登録番号: ILP-004
危険度:usually
対策プログラム:ILP-004が発生する◼️◼️島には民間人を近寄らせないで下さい。ILP-004-1を殺害、又は実験する場合は必ずAクラス職員に許可を取って下さい。
説明:ILP-004は◼️◼️島◼️◼️廃村に毎日17時、公園に出現するいかなる手段を使っても破壊出来ない時計塔です。17時30分になった時、特性が発生します。その時間になった直後、何処からともなく30体のILP-004-1人型実体群が出現します。ILP-004-1人型実体群は、時計塔の周りで、時計塔の針が19時までメンコやだるまさんが転んだ等の昔遊びをし、19時になった直後、その場から消滅します。ILP-004-1人型実体群が遊んでいる時に、時計塔に人(今後はILP-004-2と呼ぶ)が近付いた場合、ILP-004-2は自身もILP-004-1人型実体群の仲間だと錯覚し、ILP-004-1人型実体群と一緒に19時になるまで遊びます。19時になった時、ILP-004-2はILP-004-1人型実体群と同様にその場から消滅します。ILP-004-1人型実体群は次の日の17時30分が来た場合、出現しますがILP-004-2は出現します。ILP-004-2がILP-004-1人型実体群と共に遊んでいる時、ILP-004-1人型実体群の一体でも殺害した場合、ILP-004-1人型実体群は消滅し、ILP-004-2は正気を取り戻します。(殺害されたILP-004-1人型実体は次の日、なんの問題も無しに、出現します。以下は正気を取り戻したILP-004-2のインタビューです。
インタビュー記録:インタビュー者:◼️◼️博士
◼️◼️博士「まず、貴方はILP-004-1人型実体群と遊んでいる時、どう感じましたか?」
ILP-004-2「なんて言うのかな、ほら、大人になると子供の時の友達と一緒に遊んでる時の幸福ってのはなかなか感じないだろ?だけどILP-004-1人型実体群と接触した時は違った、俺はあいつらの仲間じゃない、分かってはいたが、俺の童心があいつらを求めた。あの時はとても良かった、本当の幸福を、また味わえたんだ。」
◼️◼️博士「そうですか、それは良かったですね(ILP-004-2の激しく興奮した様子を見て、インタビューを中断する。)」
インタビュー記録はここで終了です。
◼️◼️博士「そうですか、それは良かったですね(ILP-004-2の激しく興奮した様子を見て、インタビューを中断する。)」
インタビュー記録はここで終了です。
補遺:ILP-004が発見された廃村は、一年前には人口500人の村でしたが、ILP-004が発見された日には、全員の村人が居ませんでした。