも関わらず、再びネット住民さんの
動きに遅れを取ってしまいました。

また宮城氏が連絡を既に取っている、もしくは連絡をした会社へも、盗作にも関わらず「問題ありません」と
虚偽の報告を行っています。

天文雑誌の編集部や望遠鏡メーカーでは決してないが、彼の「問題ない」という報告に対し、それ以上の
追求を行わないところが何社かあります。面倒なことには巻き込まれたくないのでしょう。

これは私は仕方がないと考えています。盗作の疑いがあれば追求するのが本当なのですが、日々の仕事が忙
しくそんなことに巻き込まれたくは無いと考えているのだと思います。彼らは天文で普段飯を食っているわ
けではないですから、今更ブームの去った日食写真の盗作さわぎに巻き込まれたくないのが正直なところな
のでしょう(私自身は見過ごす姿勢は良くないと考えていますが)。

彼自身が今回の盗作に関して本当に反省することはあるのでしょうか。

これは無いでしょう。無理だと思います。正確に自分自身が何をしでかしてどういう影響が出ているのか認
識はできないでしょう。認識できないということは反省もできないということです。

現在、天文関係でこの問題を背負い込んだ各社は、必死でこの問題に対する作業を行っています。暖簾に腕
押し状態の宮城氏を相手にです。どれだけ大変なことか。


最後に今回の盗作と合成写真に関して、彼はごちゃ混ぜにしています(攪乱作戦なのでしょうか)。

彼の合成写真は、一発撮りですと主張したのが問題です。合成写真自体は合成と明示してあれば問題はあり
ません。彼の合成写真は日食の連続写真のように時間的な経過と天球上での太陽の移動がおかしいものがあ
り、科学的には無価値、教育的には無価値のものが多いですが、審美的には合成した元画像が盗作でなけれ
ば、合成写真の明示があれば問題のないものもあります。

盗作写真に関しても合成CGだと主張したり、盗用でしたと認めたり、また相手により、同じ写真でも盗用を
認めたり、合成CGだと言い張ったりと使い分けをしています。

まだなんとかごまかしができるとでも思っているようです。

現状どうなっているか認識できていないのが、こうした対応を見ても分かります。

弊社としては、連絡の付かない宮城氏をブログを使い引っ張り出し、私の関係するところにはつないだので、
とりあえずは一段落したといったところです。

私自身は彼自身が本当に反省する日が来て、他の世界で一から地道に人生を組み立てて行くことを願うばか
りです。


高槻幸弘氏


宮城氏(当時は「下地隆史」名義)を取り上げた当時の「天文ガイド」編集長。
現在は定年退職し、赤道儀等の開発・販売会社((株)SB工房)を経営。

2015年9月5日のブログコメントでこの事件に言及。


2チャンネルについては、ポータブル赤道儀のところは1~2カ月に1回程度は参考のためにのぞくようにして
います。
それで、先ほどのぞいてみたら下地さんという人の日食写真の盗作について書かれていて「Taも同罪」(Ta
は私の編集者時代の執筆のイニシャルです)みたいなことが書かれていました(笑)
私が誠文堂新光社さんを退職して2~3年後のことでした。天文を忘れてのんびりしていたので『天文ガイド』
さんは読んでいないで、毎号贈呈していただいている『星ナビ』さんの表紙が皆既日食だったので、どこか
で 皆既日食があったことを知りました。この写真が盗作だったのですね。それを知ったのは新聞記事にな
った半年後くらいでした。とても悲しいニュースでした。
皆既日食の写真にはバックに恒星が写っていて、それを印刷所が製版フィルムの汚れと思って消してしま
うので、校閲の時に星図とにらめっこしなから「これは汚れ、これは星」と指定するので、撮影時間が少
しでも違えばわかると思うのですが、月刊誌は〆切で時間がなかったのかもしれませんね。誠文堂新光社さ
んの場合は『天文年鑑』の表紙になったらしいですが、雑誌と書籍は部門が違い書籍担当は専門性が低いの
でチェックが甘かったのかもしれません。
……こう書いてもネットの住人という人達は「騒げば楽しいのだから“OBのTaも悪い”と言い出すよ」と友
人 が言っていましたが…(笑)
年齢詐称やペンネーム(写名とも言う)については、そういう人はけっこう多かったです。一般の写真雑誌
の投稿作品も同様のようです。
写真の応募用紙に実際の年齢と異なる記載をするのは、テレがあるのか お年寄りや女性に多く、女性の常連
入選者で20歳もサバを読んでいた人もいましたっけ(笑)
ペンネームについては「作家」を自己意識することで、作品作りのモチベーションになるなら、ウソの名前
の投稿と批判することでもないと思います。個人的には、天体写真は科学写真の一種と思うので、撮影者の
データも本当のことを記すべきとは思っています。しかし、応募用紙に運転免許やパスポートのコピーを添
付せよとするわけにも行きませんよね。 
最終更新:2019年09月17日 00:51
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